全社協 被災地支援・災害ボランティア情報

全国社会福祉協議会・全国ボランティア・市民活動振興センターより、災害ボランティア関係情報を掲載しています。

沖縄県における長雨による被害とその対応について

2006年06月15日 19時23分21秒 | 過去の災害情報
梅雨前線に伴う長雨により、土砂災害などの危険が危惧されていた那覇市ならびに中頭郡中城村(なかがみぐん なかぐすくそん)に平成18年6月15日16:00、沖縄県は災害救助法の適用を決定しました。

同日、沖縄県社協ボランティア市民活動支援センターでは、現地に職員を派遣し、状況把握を行った結果、以下のような状況とのことでした。

① 中城村の79世帯275名が、行政の避難指示により、避難所や親戚宅等に避難している。うち、21世帯79名は、村社会福祉協議会建物内の老人福祉センターの畳の広間に避難している。それらの方々の家の近くまで土砂が迫ってきており、今後、土砂が家に押し寄せてくる危険があるために避難指示を受けたもの。ニュースで報道された土砂災害にあった世帯は3世帯で社協の避難所ではない避難所に避難している。(中城村の人口規模は約15000人)
② 村全体としては、比較的落ち着いており、まずは住民互助で対応ができている。そのため、外部からのボランティアを募集する予定はない。物資(食料や水など)についても、地域の企業等から調達ができており、現時点では県外からの募集は行っていない。炊き出しについては、地元の赤十字奉仕団が中心になって対応している。
③ 那覇市については、公民館に避難されているのは2世帯だけ。残りの方々は親戚や知人宅等に避難している。行政がかなりの対応をしており、ボランティアや物資などの募集はない。今後、行政や社協など関係機関により協議を行い、必要に応じて対策をとる予定である。

★今後、なんらかの状況変化等があり次第、順次、情報としてお知らせいたします。


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