ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

関定子とその仲間たちの集い さまざまな日本の歌を楽しもう③

2018-10-01 18:03:11 | 演奏会レビュー
先週からコンサート鑑賞が続いています。
今晩も行くのでその前に
先週の分を書いておかないと!

そう思うくらい、
素晴らしいコンサートでした。




関定子先生といえば
イタリアオペラも日本歌曲も
スケール大きく、
繊細に歌いあげることが出来る
素晴らしいプリマドンナです。


その先生のお弟子さん達と
先生がいろんな日本歌曲を歌い
楽しませてくれました!




いろんな、だから
知らない曲がたくさん‼️


本当に、日本歌曲って
演奏され尽くされることは
ないんだろうかというほど
演奏されるのは作曲された直後の初演か
むかしから有名なものばかり。。


中田喜直さんの
愛を告げる雅歌 って
中田喜直さんがあんな曲を書いたの?
というくらい濃密で激しく、語りの多い曲。


香月修さんの曲は
美しくアンニュイで、
日本的な音階とフランス的な和声と。
前日は小林秀雄追悼演奏会で
蕎麦の花 を魂込めて歌い上げた
丹羽京子さんの
しっとり叙情的な香月作品を堪能しました。


猪本隆さんのこの二曲は
詩の選び方が強烈で
死んでゆくアフリカの子供達と
原爆で死んだ7歳の女の子の魂の言葉。
メッセージ性が強い。


バロックのコンサートで共演したことのある
オペラ界のバラドル、ユミユミこと
坂野由美子さんの
女優・歌手魂の真骨頂を目の当たりにして
静かに涙を流すことしか出来ませんでした。


他の方もそれぞれの声と音楽性で
魅力的に歌い上げていらっしゃいました。



そして圧巻なのは関先生。
丹羽さんは

天才だから

と仰いましたが本当に。
最後は深い感嘆の息とともに
拍手喝采しました。


結局、歌には
生き様が出るのです。
その人がかけている分だけ凄みが。


今日のコンサートもまさに、そうでしたが
それはまた別のブログで。


10/27の日本歌曲のコンサート。
満員御礼です✨

あとは立ち見OKの方のみです。


そんな、楽しみにいらしてくださる方に
私達の歌にかける想いと生き様を
しっかり見せられますように。


出演者の皆様、ありがとうございました😊








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