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【PFAS問題】千葉県鎌ケ谷市内の指針値を超える井戸水を飲んでいた住民、血液検査 希望者10人中9人が高濃度 <「PFHxS」最大で172.3ng/mL、「PFOS」66.3ng/mL> 

2025年05月08日 15時38分30秒 |  PCB/DXN類など

千葉県鎌ケ谷市内の井戸から暫定指針値を超える有機フッ素化合物PFAS」が検出されている問題で、市は5月7日、住民の血液検査の結果、「PFAS」の一種「PFHxS」が高い数値で検出されたと発表しました。(参考「有機フッ素化合物「PFAS」の一種 住民の血液検査で高い数値 千葉県鎌ケ谷市」)

鎌ケ谷市は、指針値を超える井戸の水を飲んでいた住民のうち、希望者10人に血液検査をしたところ、最大で1ミリリットルあたり172.3ナノグラムの「PFHxS」が検出されました。  「PFOS」の最大値も1ミリリットルあたり66.3ナノグラムに上ったという~

血中濃度の基準などもないのだろう。毎日新聞によると「全米科学・工学・医学アカデミーが健康被害の可能性がある数値として示す血液1ミリリットルあたり20ナノグラム」を9人が超えたとなっている。

鎌ケ谷市の有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の地下水調査結果をみると、鎌ケ谷市の軽井沢地区にある井戸で実施した調査、令和6年4月で最大12,000ng/L令和6年6月最大35,000ng/L、令和6年8月最大910ng/L、令和6年10月最大910ng/Lとかなり高濃度に汚染されている~

PFASの一種「PFHxS」は、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)の対象物質として追加され、国内での製造及び輸入が禁止され「「第一種特定化学物質」に指定されている~

しかし、日本の対応は、何事も余りにも遅すぎる、「PFHxS」に関しては、いまだに暫定指針値も設定されていない状況、、、また、PFOSとPFOAに関しても合算で50ng/Lという欧米に比べるととてもゆる~~~い指針値(暫定)、

飲み水の水質基準「PFOSとPFOAの合計50ng/L」でパブコメにかけられたが、 暫定目標値「PFOSとPFOAの合計50ng/L」は、米国環境保護庁(EPA)の2016 年の健康勧告値をもとに算出。そのEPA は2024年に新たな規制値を設け、PFOS とPFOA をそれぞれ4ng/Lに設定している。環境省は、暫定目標値をそのまま飲み水の水質基準にあてた~、その後どうなったのか?

 

 

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更新日:2025年5月7日

PFASぴーふぁすに係る血液検査について、これまでに検査を受けられた方の結果が判明しましたので、お知らせします。PFASぴーふぁすの血中濃度が高い場合であっても、現時点では健康状態との関連について明確な情報は無く、将来的な疾病の予測も難しい状況です。

血液検査について

(1)血液検査の概要

血液検査への助成は、水質検査で暫定指針値を超過した井戸水を飲用していた方を対象として実施しています。令和6年12月から受付を開始し、令和7年1月から3月にかけて10名の方が検査を受けられました。

(2)血液検査結果

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。検査結果(PDF:37KB)

今後の対応について

(1)住民へのフォローについて

血中PFASぴーふぁす濃度と健康への影響の関連については知見が不足していますが、健康不安を感じている方や健康面での症状がある方に対しては、希望に応じて当市保健師による健康相談の実施や、医療機関の受診をお勧めします。
血液検査については、1人につき年1回、計2回まで検査費用を助成することとしていますので、既に受けられた方に対しては、時期を見定めて再検査の実施について案内いたします。また、助成の対象で検査していない方についても、希望があれば随時受け付けてまいります。

(2)PFHxSぴーえふへくすえすに関する水質検査の試験的な実施について

血液検査の結果によると、PFASぴーふぁすの一種であるPFHxSぴーえふへくすえす(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)の数値が高く検出されました。PFHxSぴーえふへくすえすは、令和6年2月以降、国内での製造及び輸入が禁止され、また使用も制限されている物質です。ただし、その健康影響へのリスクなどについては不明な点が多く、国による暫定指針値も設定されていません。
こうした点も踏まえ、今年度採水調査を予定している井戸の所有者に対し、地下水におけるPFHxSぴーえふへくすえすの数値を測定するための試験的な調査であることを説明した上で承諾を得られた井戸についてPFHxSぴーえふへくすえすの水質調査を実施することといたします。

 

有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について

 

 

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