■流動床式ガス化溶融炉の226日連続運転
エバラ時報 No.236 p.17 渡邊 和章 ほか(PDF:591.8KB)
http://www.ebara.co.jp/company/rd/jihou/pdf/236/236_P17.pdf
倉浜衛生施設組合「エコトピア池原」は,309 t/d(103 t/24 h×3炉)の流動床式ガス化溶融施設である。2011年6月から2012年2月まで,本施設の3号炉で226日連続運転を達成した。今回の連続運転では,低空気比運転を行いながらも,煙突排ガス中のCO濃度を10 ppm以下に抑えることができており,灰中ダイオキシン類濃度も加熱脱塩素化装置を設けることなく0.25 ng-TEQ/g以下という自主基準をクリアするなど,燃焼安定性についても長期維持できていることが実証された。また溶融炉出滓口までの燃焼空気比を1.0に近づけたことで,スラグへの鉛移行率は,1%未満という酸化雰囲気の溶融炉としては極めて低い値となっており,JIS規格を満足するスラグ品質を連続運転中も維持することができた。
エバラ時報 No.236
関連(本ブログ)
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■新日鉄エンジ、ガス化溶融炉の改良に成功 バイオマスコークスで90日間の連続運転(2010年11月15日)
■流動床式ガス化溶融炉「ビュークリーンおくえつ」308 日連続運転達成~同機種で日本最長(2010年03月24日)←神鋼環境ソリューション
本来なら、定期点検や中間点検までノンストップで運転できれば効率はいいのだろう。23区唯一の世田谷の流動床ガス化溶融炉(川重工)、とにかく、トラブルがダントツ多い工場である。最長の運転記録は何日なのか、 ざ~~とみた限りでは、かろうじて90日連続運転は達成か?!
東京二十三区清掃一部事務組合「世田谷清掃工場」ガス化溶融炉
☆表は東京二十三区清掃一部事務組合「清掃工場等作業年報」より
連続運転ならず、事故や故障による焼却炉停止が起きると、立ち上げ、立下げ時の補助燃料使用量は増大する。もちろん、その間の焼却もストップする。
こうして一覧で見ると、世田谷に限らず、故障の多い工場は目立つ
新江東は、ほとんど故障炉停止はないが、規模が大きいからなのか、
調整もあるだろうし~
23区の清掃工場合計で、
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