おにかさごとその仲間たち

ヴィニ・ラコントでお出ししているお料理やワインのご紹介&スタッフのひとりごと

エポワスとカマンベール・オ・カルヴァドス

2013-04-18 19:41:53 | チーズ
ひさびさのチーズの投稿です。
本日、エポワスとカマンベール・カルヴァドスが入荷しました!

エポワスは一部で熱狂的ファンがいらっしゃいます。(笑)
そのため、当店では必ずと言っていいほど常備しています。

エポワスはウォッシュ・タイプのチーズ。
ウォッシュ(wash)=「洗う」ですね。
チーズの表面を塩水またはお酒で洗うことによって、保存を長くさせたり、風味を強くさせます。

産地はフランス、ブルゴーニュ地方。
ワインの搾りかすから作られる蒸留酒"マール"(イタリアではグラッパと呼ばれます)でウォッシュ。
マール酒の割合を徐々に上げていくことで生まれるオレンジ色の美しい表皮の中身はねっとりと濃厚。
力強く繊細な風味に仕上がり、後味には上品な甘ささえ感じられます。
中身は柔らかく、完熟のものはトロトロでスプーンですくえるほどです。


左=エポワス Epoisses
右=カマンベール・オ・カルヴァドス Le Cados Camembert au lait cru affine au Calvados

カマンベール・オ・カルヴァドス…分類は何になるのかしら?
カマンベールは白カビですが。

フランス、ノルマンディー地方で造られています。
表面にシードル(リンゴ酒)から作るブランデー「カルヴァドス」を浸したパン粉をまぶして熟成させたチーズです。
ノルマンディー地方はフランスの北部に位置します。
気候が冷涼なためブドウの栽培が難しく、そのためリンゴの栽培がされていました。
リンゴから造られる発泡酒のシードル、そのシードルを蒸留したカルヴァドスが有名な産地です。

カルヴァドスのかぐわしい香りがチーズに彩りを添えます。
もちろんカルヴァドスとの相性も抜群ですが、ワインとともにいただいても楽しめます。
ドライなものより、甘口のもの、デザート・ワインなどと合わせてみてはいかがでしょうか。

※チーズの説明文の一部を、ナチュラルチーズ専門店 Fermier(フェルミエ)のサイトより引用させていただきました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
熱狂的ファンとは? (莉彩パパ)
2013-04-19 21:36:06
私のことでしょうか?(苦笑)
それとも、もっと凄い熱狂的ファンがいらっしゃるのかな(爆)

パティシエの辻口シェフもエポワスがお好みだそうです♪
ちなみに一緒に楽しむお好みのワインは、「ルイ ジャド ブルゴーニュ ルージュ」だそうです。(…ある雑誌の受け売りですが)でも、流石辻口シェフですネ!

チーズ大好きの私が、憧れている今1番食べたいチーズは、スイス在住の日本人の方が薦めてくれた「テストゥン・アル・バローロ」…是非バローロのリゼルバと一緒に楽しんでみたいものです (^_^)/

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はてさて?(笑) (yukako)
2013-04-21 23:52:21
莉彩パパさん、そうです!熱狂的ファンのお一人です!(笑)
でも、ご安心を。他にもいらっしゃるんです。
そして、エポワス信奉者はみなさん、とろとろに熟成したものがお好き。
先日も出ししようか迷うくらいに少量に残った最後のとろとろを、ぜひ食べたい!というお客様がおられました。
ご提供しましたところ、至福の表情を浮かべていらっしゃいました(*´▽`*)

テストゥン・アル・バローロ!
お召し上がりになったことはありますか?
わたしはまだです。
バローロの絞りかすで漬け込んであるチーズなのですね。
ほんとうに、バローロと一緒にいただきたいものです♪

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