わたしの癒しTime。

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サザンの80年代アルバム☆

2019-01-19 10:01:53 | 映画&音楽&本

元旦のNHK『クローズアップ! サザン 新春スペシャル』を録画していたのを先日観たのだけど、これ、とてもとても良かったです。

NHKさまのクッキリ美しい映像で、スタジオライブの臨場感がよく伝わりましたが、生で観た方々は最高だったと思う。羨ましい~~。この映像は長期保存しなくては☆ 録画用ブルーレイディスクを注文したけど、上手くできるかしら。。(うちは全員、機械オンチ)

長いこと聴いてなかった曲も、ライブだと新鮮に感じる。 いかにもサザンらしい〝夏!海! 〟な選曲だったけど、中には懐かしの〝エロ曲〟も。『女呼んでブギ』(1978年)って知ってる?? これをNHKで歌えるなんて。。NHKさまも丸くなったわね。

桑田さんらしい心地よいメロディーラインに、意味不明でどスケベな詞。 初期サザンの特徴が凝縮された曲です。私は初期のサザンは少し苦手。。(スミマセンねぇ) ライブでは、この後『いとしのエリー』(1979年)、『YOU』(1990年)と続いたのだけど、『女呼んでブギ』と『YOU』が同じバンドの曲だなんて思えない。。


昨年の終わり頃、とても散財してしまった私なのですが、その多くはサザンオールスターズのアルバムだったのでございます。

今はクイーンにもハマってるけど、それ以上に「サザン復活!」なのです。

というわけで、今日はサザンの主に80年代のアルバムのお気に入り曲をご紹介します♪


ちょうど1年ほど前の記事で、私は「サザンの全盛期は80年代前半~半ば」と言っていますが、その頃に出たアルバムを聴くと、今も続くサザンオールスターズの偉大さが、よく理解できると思うのです。

デビュー当時から数年のサザンは名曲もあるのだけど、何だか猥雑(わいざつ)でどスケベで桑田さんの歌い方も野卑な感じ(失礼しました)だし、『チャコの海岸物語』(1982年)は意味不明なパフォーマンスで桑田さんが何言ってるのか分かんないし。。。と、私の印象はあまり芳しくありませんでした。

それが、80年代に入ってしばらくすると、いきなりガラッと変化したわけ。「夏、海、都会的、洗練」を感じるバンドになったのですね。デビュー当時との共通点は「どスケベ」なことだけ。

私は子どもの頃から〝垢抜けていて、お洒落☆〟な世界に憧れる傾向がありました。なので、この時代のサザンが最も好き。


余談だけど、桑田佳祐さんの歌唱力について。桑田さんって歌の上手さについては、世間では過小評価されてるのかな~~と思います。私は彼を「日本屈指の歌唱力の持ち主」だと思ってるけど。音程は全然ハズれないし、表現力も高いしね。還暦過ぎてもキーを下げずに歌えるし。(世間の名歌手の皆さまは、年齢を重ねるほどに〝世界遺産〟と化している)

それに、サザンはメンバーが全員、魅力的だよね。 この前のライブを観て思った。


では、私が購入したアルバムと、その中の特に好きな曲をご紹介します♪  (私が購入したのは全て2008年リマスタリング盤です。このジャケットは紙製だった。。ま、いいけど)


*NUDE MAN(1982年)

イキナリこんなジャケットを出して申し訳ありません。。。 

このジャケットを子どもの頃に見た私は「やっぱりサザンは変」と感じたのだけど、このアルバムは初期サザンと中期サザンのちょうど狭間のような作品だったと思います。ジャケットが少々イカれていようとも、内容はとても良い☆ 名曲がチラホラ入っています。

*夏をあきらめて
*匂艶(にじいろ) THE NIGHT CLUB
*女流詩人の哀歌

『匂艶THE NIGHT CLUB』『女流詩人の哀歌』はダークな雰囲気が好きだった。『女流詩人の哀歌』は『すいか』(1989年)で聴いたのかな~~??(『すいか』はベストアルバム。当時はカセットにダビングしたものを聴いていた)
他にも有名な「Oh! クラウディア」などが入っています。これ、「いとしのエリー」に似てない?


*綺麗(1983年)

『NUDE MAN』と比べると、なんて〝綺麗(きれい)〟なジャケット。。

が、この麗しのフラワーの裏には、多分『旅姿六人衆』をイメージしたと思われるメンバーの不思議な写真があった。実に変である。

このアルバムからサザンはガラッと変化しました。曲調がものすごく垢抜けて〝綺麗〟になり、桑田氏のボーカルも洗練され、アレンジが〝80年代風〟に。前作よりも一段と纏まった感じです。

