昨夜の札幌市の爆発・火災事故、飲食店など3棟が倒壊して炎上、42人けが、うち1人重傷、少なくとも27棟の建物と24台の車両が被害という大惨事、、
その爆発元と思われる店舗の従業員が、「消臭剤のスプレー缶百本以上を廃棄するために穴を開け、湯沸かし器をつけたら爆発が起きた」と話しているという、北海道警は不動産店が発生元で、缶のガスに引火し爆発した可能性があるとみているようだ。道警と市消防局は17日、合同で現場検証という、、アパマンも「札幌市豊平区の爆発事故に関するお詫びとお知らせ」を出しているが、次々といろんな報道がされている、産経新聞によると,アパマンショップリーシング北海道(同市北区)の佐藤大生社長が18日、記者会見し、ガス抜きをした消臭スプレー缶約120本は全て新品だったと明らかにしたと、、、
APAMAN
2018/12/18 札幌市豊平区の爆発事故に関するお詫びとお知らせ
東京新聞-2018年12月17日
札幌市豊平区で十六日夜に起きた爆発事故で、現場の建物に入居する不動産仲介業「アパマンショップ」の店舗の従業員が「消臭剤のスプレー缶百本以上を廃棄するために穴を開け、湯沸かし器をつけたら爆発が起きた」と話していることが、捜査関係者への ...
札幌市の飲食店などで爆発 42人けが、うち1人重傷
www.fnn.jp-2018年12月17日
この爆発と火事で、不動産店の30代の男性が重傷、さらに飲食店などにいた1歳から60代までの41人がけがをして、札幌市内の ... 爆発した建物にいた人は、「爆発して、天井も壁も抜けた」、「そのあと何か変な臭いがしたと思ったら、あっという間に火が出た。
スプレー缶、いわゆるエアゾール缶など、、
ガスが残っていて廃棄も危険、穴を開けるのも危険、やたらガス抜きも危険となると、、、、
今回の事故は、あまりにも特殊とはいえ、1缶でも可燃性ガスの取扱いは危険は危険
自治体は、「適正処理困難物」に指定して、製造者責任での回収ルートの検討も必要なのではないか、、、
日本の廃棄物行政、拡大生産者責任(EPR)不足、何でもかんでも自治体の責任で回収するにも限界がある、
スプレー缶などの穴開けやガス抜きによるガス、爆発・火災事故はあとを絶たない、
札幌市では、2015年5月に、一般住宅でスプレー缶の穴あけが原因とみられる火災で死者2名という事故があった。その後、札幌市は、スプレー缶は穴開け不要とルール変更にしたようだが、、、
不動産会社で、消臭剤のスプレー缶百本以上というのは、札幌市の事業系の資源や廃棄物の排出ルールはわからないが、、毎日新聞によると『スプレー缶「穴開け」せず廃棄呼びかけも、事業系は「ガス抜きしてから収集」』 となっているが委託のコストか、、、どちらにしても、廃棄するためガス抜きをしたのだ、、それにしても、100缶も室内で、、、1缶だってガス抜き、穴開けするのであれば、風通しのよい、火の気のない屋外ですべきでしょう、、、
自治体によって、スプレー缶などの排出ルールはいろいろ違うが、
東京23区は、穴を開けずに使い切ってが基本、そして、爆発火災の防止か、パッカー車に混載せずに別回収する区が増えている、、、
札幌市のように、事故を受けて、穴開け不要にしているのは、名古屋市、秋田市、
大分市は清掃工場に専用の穴開け機を導入したので穴開け不要としたようだ、、、
・スプレー缶の回収方法 岡山では 穴開け6市町不要 - 山陽新聞
・スプレー缶、どう廃棄? 静岡県内24市町「穴開け」静岡新聞
・ 自治体で異なるスプレー缶廃棄 県内3市は「穴開け不要」信濃毎日新聞
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スプレー缶によるごみ収集車やごみ処理施設での爆発・火災事故もあとを絶たない、、、
従って、今でも、スプレー缶などの穴開けの徹底を呼びかける自治体も多い、、、
やはり、ガスが残っていては危険、穴を開けるのも危険となると、、
自治体は、「適正処理困難物」に指定して、製造者責任での回収ルートの検討も必要なのではないか、、、
スプレー缶、エアゾール缶、今ではフロンガスは使われていないにしても、いろんな成分が混じった可燃性ガス、
消臭剤に限らず、芳香剤、殺虫剤、殺菌剤等など、使い切れずに残ったガスや各種化学物質などを、大気にばらまけばいいというものでもないだろう、、
「エアゾール」とは、、
缶の中に液状・粉状の内容物と液化ガスを詰め、ボタンを押すとガスの圧力で内容物が霧状に吹き出す製品。防虫剤・消毒剤などに使用。<可燃性の液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)>
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エアゾール缶等による火災・事故をなくそう
エアゾール缶等に関わる火災及び事故の発生状況
(1)火災の発生状況
エアゾール缶及び簡易型ガスこんろ燃料ボンベ(以下「エアゾール缶等」という。)による火災は過去10年間で1,408件発生しています。平成21年に207件の最多件数を記録しましたが、平成22年から年々減少し、平成29年は平成20年と比較して65%減となる72件発生し100件を下回りました。(図1参照)。

図1 エアゾール缶等による火災発生件数の推移(過去10年間)
平成29 年中のエアゾール缶等により、火災に至った主な原因で最も多いのは「穴開け」で21件発生し、過去10年間で260件となっています(表1参照)。
「穴開け」とは、エアゾール缶等を廃棄する目的で、缶に穴を開けることをいい、近くで使用していたガスこんろの炎等が、噴出した残存ガスに引火し出火します。
詳しくは~
リコール・製品事故情報(経産省)札幌 で大規模な
##爆発 があり、#エアゾール缶(#消臭スプレー)が原因になったとの報道があります。 エアゾール缶、#スプレー缶 の重大 #製品事故 は、2007年以降、29件報告されており、24件が #火災 でした。 エアゾール缶の成分は可燃性のものもあり、密閉空間では火災、爆発の危険があります。
キッチンでの使用は引火の恐れがあり、たいへん危険です!
エアゾール製品に含まれている可燃性の液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)は空気より重いためシンク内にたまり、火気の多いキッチンや屋内では思わぬ火種により引火する危険があります。


居室用/生ごみ用/トイレ用消臭剤、 居室用/トイレ用芳香剤など
■クリーナー類
ガラス磨き、カーペット、換気扇/オーブン/レンジ、家具
(木製、スチール製、布製)
エアコン洗浄など
■ワックス・ポリッシュ
フローリング、家具、靴、皮靴など
■洗濯のり
■その他
防水剤/撥水剤、衣類静電防止剤など

ヘアスプレー、シェービングクリーム、ムース、育毛剤、整髪剤、染毛剤など、
消臭制汗剤、デオドラント、洗顔フォーム、化粧水など
■医薬品
筋肉消炎剤、水虫薬など

住宅用、工業用、自動車補修用、手芸用、プラモデル用など

蚊、ハエ、ゴキブリ、不快害虫、園芸用殺虫剤など

■防錆剤
■潤滑剤
■接着剤

■解氷剤
■室内消臭芳香剤など

■ペット用品