ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本歌曲振興波の会:本宮寛子先生公開レッスン

2019-03-17 19:37:12 | 講座・レッスン


今週はコンサートや公開レッスンなど
外へ出て勉強の機会がたくさん。
きのうは本宮先生の日本歌曲公開レッスンへ。


この道
ねむの花
丹沢の
素敵な春に
ほんねん
ひぐらし


有名な曲が並びます!


お一人25分くらいずつ。
本宮先生は先ず
皆さんの良いところを褒めてから
改善点を斬り込んでいきます。


ポイントを押さえてのご指導、
レッスンの後は
皆さんとても良くなっていました。


レッスンの中で
わたしに一番響いたのは

声は前に、
ベルカント唱法で。

無理に声を作らないで自然に。

顔より前に声を響かせて。


という発声に関するもの。

発声に関しては
レッスンを始めると
終わらないけれど、
でも発声は日本歌曲を歌う上で
とても大事なことだから、


と発声をなおされた人の歌が
抜群に良くなっていました。



表現したいことは溢れている

けれど声にそれが出ていない


表現しようとして
声が引っ込んだりする場合より
まずは声に響きがあって
言葉が前に出ている方が
とっても上手に聞こえました。



発声正しく歌うことが
言葉も聞き取りやすくするし。



それから助詞と次の言葉のたてかた。

言葉をはっきりつたえようと
すべての日本語の音を同じくらいに
強く歌ってしまうと
暗号文のようになってしまうから
助詞を弱くして次の名詞の頭をだすとか
知ってはいても、レッスンで
そのバランスをきいたり、
レガートに母音をつないで
歌う事をなおすと
本当にきれいな日本語に聞こえる。



そして鼻濁音の処理。
濁音になっていてはもちろんいけないけれど
んが、のように時間がかかりすぎたり
はっきりし過ぎて悪目立ちしていたりと
鼻濁音の処理にも繊細さが必要だと思った。


みんなやっているつもりなんだと思うけれど
レッスンを受けると
客観的にそのバランスややり方が
適切かどうかをみてもらえる。


自分が受けても勉強になるけれど
聴講もとても勉強になります。
耳が良いものを覚えておくって
とてもいいことだと思うから。



今日のコンサートにあたっても
昨日のレッスンの言葉が
頭に浮かんで、

声は前に
声を作らない

かなり役に立ちました。


今年も日本歌曲振興波の会の

午後の歌祭り(9/12)

に出演予定です😊


まだ先ですが、是非いらしてください!


それまで
一つ一つのコンサートで
日本のうたの魅力を最大に引き出して
歌いたいと思います😊


まずは




そして5/16の


お待ちしております!






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