東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

「2019NEW環境展」に行ってきた~(今年は3月開催)

2019年03月12日 19時48分31秒 | ごみ全般/環境政策

2019NEW環境展」ホームページから

 

毎年5月に開催されている環境展、
今年は、オリンピック絡みの影響で3月開催とのこと~

2019NEW環境展」 2019年3月12日(火)~15日(金) 東京ビッグサイト
2020年は、東京開催はないようだ、、、

先ずは、入口で、「月間廃棄物」のご自由にお持ちくださいをGet
 ・2019年3月号〈特集〉プラスチックごみ問題最前線
 ・2018年11月号目次〈特集〉処理困難物をどう扱う?
 ・2018年8月号目次〈特集〉これからの清掃工場

 

今日は目的のブースだけを回ってきた~

「A214JFE環境

2019年4月から、東京臨海リサイクルパワー(TRP)がJFE環境と合併となるので、今一度JFE環境の事業内容をチェックしておこうと行ってみたら、なんと、しっかりとTRPの事業案内も一緒に展示していた~

4月1日から、JFE環境とTRPの合併で、会社名は「J&T環境株式会社」となる~

JFE環境、食品リサイクル(バイオガス)もやっているのだ、、蛍光管や乾電池のリサイクルも、



「H421中央電気工業

関東近県の溶融炉など、気になっていつもチェックしているのだが、、、この中央電気工業も首都圏の自治体の廃棄物焼却灰の溶融処理をおこなっている。2018年5月には、「3炉体制(年間処理能力10万トン超)に拡大」というニュースもあった。昨年のとことん討論会で、八王子市の清掃事業体制についていろいろ調べていたら、埋立ごみゼロということで、不燃ごみ処理残渣をこの中央電気工業に処理委託していた、、、

そして、23区清掃一組の2019年度の新しい事業として、「飛灰等の資源化」で、徐冷スラグとして活用となっていたので、先ずは、委託先には近場の中央電気工業鹿島工場が最有力かなと、、、、、、

とりあえず、ブースでいろんな説明を受けてきた~

これまで大きな事故は起きていないといわれていたが~
23区の場合、自前の灰溶融処理体制の見直しで、5施設を休止した。また飛灰溶融は止めて主灰の単独溶融に変更をしたので、、、それでもって、いまさら、飛灰の溶融を外注委託となるのだから、複雑な心境というか、いろいろ思うところ多し、、、

左側が徐冷スラグ、右側は自然の砕石
おもったよりも大きなものだった、

新日本電工は親会社とか、中央電気工業の溶融処理後の溶融飛灰もキルン炉で処理し亜鉛や鉛カドミウム全て資源化とか、

溶融スラグのJISマーク認証は取っていないが、重金属類の溶出試験、含有量試験もクリアさせて、すべて路盤材などに有効活用していると、、、

おもしろいというか、わらってしまったのだが、、、溶融処理は溶融メタルで金・銀・銅などを取りだしているのだろうが、、おみやげに金のインゴットもどきをもらった。「FINEGOLD 999.9 1,000g」これ本物なら金地金の相場5,000円/gくらいなので、、500万円くらいになるのかな、 なんと表紙が金ぴかのメモ用紙だった~ いいですね、こういうお遊び、、(ただしこういう金紙は古紙リサイクルの禁忌品) 数年前のエコプロ展示でのDOWAの金塊を思い出した~


関連(本ブログ)
新日本電工グループ、中央電気工業(茨城県鹿嶋市)3号焼却灰溶融炉(EM3)が営業運転を開始 3炉体制(年間処理能力10万トン超)に拡大2018年05月03日
新日本電工が溶融炉を増設、家庭から出るごみや産業廃棄物の焼却灰をリサイクルする能力を1.5倍に拡大2016年06月10日

 

「M403東京エコサービス」「M403東京ガス

展示は昨年5月とあまり代わり映えはしていなかったかな?
今回は、東京ガスさんはどこにいったのか、東京エコばかりが目立っていた、

23区清掃一組の飛灰の資源化が始まると、それも輸送などは東京エコサービスになるのだろうか?
混練前の飛灰だとジェットパッカー車? 鉄道輸送や船舶輸送は???

