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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

彦根愛知犬上地域の一般廃棄物処理基本計画案 意見公募中(各市町のプラスチックなど処理方法等の統一化を図る)

2022年01月20日 15時20分41秒 | ごみ全般/環境政策

滋賀県の東部の彦根市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町は、令和11年度からの共用を目指して広域新ごみ処理施設を建設するようだ。新たに「彦根愛知犬上地域一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」および「彦根市一般廃棄物(生活排水)処理基本計画」を策定してそのパブリックコメント受付中。(参考 中日新聞「容器包装プラ、資源ごみに統一 彦根市と4町が基本計画案」)

中日新聞で「容器包装プラ、資源ごみに統一 」となっていたので、「彦根愛知犬上地域一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(素案)」をひらいてみると、「新ごみ処理施設整備にあわせた1市4町でのごみの分別方法統一方針やごみ減量目標、また、ごみ減量目標達成や適切なごみ処理の推進に向けた各市町における施策を決定することを目的に策定」となっている。

23区の清掃事業も、清掃工場などの中間処理は広域の共同処理、
23区の各区に一般廃棄物処理基本計画があって、東京二十三区清掃一部事務組合(中間処理)も一般廃棄物処理基本計画のなかでごみ処理施設の整備計画等も策定する。しかし、23区のごみの分別方法は各区それぞれ異なる。プラスチックも資源化する区、燃やす区とそれぞれで、、、各区のごみ減量施策も清掃一組のごみ量予測にあまり反映されない、従って、23区の巨大な広域処理体制はいろんな問題もある、、

 


 

「彦根愛知犬上地域一般廃棄物処理基本計画案 」から特に気になった部分は、、
令和3年11月、環境省よりプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の施行及び循環型社会形成推進交付金交付要綱の改正に関する説明会が開催されたようだ。

自治体向け循環型社会形成推進交付金の説明概要
・プラスチック使用製品廃棄物の分別収集及び商品化に必要な措置を行っていることを交付要件とする。当該措置はプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律施行日から適用。
・ なお、法施行日までに承認を受けた地域計画に基づく事業には経過措置を適用。

ということは、令和4年4月1日以降の循環型社会形成推進交付金の申請は、プラスチック使用製品廃棄物の分別収集及び商品化の取り組みが必要と言うことになるのかな、ここで言うところの「プラスチック使用製品廃棄物」というのは「容器包装プラスチック」は含まれるのか、いわゆる「製品プラスチック」になるのかわからない。従って、なにも容器プラと製品プラの「一括回収」にこだわっているわけでもないようだが、、いまいち曖昧な表現でわかりにくい、

彦根愛知犬上地域の廃計画案でも、、
プラスチック類の分別が交付金の「交付要件とならない場合」と「交付要件となる場合」に場合分けした処理方針案を示すこととしたとあり。つまりプラスチックを焼却する場合でも交付金が受けられる場合には、ごみ処理にかかる経費の削減に努めたいという考えから「燃やすごみ」とするが、プラスチック類の分別が「交付要件となる場合」、つまり、プラスチック類を分別しないと交付金が受けられない場合は財政負担が多大となることから「資源ごみ」とすることを統一案としたと、、、 



以下、「彦根愛知犬上地域一般廃棄物処理基本計画案 」からそのまま転載、

「彦根愛知犬上地域新ごみ処理施設整備基本計画」(令和元年 11 月)(P10)
施設整備基本計画の概要 


処理対象物・施設規模

(1)熱回収施設
処理対象ごみ:燃やすごみ、リサイクル施設からの可燃残渣、災害廃棄物(可燃物・柱角材等破砕物)
施設規模
 147t/日(73.5t/日×2炉)(分別方法等一案①、②)
 144t/日(72t/日×2炉)(分別方法統一案③)
(2)リサイクル施設
処理対象ごみ:燃えないごみ、粗大ごみ、缶・金属類、びん類、ペットボトル、(容器包装プラスチック、廃食用油)古紙・衣類、小型家電
・乾電池・蛍光管、水銀使用廃製品等の処理困難物(一時保管)、自治会清掃ごみ(一時保管・焼却)、動物の死がい(一時保管・焼却)
 34t/日 (分別統一案①)
 31t/日 (分別統一案②)
 35t/日 (分別統一案③)
※分別統一案①:容器包装プラスチック・廃食用油は焼却。古紙・布類は施設に集約
※分別統一案②:容器包装プラスチック・廃食用油は焼却。古紙・布類は持込みのみ受入
※分別統一案③:容器包装プラスチック・廃食用油は分別。古紙・布類は持込みのみ受入

事業スケジュール

施設整備基本設計 :令和元年度~令和3年度
敷地造成実施設計 :令和3年度~令和4年度
施設整備事業者選定:令和4年度~令和6年度
土壌汚染状況調査
 地歴調査 :令和元年度
 試料採取等調査 :令和3年度
環境影響評価 :令和元年度~令和5年度
都市計画決定手続き:令和元年度~令和5年度
敷地造成工事 :令和6年度
施設建設工事 :令和6年度~令和10年度 

1市4町のごみ分別方法統一方針について(P20)
【分別方法統一案候補】
 容器包装プラスチック :「燃やすごみ」もしくは「資源ごみ」
 硬質プラスチック類 :「燃やすごみ」、「燃えないごみ」、「資源ごみ」のいずれか
 白色トレイ :「燃やすごみ」もしくは「資源ごみ」
 廃食用油 :「燃やすごみ」もしくは「資源ごみ」
 草・剪定枝 :「燃やすごみ」※もしくは「資源ごみ」
※基本的には資源化事業者への直接持込を啓発

 

 

彦根市 Hikone City

彦根愛知犬上地域一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(素案)および彦根市一般廃棄物(生活排水)処理基本計画(素案)について

更新日:2022年01月17日

案件名

彦根愛知犬上地域一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(素案)および彦根市一般廃棄物(生活排水)処理基本計画(素案)

案の公開と意見等の提出期間

令和4年1月17日(月曜日)~令和4年2月15日(火曜日)

問い合わせ先

生活環境課

電話番号:0749-30-6116

ファックス:0749-27-0395

メール:gomigenryou@ma.city.hikone.shiga.jp

意見公募の趣旨

彦根市、愛荘町、豊郷町、甲良町および多賀町からなる彦根愛知犬上地域では、広域新ごみ処理施設が令和11年度から供用開始(予定)となることを踏まえ、圏域におけるごみの処理と減量等の方向性を明確にするとともに、各市町の廃棄物の処理方法等の統一化を図るため、平成18年度に策定した「湖東地域一般廃棄物処理基本計画」を更新して、新たに「彦根愛知犬上地域一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」および「彦根市一般廃棄物(生活排水)処理基本計画」を策定します。

つきましては、「彦根愛知犬上地域一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」および「彦根市一般廃棄物(生活排水)処理基本計画」の素案を公表しますので、市民のみなさまのご意見等を下記の方法によりお寄せください。

公表する資料

意見等の提出方法

詳細は~

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