東京23区のごみ問題を考える

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~ごみ問題のスクラップブックとして~

亀山市の家庭ごみの焼却、木質チップと混焼で燃料費を削減、、(シャフト炉式ガス化溶融炉、コークスの価格高騰?)

2023年09月27日 07時31分29秒 | 溶融炉、スラグ

亀山市は、エネルギー価格高騰の対策として家庭ごみ処理の際に使用する石炭燃料の使用量を減らし、今月4日から木質バイオマスチップと混焼しているようだ~(参考 「ごみ処理に木質チップ 「混焼」で燃料費を削減 亀山市 /三重 」)

なんだかな~
亀山市の焼却施設は、シャフト炉式ガス化溶融炉、、
コークスの使用量削減で、木質チップと混焼、、
毎日新聞によると、「年間80日稼働した場合150万円の燃料費削減」と、、、
なぜ「年間80日稼働」の試算なのかわからないが、ごみ焼却能力にかなり余裕があるのだろうか?

亀山市、環境省が2019年に、全国の市町村に対して家庭ごみ等一般廃棄物処理に支障を及ぼさない範囲で、産廃の廃プラスチック類の受入れを積極的に検討するよう要請があったときに、「廃プラスチック類処理相談窓口」を開設していた。

今でも産廃の廃プラスチックも受け入れているようだ~(参考「亀山市における産業廃棄物の処理(令和5年度から一部取り扱いが変わりました)総合環境センターで処理できる産業廃棄物」)

昨年も、ガス化溶融炉などで助燃剤として使われるコークス価格が2021年の3倍に高騰という報道もあった~

シャフト炉式ガス化溶融炉採用の市町村、
以前は、堂々と、ペットボトルやプラスチックを助燃剤代わりに一緒に溶融するところもあったが、、昨今のプラスチック問題、ゼロカーボン云々でさすがに、ペットボトルやプラスチックは分別して再資源化するようになってきた~

もっとも、容リ法のプラスチック再商品化、ケミカルリサイクルのコークス炉化学原料化も同じようなことだろうが、、

また、ガス化溶融炉もバイオコークスを助燃剤とする技術も研究が進んでいるようだが、まだまだ実用化には至ってないのかな?もっとも、経費削減の面からすると、普及して価格がどうなるのかは???

コークスって石炭から作るのだ、知らないことだらけ、、、、
石炭とコークスの違い:石炭とコークスの違いは、自然から掘り出された原料が石炭、それを加工してより発熱量を増加させたものがコークスです。燃料のほかに製鉄業での鉄鉱石の還元剤などに利用されます。

 

亀山市

亀山市総合環境センター
溶融施設 長寿命化計画書

1施設概要
1)施設名称 亀山市総合環境センター溶融施設
2)施設所管 亀山市
3)所在地 三重県亀山市布気町442番地
敷地面積 約55,000 m2
5)施設規模 80 t /日 ( 40t /24h×2炉 )
着工 平成9年8月12日
竣工 平成12年3月31日
稼動開始 平成12年4月1日
7)設計・施工 新日本製鐵株式会社(現:新日鉄エンジニアリング株式会社)
8)施設建設費 7,171,500千円(税込)


 

 

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