今回の見学会は、23区の大田清掃工場となっていた、
こういうイベントでふだん行けないところに行ってみたいが、、、
一昨年の東京ガスさん主催の「新武蔵野クリーンセンターの見学会」はありがたかったな~

いちど、、セメント会社のロータリーキルン炉をみたいとおもっているが、遠すぎて行けていない、
あとは、怖い物見たさで、溶融炉の出湯を、、危険だろうけど、モニターではみたことあるけど、
 


「N501エコマスター

昨年5月に、出展していて、お話しは聞いてはいたのだが、、、
本ブログでも「トンネルコンポスト」の三豊市の話題は2011年頃からチェックしていたのだが、ここのところ、「トンネルコンポスト」古い記事へのアクセス数が急増している。TwitterやFacebookからでもないし、なんだろう、何かあったのかな、、、と立ち寄ってみた。10日、11日、今もかなりのアクセス数、、古い記事にアクセスが集中するのは気味が悪いので、やはり気になる~

で、ブースに行ってみると、
TBS がっちりマンデー!!日曜 という番組で、3月10日に放映されたのだと、、、
それで納得、テレビの影響は大きいし、みなさん、関心を持つと今はなんでもネットで検索なので、

写真入りで詳しく説明あり ↓↓

TBS がっちりマンデー!!日曜
日本初!香川県三豊市はゴミを◯◯に変身!

儲かる町という設定のようで、
可燃ごみを燃やさないで儲かっている
トンネルコンポスト、微生物がゴミを発酵、分解できないごみは固形燃料、
固形燃料は製紙会社に1キロ3円で販売
年間売上げは2億7,000万円 
処理施設の建築費は16億円は民間企業が、、、

三豊市とエコマスターとの委託関係はわからないが、
民設・民営で、総事業費約16億2000万円。(うち約3億7000万円は交付金
エコマスターがバイオマス資源化センターみとよの運営をおこなっているようだ。
三豊市が儲かるというのとはちょっと違うのかな、受入は15円/Kgとか、、

 

昨年は、若い担当者が、夢と希望のある説明をしてくれたので、おもいっきりエールを送って帰ったが、、、

今年の担当者とは、話していても話しがかみ合わず、写真も撮らなかった。その人は、日本の焼却依存の環境政策、大手プラントメーカー、全国の市町村、市民、全てを敵にまわしたかのような、かたくなな絶望的な話しを投げやりにされていたので、、、こちらも、基本的には焼却至上主義それが問題だとおもっているが、、、、しかしな~ だからといって、「焼却」がダメだから「トンネルコンポスト」はよしとはいかないし、 いろいろメリット、デメリット、地域の実情もあるし、こういう話しは難しい、、残念だったな!!

これは2018年5月の「2018NEW環境展」ブログから、、、

【小間番号】G117
【社  名】エコマスター
【出展内容】トンネルコンポスト方式による一般廃棄物可燃ごみの固形燃料化リサイクル

あの「トンネルコンポスト」である。(参考:トンネルコンポスト方式 バイオマスセンター  可燃ごみをリサイクル 三豊に完成 /香川2017年04月01日)完成から1年経過しているので、話を聞いてきた。施設は順調に稼働しているようで、問題なくRPFができて、それらは製紙工場などの燃料になっているようで、ひとまずはよかったと言うべきなのか、、

あれほど紆余曲折があってもトンネルコンポスト方式に固執(?)したのだからうまくいかなかったらそれも大変なこと、、、廃棄物の処理方式、なにに重点を置くか、その地域の特性など、、いろんな条件があって選定はされるのだろうが、、、、

 

 

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