ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

楽譜を読み解き、創り上げる作業

2016-10-20 17:35:38 | 稽古日記


今日はこのコンサートの合わせで
作曲家の古曽志洋子先生のお宅へ。

午前10時から16時まで、
約20分ほどの休憩以外は
ピアニストさんは弾きっぱなし、
先生の立会いのもと、
作品を創り上げてきました。



楽譜というものがあるから
楽譜に全て書いてある、
とも言えるけれど

作曲家にとっても、
楽譜自体が伝わるように書いてあるか
印刷のミスはないか
演奏者と確認しながらの
まさに創作の時間でした



昨日医者から大丈夫と言われたので
今日は気をつけながらも
気持ちよく歌ってこられてよかった✨



作曲家と一緒に
いろいろな可能性の中から
テンポ感、息遣いを吟味して
作品を創り上げていくこと、

幸せな時間でした💓


こういう事がしたいのだな

と。

作曲家と一緒に
私がこの歌を歌った時の
この曲のベストな表現を模索して
この曲の魅力を引き出して歌ってあげられたら。



先生の作品、
歌い手が違えば
表現やテンポ感も若干変わる事も
今日の合わせで感じました。


そこもまたいい。


毎回新しい息吹を感じながら
作品が生まれ変わる瞬間に立ち会う事が
とても新鮮だったり

身体に染み付くほど
自然な流れで歌う自分に
懐かしさを感じたり。




歌をやめなくてよかった。

何かしらまだ
私のできる事があるような気がした
嬉しい時間でした。


コンサートまであと2週間。

古曽志洋子先生の作品も
チマローザの三重唱も
なかなか素敵な仕上がりが見えてきました。

11/4 は是非
カワイ表参道 コンサートサロン パウゼへ
足をお運び下さいませ\(^o^)/

コメント
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