東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区 写真でみる“中防内側埋立地”廃棄物処理施設の集中立地(江東区青海2丁目地先)

2011年11月03日 15時18分28秒 | 東京23区のごみ

※東京都環境局パンフレット「東京都廃棄物埋立処分場」平成22年2月9日撮影
処分場詳細は「東京都廃棄物埋立処分場 案内パンフレット」をご覧下さい。

現在、東京23区内の埋立処分は、中央防波堤外側埋立処分場及び新海面処分場で行われています。この処分場は東京港内での最後の埋立処分場となる大切な場所です。(パンフレットより)



※東京都環境局パンフレット「東京都廃棄物埋立処分場」より

スーパーエコタウン関連施設
⑰ PCB廃棄物処理施設(平成17年11月稼働)
⑱ ガス化溶融等発電施設(平成18年8月稼働)
東京二十三区清掃一部事務組合
⑬ 破砕ごみ処理施設
⑭ 粗大ごみ破砕処理施設
⑮ 中防不燃ごみ処理センター
⑯ 中防灰溶融施設
東京都
① 第二航路海底トンネル ② 中防合同庁舎 ③ 第一排水処理場
④ ガス有効利用施設 ⑤ 第三排水処理場 ⑥ 中潮橋 ⑦ ドロ落とし施設
⑧ 調整池 ⑨ 中央防波堤 ⑩ 物揚場(船舶輸送揚陸施設)
⑪ 中防大橋 ⑫ 東京臨海風力発電所(東京風ぐるま)

ちなみに、かつての東京のごみ埋立地の代名詞にも使われる“夢の島”(14号地)は、昭和41年に埋立が終了し、いまは新江東清掃工場(1,800t/日)や体育館、植物館ができている。その次の埋立地15号地は昭和49年に埋立が終了し、今は若洲のゴルフ場。その次が中央防波堤内側埋立地で、昭和48年から昭和61年までに約1,230万トンの埋立。廃棄物の埋立処分場といえども、あとあとの土地の有効活用のためか、建設残土や浚渫土、廃棄物などと、埋立のすみ分けもあるようで、まるで港湾局は土地の造成局かともいえる采配ぶり。それが今や、ダイオキシンのみならず、アスベストや放射性廃棄物の埋立処分場となってしまったのだから~


中央防波堤内側埋立地
放射性廃棄物の埋立や、災害がれきの受入で、全国的にも有名になってしまった東京の埋立処分場中央防波堤(中防)。すでに埋立が完了している内側埋立地が、いまや廃棄物処理施設の集中立地のためか、しばしば大気中のダイオキシン類が異常ともいえる高濃度になっている。
現状の全国的な放射能汚染は、福島原発の事故のためと誰もが原因を特定できるが、大気中のダイオキシン類は、せいぜいが焼却由来かPCB由来かの区別くらい。どこの誰が出しているのか排出施設の特定ができるわけでもないが、それでもたった年に数度のダイオキシン類測定で、こうもなんども特異値をだすからには、あまりにも野放しなのではないかと、環境行政の理不尽さというか怠慢に、一人で憤り、写真を撮りがてら関連施設周辺を歩いてまわった。ダイオキシン類の放出がどこが原因でもおかしくないほどの周辺環境なのである~


関連(本ブログ)
■23区 中防はダイオキシン類のホットスポットか、JESCO敷地境界大気中こんどは《南東端》1.2pg-TEQ/m3(2011年10月26日)


何しろ歩行者などただの一人もいないところである~
あちこちに「関係者以外立ち入り禁止」の看板やゲートも
途中、歩道が草でおおわれて歩きにくい場所もある
注意を受けない程度に遠くから写真を撮って歩いた!!
各施設は広大な敷地面積で10/28、11/2、ともに万歩計で9000歩くらい

10月28日(金)
JESCO周辺、破砕ごみ処理施設、粗大ごみ破砕処理施設など

   
JESCO敷地境界のモニタリング位置 南東端、北西端の周辺

   
JESCO敷地境界のモニタリング位置 南東端、北西端の周辺

   

   

   

■“中防”JESCO周辺、破砕ごみ処理施設、粗大ごみ破砕処理施設など
(2011年10月28日)
スライド 43枚





11月2日(水)
不燃ごみ処理センターと(配置図には書かれていないが)東京都建設発生土再利用センターが気になって、再度,中防まで行ってきた。


中防行きバスは東京テレポートから





■“中防”不燃ごみ処理センター、東京都建設発生土再利用センターなど
(2011年11月2日)
スライド 30枚






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