東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区 杉並清掃工場の建替計画 地域説明会 2/7~

2009年01月21日 18時15分49秒 | 東京23区のごみ

東京二十三区清掃一部事務組合HPより
■杉並清掃工場建替事業計画(素案)説明会のご案内
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/210121suginami.pdf
 杉並清掃工場は建設からすでに26年が経過し、設備の老朽化が進行しています。このため、清掃一部事務組合では整備計画に基づき、同清掃工場の建替工事を平成24 年度から開始する予定です。
これに先立ち、当組合では新たに設置した「杉並清掃工場建設協議会」において、建替えに関する基本的な考え方を地元住民代表の方々及び杉並区に説明し、伺ったご意見を踏まえ、建替計画の素案を作成しました。
つきましては、よりよい清掃工場建替計画にすることを目的として、さらに多くの皆様からのご意見をお聞きするため、以下のとおり説明会を開催しますので、ご案内いたします。
【日時と会場】
詳細はhttp://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/topics/210121suginami.pdf

●杉並清掃工場 現状の焼却規模は 900t/日(300t/日×3)のうち1炉は予備炉
●東京二十三区清掃一部事務組合「事業概要(平成20年版)」の清掃工場整備計画では、杉並清掃工場は平成24年度から平成27年度でプラント更新 600t/日となっている。今日のお知らせでは建替え工事となっている~~

●東京二十三区清掃一部事務組合の「事業概要(平成20年版)」では、『可燃ごみの安定的な全量焼却を維持するため、老朽化した清掃工場を計画的に整備した。ここ6 年間は全て既設工場で、整備に当たっては、それぞれ焼却炉の規模を縮小し、合わせて灰溶融施設を併設した。この間、焼却炉の整備規模は、旧工場の規模に対して3,100t/日縮小している。』そうだ。


施設規模(旧工場規模)【灰溶融規模】竣工年度
☆板橋 600t/日 (1,200t/日)【灰溶融180t/日】平成14年11月竣工
☆多摩川 300t/日 (600t/日)【灰溶融30t/日】平成15年6月竣工
☆足立 700t/日(1,000t/日)【灰溶融130t/日】平成17年3月竣工
☆品川 600t/日(1,200t/日)【灰溶融180t/日】平成18年3月竣工
☆葛飾 500t/日(1,200t/日)【灰溶融110t/日】平成18年12月竣工
☆世田谷 300t/日(900t/日)【灰溶融120t/日】平成20年3月竣工
☆大田第1期 600t/日(600t/日)【灰溶融140t/日(420t/日)】平成26年度竣工予定
☆大田第2期 600t/日(600t/日)平成32年度竣工予定
☆練馬 500t/日(600t/日)平成27年度竣工予定
☆杉並 600t/日?(900t/日)平成27年度竣工予定??

●杉並清掃工場運営協議会(平成20年12月12日)では全くそのような議題はなかったようだが…。建設協議会で区や地元住民と協議したうえでの建替(案)だということは、ほぼその規模の建替えで受け入れる体制ということだろうか~。
●23区の一組体制では、ごみ減量効果で焼却炉を廃止したくともなかなか難しい現状がある。自分の区の焼却炉はもう必要ない廃止してほしいとは誰もいわない。練馬区も大田区すんなり受け入れているし~新宿や中野のように23区で協議したうえで工場建設を中断した区も迷惑負担金を払わなくてはならない現状があるし~。
●現状で21清掃工場+6灰溶融施設+不燃ごみ、粗大ごみ処理施設の運営維持… 大量のごみを広い範囲で処理するので、いろんな調整で余裕を持った設備体制が必要になる。本当にいろいろ矛盾しているな~ 昨年の「東京とことん討論会」でごみ減量で「清掃工場は減らせる!?」の分科会で、一廃計画の見直、整備計画の見直しをテーマに話し合ったが~全くそのような気配もないうちに次々と建設計画は進められる… 


関連(本ブログ)
■23区 第13回 東京とことん討論会 ~ 一日目に参加して~
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/cb4de44fc880649ddf75fe1af055bd68

その他施設の整備
廃プラスチックのサーマルリサイクルの実施により、不燃ごみ量の減少が見込まれることから、施設規模やプラントの老朽化状況を踏まえ、中防不燃ごみ処理センターの第一プラントを廃止し、第二プラント及び京浜島不燃ごみ処理センターの2施設による処理体制とする。
また、第一プラント廃止後の利用については、平成18年度に竣工した中防灰溶融施設で生成される溶融スラグの貯留施設及び現在処理能力が逼迫している粗大ごみ破砕処理施設としての活用を検討し、適切な中間処理体制の確保を図っていく。

関連ニュース 注目!
■清掃工場建替にPFI/日処理600tモデルで検討/二十三区一組
日刊建設通信新聞 (会員登録) - 2008/10/08
http://www.kensetsunews.com/news/news.php?date=20081008&newstype=kiji&genre=2
 東京二十三区清掃一部事務組合は、複数の清掃工場の建て替えに、PFIの導入を検討している。日量600tを処理する工場をモデルに、VFM(バリュー・フォー・マネー)の算定や事業者とのリスク分担のあり方などを探る。組合では、杉並、光が丘、目黒の各清掃工場を順次建て替える計画で、今年度の基礎調査でPFIによる事業が可能と判断できれば、個別の清掃工場で調査を実施していく見通しだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京23区のごみ」カテゴリの最新記事