来年3月実施予定の容器包装プラスチックのリサイクルに向け、より具体的な手法を議論していた専門委員会から、環境審議会にまとめが報告された。環境審議会でも熱い議論が交わされた。
リサイクル実施の方向性が確実になってから、環境審議会、専門委員会立上、具体的な手法議論と、とにかくすべてが時間的な余裕がない中での取り組みである。それは誰もが認めるところである。そのような状況下、モデル収集なしの全区展開の容リプラ分別回収スタート時期を、サーマル本格実施と同時にしてくれた決断を私たちは大いに歓迎している。問題山積、多少の苦難はあれぞ、何とか行政・区民との協働で乗り越えなければ~と、区民ボランティアへの意気込みもあちこちから声が上がっている。
詳細は江東区HP
■環境審議会専門委員会(リサイクル品目の拡大等について)
http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/kankyo/7269/27414.html
●専門委員会のまとめは、「指定袋制度の導入」を除けば、概ね妥当な内容であった。(細かな言い回しはあれこれあるが~)
そもそも、指定袋制度やごみ有料化の先鋒 山谷修作氏が専門委員会の委員長だから心配はしていたが、まさに最後の専門委員会でそれまで議論されていた(案)が突如「指定袋制度」導入へと書き替えられたのである。まとめの抜粋部分は下記にあり。もちろん指定袋のメリットは十分理解はできるが、デメリットも大きすぎる。ましてや今回は審議があまりにも拙速で、専門委員会の中でも意見が二分していた。副委員長は、指定袋制度導入に関しては今後の検討課題とし、今回のまとめに導入することに反対する意見書を2度にわたり提出している。
●環境審議会の中でも透明な袋の意義は認めつつも「指定袋制度」導入に関して時期尚早など様々な意見が出された。(~別ページに)結局は環境審議会会長一任ということで、専門委員会のまとめに審議会での意見を付記するということになった。
●今後、10/30江東区長への提出、10/31区議会区民環境委員会への報告、その後、区の方針を決定となる。
●メリットもデメリットも十分にわかるので、十分な議論の上ではどちらに決まっても致し方がないという気もしないでもないが、やはり時間をかけて区民参加で十分な議論をすべきことだと思う。
●「指定袋」にすれば全てが解決するわけでは決してない。一つの有効な方策であるとしても、それをいかに運用するかで成否は大きく左右される。メリットデメリットは別ページに~
●今日の専門委員会メンバーの発言を聞いていて、山谷氏はもちろん、みんな自分たちが付託された「プラスチックのリサイクル」をいかにうまく成功させるか、そのための方策をしっかりとそれぞれ考えて出した意見ということで、聞いていて気持ちがよかった。23区に先駆けて、江東区は江東区らしく、うまく成功させるのは~と熱い思いは伝わってきた。
●指定袋制度導入になるか否かで足踏みをしているわけにもいかないだろう。今後のシステムづくり、区民への周知など問題は山積である。
●しかし、あの山谷氏の「指定袋」の優位性を述べる情熱はすばらしいものだ。あれほど「指定袋」ありきの大熱弁を聞くと、大多数の人はそれもありだな~と思ってしまう。とにかく、きれいに集めるには「透明の指定袋」でなければダメなのである。「中身が見える透明又は半透明」だけではダメなのです。東京23区はごみの推奨袋も廃止になって、指定袋にしないなど~ダメなのです。あんなレジ袋だしを認めている現状など基礎的自治体として、ダメなのです。もう~ダメなのですの連発。とにかく、何が何でも「透明の指定袋」でなければダメなのです。
●専門委員会最終日に、意見は二分するも「指定袋制度の導入」と決定
元の(案)から、削除された部分は二重取消線、赤字は加筆部分
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