東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

宮城県大崎市の災害廃棄物稲わら等を23区清掃工場で約2,000トン受入(都内の受入総量は約4,000トン)

2020年01月31日 19時24分03秒 | 災害廃棄物など

東日本放送「台風19号で流出した稲わらを東京都が処理」から

 

東京都や東京23区などは31日、2019年10月の台風19号で発生した宮城県大崎市の災害廃棄物を2月6日から都内で受け入れると発表した。(参考:「宮城県大崎市の災害廃棄物、都内へ受け入れ 」)

これまで気がつかなかったが、「台風19号 大崎市、水害稲わらを岩手で処理へ 年度内終了目指す 」によると、「大崎市は、10月の台風19号により災害廃棄物となった稲わら推計約6000トンのうち半分近くを、太平洋セメント大船渡工場(岩手県大船渡市)で処理する。残る廃棄物稲わらについては、東京都内の清掃工場での焼却や県内の堆肥(たいひ)業者に持ち込む方向で調整し、年度内の処理を目指すという。 」となっていたので、はやくから都内での受入も検討されていたのだ~

都内清掃工場で受入総量は約4,000トン
(23区清掃工場は約2,000トン、多摩地域の清掃工場で約2,000トン)

搬入開始は 2月6日(木曜日)、 新江東清掃工場から
令和2年2月6日~令和2年12月31日まで

23区の清掃工場、焼却に余裕がないと思いきや、2,000トンなど難なく受入可能なんだと感心する、、、、
もちろん、こういう緊急事態、余力があれば協力できるのはいいことなんだろうが、、、

ただし、十分注意しなければならないのは、宮城県内には、福島第一原発事故のによる「指定廃棄物」農林業系副産物(稲わらなど)が2,274.4トン保管中、また、大崎市では、指定廃棄物の他に、指定廃棄物とならなかった8000Bq/Kg以下の汚染牧草や稲わらなどを約6千トン抱えている。それら汚染牧草・稲わらなどを一般廃棄物との混焼で大崎地域広域行政事務組合の焼却施設で焼却処理する方針を示していたが、地域住民の反対などもありまだ実施していない。試験焼却が終了し、本焼却に向けて住民説明会などが終了したばかり。そういう汚染廃棄物が災害廃棄物に紛れ込まないように注意しなければ、、<大崎市 農林業系汚染廃棄物 試験焼却関連情報 > それとも、農地に仮置き保管の汚染牧草などは、台風による風雨ですでに一緒くたになっているのだろうか?


災害廃棄物の広域処理、大崎市からコンテナ運搬車、鉄道輸送で東京へ、運搬に使われる貨物用専用コンテナは「川崎市」から借用となっている。横浜市の災害廃棄物(宮城県丸森町)受入も川崎市のコンテナだった。23区の女川町の災害廃棄物の受入で使用したあの白いコンテナはどこへ行ったのか?セメント原料化事業の焼却灰の輸送に使っているんだったっけ???

都環境局の「令和元年台風19号に伴う災害廃棄物の処理 Q&A(PDF:165KB)」を開くといろいろわかりやすく書いてある。
例えば、
Q4災害廃棄物の受入は、どのような手順で決めたのですか。
A4
○環境省からの依頼を受け、都は、昨年11月末、都内区市町村及び一部事務組合に対し、受入可能性に関する調査を行いました。
○調査の結果を踏まえ、昨年12月5日、6日の両日、受入可能な団体の実務担当者と一緒に現地に赴いて災害廃棄物の性状等を調査し、都内清掃工場で受入が可能であることを確認しました。
○その後、特別区長会(1/16)、東京都市長会(1/27)、東京都町村会(1/24)での合意を得て、関係者間で協定書を締結し、受入れを進めることになりました。

Q6なぜ、受入量は4,000トンなのですか。また、一日当たりどのくらいの災害廃棄物を受け入れるのですか。
A6
○今回の広域輸送は、川崎市所有の鉄道貨物用コンテナ18基を借用し、1日4基程度の災害廃棄物の受入れを予定しています。
○コンテナの容量と台数から算出すると、年内に処理できる量は概ね4,000トン程度と算出されます。
○1日当たりの受入量は、コンテナ4基分で、約12.8トンを見込んでおり、これを区部と多摩地域で分担して受け入れることになります。
内訳)・1基当たりの積載可能量4トン×0.8=3.2トン(積載見込量)よって、3.2トン×4基/1日×25日×11月=4,000トン

Q10東日本大震災時の災害廃棄物の受入に際して、放射能の問題を心配する声が寄せられました。今回は大丈夫なのですか。
A10
○大崎市の2つの清掃工場における放射能濃度は、災害発生前後で変化がないことを確認しております。
○放射性物質汚染対処特措法では、放射性物質濃度が8,000Bq/kg以下のものは、通常の処理方法で処理可能とされており、大崎市の測定濃度は、この数値を大きく下回っております。
○都内の清掃工場の濃度と比較しても、有意な差はないことを確認しております。
※実際問題、大崎市の焼却灰主灰や飛灰処理汚泥よりも23区の清掃工場の方がセシウム濃度は高め

 


 

