せろふえ

チェロと笛(リコーダー)を楽しむおじさん

バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調

2019年01月04日 | チェロ
組曲第1番 ト長調
  鈴木秀美の校訂楽譜を使って弾こうかなあと思っているのだが、最初の最初から、迷ってしまう。どのスラーで弾こうか?
 ガットで弾くんだから、フルニエだったかの1小節一弓(ひとゆみ)、なんてのは論外だと思うけれど、ベーレンライター(青いやつ)の3個スラーにするか、ホントに鈴木秀美の1個3個にするか。(これが、難しいんだなあ)
 残っているアンナ・マグダレーナのはご存じの通り、その通りのスラーではとてもできそうもないものだ。(写真はネット上で見つけた。)
 でもたしか、youtube上のビルスマはアンナ・マグダレーナの通りにやっている!
 鈴木秀美も校訂楽譜は1個3個だが、アンナ・マグダレーナのスラーもシロートのいい加減なスラーと見て良いのか?みたいなことを言っている。
 アンナ・マグダレーナのスラーをじっと見つめると、たしかに、脈絡無く書いてあるような気もするし、いや、1小節内は統一されているような気もするんだよなあ。つまり、最初の小節は明確にシラ、2小節目はミド、写真2段目はソソシじゃない?だから、こういうスラーもある、ああいうスラーもある、という、「スラーのカタログ」を示しているのではないか、と言う気もしないでもない。

 音楽的には三つ目の音から、シラシ、2小節目はドシド、とみっつずつスラーをつけるものではないか?それなら、ビルスマのように逆弓でぎくしゃく弾かないでもすむし。

 うーん。