新潟県十日町市は7月4日、十日町市海老の海老最終処分場付近の井戸の地下水から環境基準値(1リットル当たり1ピコグラム以下)を超える1リットル当たり4・6ピコグラムの濃度のダイオキシン類が検出されたと発表した。(参考「新潟十日町市の地下水から基準値超えるダイオキシン」)
しかし、埋め立て地はコンクリート製のため、処分場からの漏出ではないと言い切れるのか???
海老最終処分場の地下水水質検査結果について(第1報)
更新日:2023年07月04日
当市の海老最終処分場における観測井戸の一部で、ダイオキシン類が地下水の基準値を超えて検出されたことについてお知らせいたします。
なお、測定結果は以下の通りです。
1 概要
(1)所在地 十日町市海老字北田1944番地
(2)検出場所 下流側 西側井戸
(3)採水日 令和5年5月8日
2 測定結果 (確定日:令和5年6月30日)
測定対象 |
測定場所 |
測定結果 |
環境基準値 |
---|---|---|---|
ダイオキシン類 |
上流側 南側井戸 |
0.077 |
1以下 |
下流側 東側井戸 |
0.082 |
||
下流側 西側井戸 |
4.6 |
||
下流側 地下水集水ピット |
0.074 |
3 考察と影響
海老最終処分場の貯留構造物付近の地下水は、貯留構造物の下部に設置した集水管により集水ピットに集められます。地下水集水ピットの測定結果では、上流側と同じく環境基準値超過は認められないため、西側井戸の環境基準超過は現段階では貯留構造物からの漏出によるものではないと判断しています。
西側井戸の周辺に影響のある水道水源、飲用井戸、農業用井戸、耕作地はない事を確認済みです。
4 今後の対応
当該観測井戸(西側)のダイオキシン類の再測定を実施し、結果についてはホームページなどで公表します。