『怖さ』を克服する

プロ野球を毎晩観ていると、よくプロの選手は150kmのボールを打てるなと感心します。しかし、彼らがバレーボールの強打を拾えるかというと、すぐには難しいことでしょう。それは、日頃からどれだけその速さに慣れ、予測して心の準備ができているかによると思います。

以前、Vリーグのあるチームが公式練習前のレシーブ練習で、コーチが鬼気迫る形相で強烈なボールを出していました。後で機会を見計らって尋ねてみたところ、試合で打たれる以上のボールを出しておけば目が慣れて対応できるということでした。

全国の強豪高校の試合での雰囲気を見ていても、強打レシーブに全く怖がらず、顔面に強打を浴びてもケロッとしているくらい、良い姿勢を保っています。

普段の練習でどれだけ高いレベルを目指して皆が取り組むかが重要ですが、どうしても怖さが先に立ち、互いに甘さを出してしまいがちです。

我がチームでは、強打に飛び込むレシーブ練習を行っています。とにかく妥協せずに反復して練習することで怖さを克服でき、良い姿勢になっていくと思っています。まだまだ時間は掛かりますが、彼らの成長に期待して続けて行こうと考えています。