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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

練馬清掃工場の解体前清掃について~

2010年02月24日 18時13分37秒 | 東京23区のごみ

東京二十三区清掃一部事務組合HPよりhttp://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/

第20回「練馬清掃工場運営協議会」資料より
■練馬清掃工場解体前清掃について
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/koujou/nerima/unkyo/220223-5.pdf
1 期間:平成22年4月~平成22年9月
2 清掃範囲:焼却炉本体(ボイラ含む)、集じん設備、汚水処理設備、灰処理設備、煙突・煙道設備
3 清掃方法:ばいじんが飛散しないように、高圧洗浄で、付着物を除去します。
4 環境対策①作業場所の分離:焼却炉内の清掃を行う際は、出入り口から空気が漏れないように、ビニールシートなどで養生し、内部を負圧にして内部の空気や粉じんが外側に漏れないようにします。排気はフィルターを通して洗浄化させてから行います。②排水処理:排水処理設備で下水道の排除基準を満たすよう処理をしてから下水道に排水します。排水は毎月、分析を行います。③ダイオキシン類の測定等:作業開始前に作業者の暴露や環境への飛散防止を確認します。作業終了後、作業箇所のダイオキシン類の濃度測定を行います。
5 手続き等 清掃開始前に、労働基準監督署に計画を届けます。

●大田清掃工場の場合も、「大田清掃工場第二工場解体前清掃終了報告」の簡単な報告が運営協議会に出されていたが、ダイオキシン類の測定結果や清掃の状況を分かりやすく公開すべきだと思う。解体前清掃でもかなり危険な仕事である。

●練馬清掃工場で、「プラント設備石綿含有製品その他調査委託」が年間工事発注計画にあったが、運営協議会にはそのような報告はされていない。プラント設備等には、アスベストは使われていなかったのだろうか。

●東京二十三区清掃一部事務組合のHPは、例えば、運営協議会などの資料は、次の運営協議会が公開されると、前回のものが全て消されてしまう。過去の状況を知りたいと思っても、最新の情報しか載せていないことになる。少しでも、早く過去を消し去りたいのだろうか~不十分な情報公開!残念である。


■大田清掃工場解体前のごみバンカ

※大田清掃工場だより第33号(平成21年2月26日発行)より
第二工場は昨年春に操業を停止して以来、解体に向けて各所の清掃を行っています。その結果、操業開始からごみを溜め続けてきた第二工場のごみバンカが、約20 年ぶりにごみの無い姿を現しました。ごみバンカの大きさは、横68m、奥行き16m、深さ19m、容量は20,000m3あります。

●練馬の池尻区議さんのブログ「ごみバンカの“水”」には驚いた。最初は、先ず、大田のこの写真を思い浮かべたので、先週末に大田の区議さんに大田清掃工場の場合はどうだったのかを確認した。もちろん、「水などたまっていなくてきれいな箱だった」ということ。まあ、公開するときは、たとえ水がたまっていたとしてもきれいに掃除をした後から公開するでしょうけどね。最初は、底のごみを取るときに、クレーンでコンクリートを割ってしまって、そこから地下水が入ってきたのかとも思ったけど。(そうならないために、ごみバンカは常に底にごみを貯めている。操業以来の何十年もの前のごみがあの臭いの元と聞いていたので~)そんなことなら速やかに公表して対応をしているはずなので~。内密にしているからには何かがあるのだ~~。こればっかりは、その作業を行った現場の人に正確な状況をきちんと説明してもらうしかない。(いつからかは分からないが)最初っから底のコンクリートが割れていたのなら、確実に汚水は垂れ流しである~~ なんということだろう。正確な情報を公開しないので~ 不信感は募るばかり。練馬は、建替えでぴりぴりしているところに、雨水の問題、そして今度はバンカに水、建替計画にも水が入って流れればいい。白紙に戻して再考を!! 地元の人にとっては不信感というより当然に怒りだろう。なんだかおかしなことばかり~

関連(本ブログ「大田清掃工場第2工場解体工事」関連から~)
●東京23区の大田清掃工場第2工場解体工事は五洋建設が落札。
契約金額は13億9千万円(2011年2月の解体完了予定)

●大田清掃工場第二工場解体工事監理業務委託
大田清掃工場第二工場解体工事について、設計図書に基づき適切な施行を行い、円滑に工事を進行させるため、本監理業務を委託する。
随意契約:㈱エイト日本技術開発 契約金額:24,675,000円

●その他に平成20年6月に大田清掃工場第二工場解体前清掃委託契約
落札決定額は日立造船で約2億4千万円 
この解体前清掃というのであらかたの灰を取り出したのだろうか? 

■大田清掃工場第二工場解体前清掃終了報告
東京二十三区清掃一部事務組合「大田清掃工場運営協議会」資料より
(一部抜粋)
期間:平成20年6月19日~平成21年3月13日
主な清掃範囲:①給じん設備 ②焼却炉設備 ③灰処理設備 ④汚水処理設備 ⑤煙道・煙突設備 ⑥集じん設備 ⑦ボイラ設備 ⑧溶融設備 ⑨溶融炉内 ⑩溶融設備煙道設備 ⑪溶融設備集じん設備
環境対策:①作業場所の密閉化・排気処理 ②ダイオキシン類の測定 ③排水処理
清掃作業請負会社:日立造船株式会社  
詳細は:http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/koujou/ota/unkyo/5.pdf

●解体作業も大変なことだと思うけど、事前に、焼却炉や溶融炉集じん設備などダイオキシン類や重金属まみれの灰などの清掃も大変危険を伴う作業だと思う。そういう仕事は、下請け、孫請け、品川のようにもしかしたらアルバイトや派遣社員がおこなったのだろうか?安全対策は徹底されていたのだろうか~清掃終了報告で「ダイオキシン類の測定:清掃作業完了後、焼却炉、ボイラ、集じん機等14箇所の空気中のダイオキシン類濃度測定をおこないました。測定の結果は、いずれの箇所も、労働衛生に関して、ダイオキシン類の管理すべき濃度基準である2.5pg-TEQ/m3 以下の濃度でした。」とあるが、作業中の様子もわからないし、調査結果も数字は何も書かれていない。

■廃棄物焼却施設解体作業マニュアル
(社)日本保安用品協会HP:http://www.jsaa.or.jp/index.html

■東京都「廃棄物焼却施設の廃止又は解体に伴うダイオキシン類による汚染防止対策要綱」
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kaizen/kisei/taiki/dxnlaw/kaitaiyoukou.htm

■東京都が「廃棄物焼却施設解体時のダイオキシン類汚染防止の対策要綱」を制定。 解体工事施工者が遵守すべき自主管理基準を設定!
http://www.trix21.com/free/topics/pdf_files/topics_017.pdf

■神奈川県廃棄物焼却施設の解体工事におけるダイオキシン類等 汚染防止対策要綱
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/haikibututaisaku/kaitaiyoukou/youkou.html

■練馬清掃工場建替協議会設置(案)
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/koujou/nerima/unkyo/220223-3.pdf
(構成:地域住民15名、練馬区職員7名以内、一組職員7名以内)


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