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世界の紙統計<パルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量など>2020年、2021年更新

2023年05月05日 10時15分11秒 | 紙・古紙関連
古紙再生促進センター「世界の紙・板紙統計 」から作成


古紙再生促進センターのHPで、世界の紙・板紙統計(2020年、2021年)が更新されていた~
中国の経済成長、紙の分野も急激な勢いで伸びていたが、2018年から少し下降傾向、2021年の紙・板紙生産高、中国は115,524千トンで前年比5,621千トンの増で、アメリカや日本もやや増加となった~

 


グラフは「2020年、2021年世界のパルプ及び紙・板紙生産量と紙・板紙消費量」から作成

各データには但し書きとして 下記の記載あり
出典:Fastmarkets RISI Annual review of global pulp & paper statistics, 2021
(注)この表の数値は、RISIが集計した数値であり、各国が発表している各数値と異なる場合がある。
(注)*が付いている( )内の数値は、経済産業省、中国造紙協会の統計数値。


これまでの統計資料からグラフ作成
最新データは2021年各年の上位10ヵ国のデータをグラフにした~
元データの( )内の数値など詳細は~

1.世界のパルプ生産高(千トン)



2.世界の紙・板紙生産高 (千トン)



3.世界の紙・板紙消費量(千トン)



4.国民一人当たり年間消費量(Kg/年)

この「世界の パルプ及び紙、板紙生産量と紙・板紙消費量」統計資料では、毎年、上位20位までの国のデータが 掲載されている。ルクセンブルグ、かつては国民一人当たり年間消費量がダントツトップであったが、いつのまにか、欄外になった。たんなる統計抜けなんか、消費量の削減なのかは確認できないが、、、


●国民一人当たり年間消費量推移(Kg/年)

スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アメリカも、消費の縮小率は日本よりも急ピッチで進んでいる。ドイツは横ばい、東欧は増加傾向も、

●2021年主要国の古紙回収量、消費量、輸入量、輸出量

中国とアメリカの紙・板紙の生産量と消費量は、3位の日本を大きく引き離しての1位、2位である、そして、中国の場合は、2021年古紙の消費量も前年度よりも減少したとはいえ65,512千トンと、ダントツの世界一である。また、中国の古紙回収量も消費量も増加傾向は続く。2021年の回収量は65,932千トンで回収率が54%である。
一方、古紙の輸入量は環境規制で前年度よりもさらに減少で538千トン。日本の古紙輸出量も2021年は2,365千トンで前年よりもかなり減少、2021年の古紙回収率、全世界合計で60%、ヨーロッパの古紙回収率は67%。フランス79%、オランダ71%、スウェーデン92%、スイスの124%、イギリス95%と、、、、

 

日本国内で言うところの「古紙利用率」と「古紙回収率」とは定義が異なるようだが、
世界の「古紙消費原単位」と「古紙回収率」の地域別比較
古紙消費原単位=古紙消費量/紙・板紙生産量
古紙回収率=古紙回収量/紙・板紙消費量

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