今夜も長野は涼しい風が吹き、
秋の虫の音が聞こえます。

吹き抜け手すり親柱の加工途中の写真です。
相欠きにして納めるので、溝が掘られています。
図面を描くのは簡単だけど、実際に作る大工さんは
大変だとつくづく感じます。
なので我々設計士は少しでも、職人さんに分かり易く、
無駄が無い様に、正確に絵を描くのが使命だと思います。
自分の中では設計士も職人の一種だと思っています。
でも、いろんなことを検討したつもりでも、実際の現場では
納まりが違ってくることは多々あります。
材料、作り方、止め方、メンテナンス、止水のこと、
いろいろな人達の経験や勘、バランス、デザイン等が融合して
ひとつの解が生み出されていくのは、それはそれで
醍醐味のひとつでもあり、そういう経験をひとつづつ
増やしていくことで、自分の引き出しの数も増えていく。
現場で職人さんと納まりについて話しをするのは
とても好きなことです。

秋の虫の音が聞こえます。

吹き抜け手すり親柱の加工途中の写真です。
相欠きにして納めるので、溝が掘られています。
図面を描くのは簡単だけど、実際に作る大工さんは
大変だとつくづく感じます。
なので我々設計士は少しでも、職人さんに分かり易く、
無駄が無い様に、正確に絵を描くのが使命だと思います。
自分の中では設計士も職人の一種だと思っています。
でも、いろんなことを検討したつもりでも、実際の現場では
納まりが違ってくることは多々あります。
材料、作り方、止め方、メンテナンス、止水のこと、
いろいろな人達の経験や勘、バランス、デザイン等が融合して
ひとつの解が生み出されていくのは、それはそれで
醍醐味のひとつでもあり、そういう経験をひとつづつ
増やしていくことで、自分の引き出しの数も増えていく。
現場で職人さんと納まりについて話しをするのは
とても好きなことです。


ダイニングのテレビは、台の奥行きが小さいので
壁掛けテレビでないといけないことが家族の指摘で発覚しました。
大工さんに話して、急遽下地に合板を入れていただきました。
打ち合わせでは、プラスターボードの代わりに合板を
張ってもらうことにしていたのですが、仕上げ材に合板のアクが
出てしまうことを、懸念して、ボードの下に合板下地を実際には
入れていただきました。こういう細かな配慮が助かります。
電気の配線や棚の高さもそうでしたが、
ぎりぎりのところで、気づくことや判断することが多々あります。
設計段階で入念に検討していたはずなのですが
やはり、職人さんと現場で話したり、現場が進行して、
それを見たりしないと決められないことが少なくないです。
現場が命だとつくづく感じます。
かと言って、設計段階での検討が無駄ということではなくて
十分検討した上で、現場に即した調整が必要ということだと思います。


壁掛けテレビでないといけないことが家族の指摘で発覚しました。
大工さんに話して、急遽下地に合板を入れていただきました。
打ち合わせでは、プラスターボードの代わりに合板を
張ってもらうことにしていたのですが、仕上げ材に合板のアクが
出てしまうことを、懸念して、ボードの下に合板下地を実際には
入れていただきました。こういう細かな配慮が助かります。
電気の配線や棚の高さもそうでしたが、
ぎりぎりのところで、気づくことや判断することが多々あります。
設計段階で入念に検討していたはずなのですが
やはり、職人さんと現場で話したり、現場が進行して、
それを見たりしないと決められないことが少なくないです。
現場が命だとつくづく感じます。
かと言って、設計段階での検討が無駄ということではなくて
十分検討した上で、現場に即した調整が必要ということだと思います。



りゃんこ張りの拡大写真をアップします。
ひとつ起きに板の継ぎ目が揃っているのが分かります。

天井の長さはトータルで5.3mあります。
それに対して、板の長さは3mです。
1列は、1.15m+3.0m+1.15m=5.3m
次の1列は、1.5m+2.3+1.5m=5.3mとします。
これを交互に繰り返すわけですが
この場合、1.5mは3mのちょうど半分。
1.15*2=2.3mで、3m-2.3m=0.7m
よって0.7mの板がたくさんあまることになるのですが、
その分は1階の端部に利用することで、無駄がなくなる
計算にしています。このように板割りを事前に
検討することで、無駄になる板を減らします。

ひとつ起きに板の継ぎ目が揃っているのが分かります。

天井の長さはトータルで5.3mあります。
それに対して、板の長さは3mです。
1列は、1.15m+3.0m+1.15m=5.3m
次の1列は、1.5m+2.3+1.5m=5.3mとします。
これを交互に繰り返すわけですが
この場合、1.5mは3mのちょうど半分。
1.15*2=2.3mで、3m-2.3m=0.7m
よって0.7mの板がたくさんあまることになるのですが、
その分は1階の端部に利用することで、無駄がなくなる
計算にしています。このように板割りを事前に
検討することで、無駄になる板を減らします。



ハーフユニットバスの板張りがほぼ完了しました。
コーナー部で隙間が出来ない様に大工さん、何回もカンナを
かけ直して仕上げていただきました。
仕上げ板は、サワラ板です。
こちらも、木曽ののむら木材さんの製品です。サワラの香りがして今からお風呂に入るのが楽しみです。

ハーフユニットバスはTOTOかINAXしか既製品では物がありません。
デザインで行くと、ほとんどの方がTOTOを選択するのだと思うのですが、
この製品ももう少し改良の余地がありそうです。メーカーの方が
このブログを見ているかどうかは分かりませんが。。
勝手に述べさせていただくと。
・以前にも書きましたが、浴槽の断熱性能を上げる。(魔法瓶タイプの設定)
・水返しの立ち上げ部分をもう少し上げる
(シャワーで浴槽を洗う時に板に水がかからない程度まで。)
・ドア横のビスの位置をコーキングで隠れるところまで下げる。(写真の部分)

・FRPの他にアクリルタイプのグレードを設ける。
・足の長さが短いので、住宅の1階にバリアフリーで設置する想定を視野に入れて
長い足のタイプをオプションで用意する。
・施工を他のユニットバスと同じ様にメーカーサイドの工事店で行える様にする。
・etc・・・
上記の改善でハーフユニットバスの使用者がもっと増えるのでは
ないか、と感じます。

コーナー部で隙間が出来ない様に大工さん、何回もカンナを
かけ直して仕上げていただきました。
仕上げ板は、サワラ板です。
こちらも、木曽ののむら木材さんの製品です。サワラの香りがして今からお風呂に入るのが楽しみです。


ハーフユニットバスはTOTOかINAXしか既製品では物がありません。
デザインで行くと、ほとんどの方がTOTOを選択するのだと思うのですが、
この製品ももう少し改良の余地がありそうです。メーカーの方が
このブログを見ているかどうかは分かりませんが。。
勝手に述べさせていただくと。
・以前にも書きましたが、浴槽の断熱性能を上げる。(魔法瓶タイプの設定)
・水返しの立ち上げ部分をもう少し上げる
(シャワーで浴槽を洗う時に板に水がかからない程度まで。)
・ドア横のビスの位置をコーキングで隠れるところまで下げる。(写真の部分)

・FRPの他にアクリルタイプのグレードを設ける。
・足の長さが短いので、住宅の1階にバリアフリーで設置する想定を視野に入れて
長い足のタイプをオプションで用意する。
・施工を他のユニットバスと同じ様にメーカーサイドの工事店で行える様にする。
・etc・・・
上記の改善でハーフユニットバスの使用者がもっと増えるのでは
ないか、と感じます。


