石巻雲雀野発電所の全景
日本製紙「石巻雲雀野発電所 バイオマス混焼発電設備の竣工式を挙行」から
日本製紙石巻エネルギーセンター 石巻雲雀野発電所、
2017年9月から試運転を行い、2018年3月1日から営業運転を開始、3月16日に竣工式
日本経済新聞の「日本製紙、バイオマス発電竣工式 国内最大拠点」によると、石炭と木質系燃料を混ぜるバイオマス発電として日本最大の発電能力ということのようだ。
世界の潮流として、化石燃料から自然エネルギーへの転換がいわれるこの時期に、福島原発事故を起こした日本では、電力小売全面自由化をうけて既存電力会社の他に、大手企業異業種からの新規参入、発電事業も競争激化で石炭火力発電所の建設ラッシュである、、、、「日本の石炭火力発電所建設計画 - 気候ネットワーク」「石炭火力発電所の新規計画一覧」、製紙業界、日本製紙や王子製紙も発電事業に参入、、、
そもそも、製紙メーカーは、ゼロエミッションでか、早くから製紙過程での黒液の燃焼などで自家発電での電力供給や余剰の売電は行っていたようだが、、、
本業の製紙部門の業績が落ち込んでいるとはいえ、、、いくらなんでも石炭火力発電所とは、、、多少の免罪符のつもりなのか、バイオマス燃料の混焼で、、、それも、国内のみならず、北米を中心としてアジア地域からも木質ペレットを集荷して~となっている、、日本製紙よ、石炭火力で収益上げようとは、、、
日本製紙の石巻雲雀野発電所は三菱商事株式会社との連携
王子製紙は伊藤忠との新会社「王子・伊藤忠エネクス」で、、王子も三菱製紙もバイオマス発電
本業はどうなっているのだと言いたいところだが、
ちょっとやそっとでは持ち直しようがないのだろうけど、、、
石巻雲雀野発電所 バイオマス混焼発電設備の竣工式を挙行~3月1日より営業運転を開始、木質バイオマス高配合を目指す~
2018年03月16日
日本製紙株式会社
日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄、以下「当社」)は、本日、「日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社」(社長:東藤 芳臣、以下「日本製紙石巻エネルギーセンター」)の石巻雲雀野発電所において、2017年9月から総合試運転を行ってきたバイオマス混焼発電設備の竣工式を執り行いました。
石巻雲雀野発電所は3月1日から営業運転を開始しており、木質バイオマスを混焼できることが特長です。宮城県内を中心とした東北地方の未利用材を活用し、近年課題となっている国内森林の荒廃防止に貢献してまいります。また、北米を中心としてアジア地域からも木質ペレットを集荷し、木質バイオマス高配合を目指します。
竣工式のようす
当社は、人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献することを目指し、全国にある工場の設備や土地のほか、長年培ってきた技術やノウハウ、人材を活用した多彩な事業展開を進めており、社会への電力安定供給に資するエネルギー事業もそのひとつです。
日本製紙石巻エネルギーセンターでは、電力の安定供給はもとより、宮城県石巻市地域の産業振興と木質バイオマスの利用促進に貢献することを目指し、安全第一でバイオマス混焼発電設備の操業を維持してまいります。
以上
日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社(仮称)の設立について~石巻工場で石炭・バイオマス混焼発電事業(149MW)に着手~
2015年04月24日
日本製紙株式会社 三菱商事株式会社
日本製紙株式会社(社長:馬城文雄 以下、日本製紙)と三菱商事株式会社(社長:小林 健 以下、三菱商事)は、宮城県石巻市で石炭・バイオマス混焼火力発電設備を建設・運営する発電事業会社「日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社(仮称)」(以下、新会社)を設立することで合意しました。
新会社は、日本製紙石巻工場が保有する雲雀野(ひばりの)用地内に発電設備を設置します。発電設備の運転および保守は日本製紙が受託し、電力はPPS(特定規模電気事業者)に販売します。事業開始は2018年3月を予定しています。
宮城県石巻市は東日本大震災で津波による大きな被害を受けた地域であり、日本製紙の洋紙事業の中核を担う石巻工場も操業全停止を余儀なくされましたが、その後、設備の復旧を進め、震災から約1年半後、2012年8月末に完全復興を果たしました。
日本製紙はグローバルな総合バイオマス企業として現在事業構造転換に取り組んでおり、紙だけでなく、成長が見込める分野でのビジネス展開を進める中で、工場の立地優位性と長年培ってきた発電設備の操業技術、国内外での燃料および木質バイオマスの調達優位性を活用し、エネルギー事業の拡大に力を入れています。石巻工場では、洋紙事業以外にリサイクル事業も手掛けており、このたび、さらに発電事業を興すことにより電力の安定供給に貢献するとともに、東北近隣の林業振興、地域社会の発展に寄与してまいります。
三菱商事は東日本大震災以降、公益財団法人三菱商事復興支援財団を通じて、被災地域の復興を継続支援しております。今回の発電事業につきましても、これまでの事業で培ったノウハウを活かして、環境、地域社会に配慮しながら長期安定的な事業運営を進めることで、地域の産業振興、雇用創出・維持に努めてまいります。
新会社および発電事業の概要
(1)事業主体 | 日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社(仮称) |
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(2)所在地 | 宮城県石巻市 |
(3)設立時期 | 2015年5月下旬予定 |
(4)事業内容 | 発電設備の運転・管理および電力の卸供給販売 |
(5)出資比率 | 日本製紙 70%、 三菱商事 30% |
(6)発電出力 | 発電端 149,000kW |
(7)燃料 | 石炭、 木質バイオマス(最大30%) |
(8)発電開始 | 2018年3月予定 |