東京二十三区清掃一部事務組合 更新日:2020年1月31日

宮城県大崎市の災害廃棄物の受入処理について

災害廃棄物の受入処理

当組合では、特別区長会、東京都市長会、東京都町村会、大崎市、東京都及び宮城県が締結した「令和元年台風第19号に伴う災害廃棄物の処理に関する協定書」に基づき、令和元年10月の台風第19号に伴い発生した大崎市の災害廃棄物について、当組合の清掃工場で受入処理することといたしました。

受入れの概要については、以下のとおりです。

1.受入災害廃棄物

稲わら等

2.受入見込期間

令和2年2月6日から令和2年12月31日まで

3.当組合受入見込量

約2,000トン

(都内清掃工場での受入総量は約4,000トン)

4.受入方法

専用コンテナにより清掃工場へ搬入

受入実績

受入れた災害廃棄物の月別、工場別の実績を掲載する予定です。

詳細は後日お知らせします。

お知らせ

 


 

東京都 2020年01月31日  特別区長会, 東京都市長会, 東京都町村会, 大崎市, 東京都, 宮城県

宮城県大崎市の災害廃棄物の都内での受入について

この度、昨年10月の台風19号に伴う風水害により甚大な被害のあった宮城県大崎市の災害廃棄物について、被災自治体及び受入自治体となる6者で処理に関する協定を締結し、都内での処理を行うこととなりましたのでお知らせします。

1 宮城県災害廃棄物の都内での広域処理に関する協定締結者

特別区長会、東京都市長会、東京都町村会、大崎市、東京都及び宮城県

2 協定概要

  • 宮城県大崎市の稲わら等災害廃棄物の都内清掃工場における処理
  • 処理量 約4,000トン
  • 協定期間 令和2年1月31日から令和2年12月31日まで

その他、詳細については、別紙協定書(PDF:162KB)のとおり

輸送イメージの画像

3 受入施設

区部及び多摩地域に所在する清掃工場

4 今後の予定

  • 搬出開始 2月4日(火曜日) (宮城県大崎市仮置場)
  • 搬入開始 2月6日(木曜日) (東京二十三区清掃一部事務組合 新江東清掃工場)

※多摩地域の清掃工場については、3月以降に受入開始

 



 



宮城県公式Webサイト

令和元年台風第19号により発生した大崎市の災害廃棄物(稲わら)の東京都での処理について

大崎市では,台風第19号の大雨により流出し,災害廃棄物となった稲わらを下記のとおり東京都内において処理することとなりましたので情報提供いたします。

1 受入先 (搬入先) 

  東京都清掃工場

  ○東京二十三区清掃一部事務組合の清掃工場(19工場)

  ○多摩地域清掃工場(15工場) 〔3月以降受入開始〕

  最初の搬入先  東京二十三区清掃一部事務組合 新江東清掃工場

             (東京都江東区夢の島3-1-1)

2 搬出入日時 

  搬出  令和2年2月4日(火曜日) 午前10時頃から積み込み開始予定

  搬入  令和2年2月6日(木曜日) 午前9時30分から午前10時まで

3 搬出場所

  志田谷地公園仮置き場(大崎市鹿島台大迫字上志田805番地)

※搬出等当日の問い合わせ先

大崎市市民協働推進部環境保全課 高橋課長補佐,千葉主幹

電話番号 0229―23-6074

4 廃棄物の種類及び量

  種類     稲わら

  処理総量  約4000t  〔令和2年12月まで予定量〕

          鉄道輸送用コンテナを利用しての搬出

  ※輸送ルート

   仮置き場 ⇒ (コンテナ運搬車) ⇒ 仙台貨物ターミナル駅 ⇒ (鉄道輸送) ⇒ 隅田川駅

   (コンテナ運搬車) ⇒ 東京都清掃工場

5 その他

県内では,台風第19号により発生した災害廃棄物(稲わら)の量は,約12万トン超と推計されている。稲わらの県外での広域処理については,岩手県の太平洋セメント株式会社大船渡工場,青森県の八戸セメント株式会社に続いて3件目となる。

 


 

ホーム

農林業系汚染廃棄物 試験焼却関連情報 

農林業系廃棄物の試験焼却の実施について
 試験焼却説明資料 [6752KB pdfファイル] 

 



宮城県公式Webサイト

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月27日更新

和元年台風19号により発生した災害廃棄物(稲わら)の太平洋セメント株式会社への試験搬入の開始について

 宮城県と包括連携協定を締結している太平洋セメント株式会社では,大崎市の依頼により台風第19号の影響で大量に発生した災害廃棄物としての稲わら処理の受け入れが可能か,下記のとおり試験を実施することとなりましたので情報提供いたします。

記 

1 受 入 先

  太平洋セメント株式会社大船渡工場

2 試験実施日

  令和元年11月28日(木曜日)

   9時00分 破砕開始(稲わらを破砕して運搬車両に積載します。)

  10時00分 太平洋セメントの担当者到着

  11時00分 車両出発

 (時間については,目安となりますことをあらかじめ御了承ください。)

3 場   所

  三本木土取り場(災害廃棄物ストックヤード)

  大崎市三本木桑折字推路山2

4 そ の 他

  宮城県は,太平洋セメント株式会社と令和元年6月7日に包括連携協定を締結し,災害廃棄物の処理や廃棄物の資源化等による環境負荷低減などについて,連携・協力することとしている。

 


 

宮城県
令和元年台風19号に係る災害廃棄物の処理方針について

 

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