東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

公益社団法人移行認定記念 リサイクルフォーラム 「リサイクルの公益性を改めて考える」

2014年07月14日 22時55分27秒 | 東京23区のごみ

東リ協会のリサイクルフォーラムに参加した~

「公益社団法人移行認定記念 リサイクルフォーラム」
「リサイクルの公益性を改めて考える」

日 時:7月14 日(月)開始:17:20~
場 所:ホテルラングウッド 2F 鳳凰の間
内容
<基調講演>17:30~18:10
「リサイクルの過去・現在・未来」
安井 至(独立行政法人製品評価技術基盤機構 理事長)
<リレートーク:リサイクル現場からの報告>18:10~19:30
再生資源品目別にリサイクルの現況等について報告します。
○古紙 ○古繊維(古布)
○あきびん ○びんカレット
○鉄・非鉄スクラップ ○廃プラスチック(PET ボトル等)
<懇親会>19:40~

安井至氏の話、廃棄物政策、環境政策、温暖化のことやエネルギー政策の話しまで幅広く駆け足で、、、

リレートークでは、
古紙も、現状では、輸出を行うことでの循環している。輸出が滞ることになると、国内での在庫能力はそれを賄いきれない。そして余剰問題等、過去の 例など、、 
そして、23区の古紙回収、行政回収(東京ルールⅠ)のスタート時は、ごみ組成:紙類は45%だったという話しがありました。
(しかし、焼却ごみの組成、紙類は、その後、40%以下になることもあったが、平成25年度は 43.9%)

古繊維(古布)の話しは、江戸古代から始まってのこれまでの歴史など、とても興味深いお話しでした。いろんなリサイクル業界のかかえる問題点、特 に、行政回収などの、競争入札は、事業の安定供給を阻害されるというような切実なお話しもありました。これは、古紙や古布に限らず、いろんな面で も言えますね。たんなる競争入札から、総合評価方式の入札にすれば問題解決ということでもないのでしょうが、、、とりあえず、気になったことのみ ~


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久しぶりに東京ルールⅠの話が出たので、その後のごみ組成の変化や古紙の回収状況など再確認、やはり、年間、100万トン以上の紙類が、23区の清掃工場で燃やされている現実はなんとかしたい。特に事業系の古紙について。
23区の清掃工場、事業系の持込みごみ、「書類、古新聞、古雑誌、シュレッダーくず、コーティング紙など」は堂々 と受入品目になっている。

毎年、100万トン以 上の紙類が23区の清掃工場で燃やされてい る!!

●23区清掃工場 可燃ごみ組成の推移

☆清掃工場分のみ(破砕ごみ処理施設分は含まず)


●23区清掃工場 組成割合で換算すると組成ごとの焼却量は


●紙類回収実績の推移


東京23区は平成10年から行政による紙類の回収(モデル地域)が始まり、平成11年度から紙類の資源回収事業(東京ルールⅠ)が本格的に始まった。行政回収の内容は行政の直営回収、民間業者への委託と各区によって異なる。今ではほとんどが委託となっているのか?! また、中野区や荒川区は行政回収をやめて集団回収のみに移行している。※東京ルールⅠとは:「可燃ごみ」週3回収集を2回にし、週1回「資源回収の日」として紙類の回収を始めたもの。

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