市町村合併 修行僧

市町村合併説明会が８月１～１０日まで開催されている。

三位一体改革により地方交付税の削減されるところに、借金の返済がかさんできて、再来年（平成２０年度）の予算が組めない状況である。
つまり川口町が財政再建団体(民間なら倒産）になってしまう。
地方債（町の借金）の残高が１３４億円強（１８年度末の見込）になり、町民１人当たり２４６万円もの借金になるそうである。
（１３４億円は一般会計の４年分に相当）

以上の理由により、当町は合併が避けられないとのことで、長岡市、小千谷市、魚沼市の三市のうち、どの市と合併したいかを町民に問う、意向調査のための説明会でした。
ただ、合併を相手に受け入れてもらえたらとの条件付だそうです。
合併特例債等の優遇策もなくなり、お荷物を抱え込んでくれる市があるかどうかということのほうが重要なことのようでした。
とても、対等合併どころの話ではない状態のようです。
「なんとか合併してもらって欲しい。」というのが説明を受けた会場の雰囲気でした。

でも、ちょっと待ってよ！
私たち町民は数年前まで、財政の健全化率は県下でも４、５番目に良いと聞かされていたはず。
こんな途方もない借金にした責任はどこにあるの！
合併を遅らせて、お願い合併の責任は誰も取らないの！
地震や地方交付税減額だけが原因なの！

ＮＴ２１のサンディプロジェクトで合併を拒否された長野県の王滝村の話が出ていた。
第三セクター運営のスキー場経営の失敗によるものである。危機的財政は夕張市や他にもあるそうだ。
その自治体の多くは、特別会計のため、赤字を短期債で隠すことができ、結果的に多額の負債を抱えることになってしまった。
川口町はどうだったのでしょうか。