東京二十三区清掃一部事務組合HPより:http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/
■平成22年度清掃工場等作業年報
清掃工場等作業年報 内容(PDFファイル)
平成22年度 本文(400KB) 資料編(1,390KB)
23区の清掃工場、補助燃料は全て都市ガス
使用電力量と補助燃料使用量が、エネルギー起源CO2排出で削減義務の対象
非エネルギー起源CO2:廃プラスチックや合成繊維などの焼却により発生するCO2
廃プラ1トンを処理すると2.7トンのCO2が出る計算
(生ごみなどの有機物の焼却により発生するCO2はカーボンニュートラルとして算定しない。)
焼却ごみ量は年々減少しているが、廃プラスチックの割合はかなり増えてきた。これらも非エネルギー起源CO2排出量と換算される。
■電気年報
(その他発電量として太陽光や風力による発電量と、消費量もあるが、それは除外した)
注意:受電より売電が少ない光が丘と有明は熱供給事業のため。
他にも新江東、板橋、品川も熱供給あり。
世田谷清掃工場に関しては、単に故障などで休炉が多いためなのか?
それにしても世田谷,板橋、品川と、だいぶん使用量が減少してきたとはいえ、
ごみ1tあたりの使用量はまだまだダントツ、、、、
■清掃工場内のバンカ火災
焼却ごみの廃プラスチック割合がかなり増えてきているので、
火災が多くなるのでは~
■薬品使用実績
全体での排ガス用消石灰は大幅に減少しているが、逆に使用量が増えている工場もある。全ての工場で「高反応消石灰」とやらを使っているわけでもないのか? 清掃一組「職員技術発表会」では高反応消石灰はかなり高額とかいっていたが~
分別区分の変更で廃プラスチックが焼却処理となって以来、いろんな薬品の使用量が増加傾向にあったが、平成22年度は落ち着いてきた様子。特に排ガス用消石灰使用量は大幅減少。苛性ソーダの排水用と排ガス用の使用量に大きな変動があるが、おそらく用途の案分によるものか?! 苛性ソーダ合計の使用量は大きな変化はなし。
グラフをつくっていて、自分でも何が知りたいのかよくわからなくなるのだが、要するに、清掃工場でごみの焼却による発電をしているといっても、電力も補助燃料もたっぷり使用しているという事実の確認。そして、その要因として、故障やトラブルによる焼却炉の停止も大きく影響をしているということ。それらは、CO2の排出量増大だけではなく、安定操業に支障をきたしているということ。それらの再確認。コストに関しては清掃工場処理単価が公表されてから~
清掃一組の「清掃事業年報」「清掃工場等作業年報」にはいろんなデータが満載である。しかし、専門知識がないので、表面的な数字を見比べているだけで、勘違いしていることも多いだろうし、問題点を見極めることはできていない。いろんなデータまだ手付かずのものも多い。焼却灰やスラグの数字の動きもわからないまま、電気の項目だけをみても複雑怪奇である。時間はたっぷりあっても勉強不足でその先までは踏み込んでいけない。原発事故以来、電力自由化やPPSの電気価格のことなども、関心はあってもこれまた簡単に踏み込めない世界のよう~ 難しい。とりあえず~
詳細は「清掃工場等作業年報」で御確認を~
関連(本ブログ)
■23区 清掃工場等作業年報(平成22年度) 処理量、稼働状況、故障など(2011年10月18日)
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