名古屋市は、新年度から一部地域で 「紙製容器包装」と「雑がみ」の一括収集の実証実験を実施するようだ。名古屋市の「令和2年度予算要求内容の公開」をみると、紙資源一括収集の実証実験(令和2年度要求額 16百万円)概要:紙製容器包装及び雑がみを合わせた紙資源として一括で収集する実証実験を実施 となっている。具体的な一括回収の実施方法や地域の選定などはまだHP上では公開されていないようだが、 「紙製容器包装」などの回収率の低下から、一括回収による回収増を見込んでいるようだが、、資源としての回収量が増えて可燃ごみ減量となるのはよいとして、、その一括で集まった「紙資源」はどのような扱いにするのだろうか?
「紙製容器包装」には古紙としての禁忌品も含まれる。「雑がみ」は容器包装以外のものも多い。一旦集めたものをまた分類するのだろうか??容リ協会を通さずに資源化するのだろうか?いわゆる、プラスチック製容器包装と製品プラスチックの一括回収とおなじようになってしまう、、
中日新聞-2020年2月1日
名古屋市内で資源ごみとして別々に回収されている、菓子容器などの「紙製容器包装」とメモ用紙やはがきなどの「雑がみ」を一括して収集する社会実験が、新年度に一部地域で実施される。市は新年度予算案に関連事業費を計上する。分別区分を緩くすることで回収率を高める狙いがあり、結果に応じて市は全市に広げることも検討する。.. ...
「なごやのごみ減量・資源化ガイド(概要版)」をみると、
名古屋市は
・可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ・プラスチック製容器包装は「原則、戸別収集」
・びん・缶・ペットボトル・紙製容器包装などは資源ステーション(地域の集積所)で週1回の収集
・紙類(新聞・雑誌・雑がみ・段ボール・紙パック・衣類・布類)は集団回収
中日新聞によると、「分別が進まない理由について市民に聞いたところ、「まとまった量が出ない」ことを挙げる人が五割を超えた。このため市は、二つの資源ごみを一括回収することが回収率の向上に効果的と判断した。」
また、「実験は、複数の地域を選んで年度内に一定期間実施する。雑がみを集団資源回収の対象から外し、紙製容器包装と同じ分類にする。実施地域の一部では、カップ麺容器など防災加工されてリサイクルできない紙製容器包装を、可燃ごみとして出してもらう。」となっているので、容リ協会とおさずに、雑がみ扱いで資源化するのだろうか???