せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

クープラン 王宮のコンセール第13番 ト長調

2019年01月23日 | リコーダー

クープラン、フランソワ Couperin,Francois
王宮のコンセール第13番 ト長調
 クープラン(Couperin,Francois)の王宮のコンセールの13番(正確には?「趣味の融合、または新しいコンセール Les Gouts reunis ou Nouveaux Concerts」 のほう)は二つの低音楽器のためのもので、バスヴィオール(ヴィオラダガンバ)でやるべきものだろう。
 当然、チェロのデュエットでもできそうで、たとえばショットの5491として出版されているようだ。今やimslpでファクシミリがダウンロードできる。音域は下がCまでしか出てこないようなので、すべて原典どおり弾ける。ところが、今見てみたら恐ろしいことに上のパートはヘ音記号が下に一個ずれて(フランス式ト音記号のように)いるのだ!これじゃあ、ファクシミリでは弾けないなあ。
 そもそもチェロ、しかもモダンチェロでは感じが出にくいだろうなあと思う。どうせならバスリコーダーでやるほうがむしろ感じが出しやすいかもしれない、リコーダーのほうが軽い低音なのだ。もっとも当然音域が足りないので上げ下げしなければならない。
 Vivement,Air Agre'ablement,Sarabande Tendrement,Chaconne le'gre`re の4楽章