
小金井市の難再生古紙拠点回収ボックス
古紙ネットのMLで、「小金井市は、禁忌品としていた古紙も回収している」という話を聞いたので、さっそく小金井市のホームページをみてみた。同じ東京といえども多摩地域のごみや資源に関してはほとんど知らないことばかり~
小金井市といえば、毎年環境省が発表する3Rの取組のベスト3の、1人1日当たりのごみ排出量(人口10万人以上50万人未満)で、ここのところいつもトップの座を占めている。平成27年度も626g/人日(全国939g/人日)で堂々の全国1位である。
それもこれも、自前のごみ焼却場の閉鎖から「ごみ非常事態宣言」、近隣自治体でのごみ焼却委託、あげく、焼却委託に絡む失言(?)による市長の引責辞任などもあって、ごみ減量施策よりも他の話題に事欠かなかった時期もあり、、、
関東地域でも、古紙再生の妨げとなる「禁忌品」といわれる紙コップや紙皿など防水加工された紙や感熱紙などもOKとして、「雑がみ」や「ミックスペーパー」と一緒に集めて、難再生古紙を資源化処理できる施設に流している自治体も増えてきているが、、、
小金井市の場合は、「難再生古紙」専用のボックスを設けての拠点回収・資源化なので、従来の「古紙」の資源化ルートは存続ということで、、より一層の資源化を図る取組といえるのではあるが、、、各自治体のいろんな事情もあり、ごみ減量施策の本気度も大きく異なると、いまさらながらにおもうこと多し~
また、製紙メーカーの受入体制もさまざまなので、、、地域地域の実情にあった処理体制を構築していくしかないのだろうが、、古紙の禁忌品も処理可能ということを売りとする処理施設も、環境負荷をトータルで考えるとどうなんだか、、、、以前、三栄レギュレーター東京工場(川崎市)や鶴見製紙(川口市)の工場見学をしたことがあるが、機密文書もダンボールごとなんでもOKの裏側にある、あの異物を除去したあとトロンメルという機械の口からでてくるごみを思い出すと、、、自治体の可燃ごみ量は若干の削減にはなれど、結局は、製紙メーカーではそれら取り除いた異物の処理、製紙スラッジは焼却などするわけだしと、、、
更新日:2016年12月1日
これまで、リサイクルが困難なために燃やすごみとして収集し、焼却処理をしていた紙コップや紙皿など防水加工された紙や感熱紙などの「難再生古紙」の拠点回収を市内11か所で実施しています。回収した「難再生古紙」は資源化されますので、燃やすごみの減量・資源の有効利用につながります。ぜひ、ご利用ください。
難再生古紙とは
防水加工された紙や感熱紙など、これまでリサイクルが困難なために燃やすごみとして排出していた古紙類を「難再生古紙」といいます。
投入の際の注意
- 「難再生古紙」専用の拠点回収ボックスになりますので、ざつがみ、雑誌・本、新聞、段ボール、紙パック(内側が白いもの)、シュレッダー紙など通常の古紙はボックスには投入しないでください。
- 個人情報が記載されたものは、その部分を切り取ったり、黒く塗りつぶしたりするなどの対策を行ってから投入してください。
難再生古紙リサイクルの流れ
拠点回収にて回収された「難再生古紙」は、難再生古紙を資源化処理できる施設にて、トイレットペーパーなどにリサイクルされます。
参考
小金井市「清掃事業の概要 平成28年度(平成27年度版)」