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第3回溶融処理技術検討委員会の議事録 一組HP上で公開!

2008年11月13日 21時56分01秒 | 東京23区のごみ

東京二十三区清掃一部事務組合HPで第3回 溶融処理技術検討委員会(平成20年10月3日開催)の議事録が公開されました。
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/youyu_3.html

■溶融処理技術検討委員会の開催結果
○ 第1回 溶融処理技術検討委員会 【平成20年3月11日(火)開催】
  1 議事録(PDFファイル87KB)       2 資 料(PDFファイル170KB)
○ 第2回 溶融処理技術検討委員会 【平成20年7月10日(木)開催】
  1 議事録(PDFファイル149KB)      2 資 料(PDFファイル734KB)
○ 第3回 溶融処理技術検討委員会 【平成20年10月3日(金)開催】
  1 議事録(PDFファイル122KB)NEW!      2 資 料(PDFファイル734KB)


●第3回の検討委員会も傍聴しました。会議の中では専門委員会の報告もありました。専門委員会は、委員会も資料も非公開です。関心のある方は是非会議録をお読み下さい。なかなか興味深いものでした。


■溶融処理技術検討委員会検討内容
1.溶融処理技術の経済性の向上について
   施設の安定稼働を図り、経済性の効率やコスト削減についての取り組み
2.溶融処理物の資源化の促進について
   スラグの有効利用、溶融飛灰の山元還元
3.今後の溶融処理技術について
   一組にふさわしい溶融処理技術の検討

■専門委員会の検討内容(会議録よりの推測)
(1)溶融処理技術の経済性の向上
・機器・材料の長寿命化に向けた調査検討:耐火物の交換周期延長に向けた取組み
・スラグライン耐火物の長寿命化:メタルのレベルを上昇させることによって、スラグ層側壁レンガの寿命が延びるという調査実験
・プラズマトーチ部品の長寿命化:プラズマトーチ部品のコリメータの表面材料の改良等を行い、交換周期の延長を図るという取組
・その他コスト削減に向けた調査検討
 塩基度調整剤規格の統一化に向けた検討
 主灰単独処理に係る基礎調査
 消石灰吹込み停止によるコスト削減効果の検証
 受入灰工場の拡大に向けた検証

(2)溶融処理技術の資源化の促進
・スラグの品質確保に向けた調査検討
 溶融スラグの化学的安全性には廃棄物に含まれる重金属類が大きく起因していると考えられています。このため、溶融スラグからの重金属類の溶出防止を目的として、廃棄物処理及び溶融スラグの安全性に係る研究・文献の調査を行うとともに、溶融スラグ中の重金属含有量の調査等を実施して、さらなる溶融スラグの品質の安定化に向けた基礎資料を作るという取組みです。
・溶融飛灰の山元還元の概要
 清掃一組の溶融施設から発生する溶融飛灰の積み出し、運搬、民間製錬施設による処理状況を調査し、今後の継続的な資源回収が可能かどうか検討するもの

(3)電気抵抗式溶融炉の検討についての審議の報告
 現在、清掃一組では電気抵抗式灰溶融炉はありませんが、他都市へ納入した電気抵抗式灰溶融炉の実績を参考にして、清掃一組の灰の性状で溶融した場合のシミュレーションを行うものです。

(会議録より抜粋)


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