*そんなヒロシに騙されて
*NEVER FALL IN LOVE AGAIN
*サラ・ジェーン
*EMANON
*旅姿六人衆

『NEVER FALL IN LOVE AGAIN』は、とても好きな曲です。 毎年9月になると思い出すの。しっとりした失恋ソングで、しみじみと聴いてしまいます。この曲は私のサザン名曲ベスト10に入るかもしれない。
このアルバムを〝綺麗〟なイメージにしているのは、フラワー柄のジャケットと『EMANON』だと思う。この曲、昔は「なんて退屈な曲かしら」と思ってたけど(失礼)。
『旅姿六人衆』は名曲☆ お好きな方も多いでしょう。今は5人になっちゃったけど。。


*人気者で行こう(1984年)

『人気者で行こう』は、私が最も好きなサザンのアルバムです☆ これをベストに推す方は多いと思う。このジャケットもね、子どもの頃に格好良いと思ってた。今でも好き。笠(?)とゴールドの〝へのへのもへじ〟がねぇ。。意味は分からないけど。

とにかく、このアルバムは完璧。 「サザンの偉大さ☆」がよく分かる内容です。最初から最後まで、曲順も含め、とても良い。これと次作『KAMAKURA』は最高だと思う。まさにサザンの全盛期。

90年代以降も、もちろん良いんだけど、楽曲の質というか深みというか飽きがこないというか、とにかく80年代は「桑田さんの才能爆発☆」という感じなのです。硬質で洗練されている気がする。

*よどみ萎え、枯れて舞え
*ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)
*女のカッパ
*Dear John

『ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)』の詞は、女の子には耳が痛い内容です。私が若い頃、時々この曲が頭の中に流れて戒めて(?)くれた。この曲は私のサザンの名曲ベスト10に必ず入る。
名アルバムのラストに相応しい優雅な曲『Dear John』。この「John」がジョン・レノンだということに気づいたのは、ほんの数年前。。。(ばか~~)


*KAMAKURA(1985年)

サザンのオリジナル・アルバムでは唯一の2枚組。(でしょ?) これをサザン史上最高のアルバムと評する方は多いと思います。私ももちろん好きだけど、『人気者で行こう』の方が好き。。

*追加・・・2枚組アルバムは『キラーストリート』(2005年)もでした。。失礼しました。私も買ったけどなぁ。記憶が。。

このジャケット、80年代な感じでお洒落だよね☆ 紙の質感も変わってるの、和紙みたいな。。こだわってますね。音楽的にもデジタル色が強く、やたらと〝テクノしてる〟感じ。前作までのAOR風(?)なイメージとは違うかな~~?

*メロディ(Melody)
*Bye Bye My Love(U are the one)
*Long-haired Lady

『メロディ(Melody)』と『Bye Bye My Love(U are the one)』は〝神 〟曲ですね。この2曲だけで桑田さんの偉大さがよく分かります。90年代サザンとは異なる独特の雰囲気がある曲。
『Long-haired Lady』みたいな洒落た気怠い曲は、意外に好きみたい、私。


。。と順番に並べると、80年代サザンのアルバムは、実に素晴らしい。 (拍手しまくり) 90年代アルバムより、微かに重厚感がある気がする。それに、やっぱり硬質で都会的な感じがする。

90年代サザンはオシャレだけど、情緒的で切ないイメージ。

『Southern All Stars』(1990年)は、私が個人的に最も完璧と思っているアルバム(上に書いた『YOU』も入っています)で、『KAMAKURA』の次に入手しようと考えていたのですが、世間で評価が高い『世に万葉の花が咲くなり』を先に買いまちた。


*世に万葉の花が咲くなり(1992年)

このアルバムから、完全に90年代サザンになった感じ。それに、小林武史さんが関わっているせいか、90年代のミスチルっぽい感じ。「都会的で垢抜けた」イメージはほぼなくなった感じ。。

*慕情
*涙のキッス
*IF I EVER HEAR YOU KNOCKING ON MY DOOR

『慕情』はサザン屈指の名バラード☆ お好きな方は多いはず。この曲を聴くと、同時に映画『慕情』(1955年アメリカ)を思い出します。。このアルバムが出た頃に映画も鑑賞したため。これも私のサザンの名曲ベスト10に入りますね、多分。
『涙のキッス』って頭で思い浮かべてる時は、「もう聴き飽きちゃった」と思うけど(スミマセンスミマセン)、実際に聴くと、やっぱり良いよね~~☆
『IF I EVER HEAR YOU KNOCKING ON MY DOOR』はレトロで懐かしい感じの曲調で安心する。。 (私がいかにも好きそうな曲)

あ、これも余談だけど、私は以前は『Southern All Stars』以降のオリジナル・アルバム(『稲村ジェーン』も含む)はすべて持っていました。今はほとんどを手放しちゃったので(モノが古くなったから)、気に入ったものだけ再入手しようかと。


今回は少し長くなっちゃいましたね。

今の閉塞感溢れる(安い)時代と比べると、80年代はキラキラです。

平成の次の時代が、昭和の終わり頃のように輝くことを祈って。

 



世に万葉の花が咲くなり(リマスタリング盤) Original recording
クリエーター情報なし
ビクターエンタテインメント
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