バレー気ちがいの部屋

バレー大好き人間が“バレー気ちがい”になるべく日々過ごしています。色々な話題で盛り上がって行きたいと思います。

指導者の決断と選手の決意

2017年09月09日 | Weblog
先週、紫波町のオガールに来ていた全日本男子の合宿を見学させてもらいました。
グラチャン前の大事な時期に公開してもらい、大変嬉しく思います。

最も驚いたのが、小野寺太志選手です。ゲームライク中心の練習の中で、彼がウイングスパイカー(レフト)をやっていたからです。彼が高校生の時から、合宿や大会で顔を合わせる機会がよくあり、会う度に「相変わらず、デカいなぁ❗️」「アハハ(照)」と言葉を交わしていました。JOCに選ばれだものの、ほとんど高校生から始めたような選手で、高校や大学ではミドルブロッカーで、全日本にもミドルブロッカーとして選出されていました。

ワールドリーグで、大竹選手や出来田選手がオポジットとして活躍していました。彼らも、ミドルブロッカーを主にやってきましたが、どちらもオポジットを兼ねていたので、それ程の驚きはありませんでした。ところが今回は、ワールドリーグでもミドルブロッカーとして出場していた小野寺選手が、ウイングスパイカーをしていたので、かなりの衝撃を受けました。

ウイングスパイカーはオポジットと異なり、レセプションとディグの中心になるポジションです。それを大学4年生のこの時期から、そしてグラチャンにもウイングスパイカーとして出場する予定なのですから、驚かない方がおかしいかもしれません。

しかし、練習を観ているうちに、あまり違和感を感じなくなりました。ほとんどのプレーを無難にこなし、時には、周りの選手を驚嘆させるビックプレーもありました。全体練習後も、リベロと一緒になって必死にレセプション練習に励む彼の姿を見て、感動しました。元々、器用な選手で、あの身長で逆立ちも出来ます。その彼の素質を見抜き、コンバートを決断した監督とコーチには、賞賛と感謝の気持ちでいっぱいです。そして、指導者の思いを汲んでコンバートを決意した小野寺選手にも、エールを送りたいと思います。

大学に戻れば、またミドルブロッカーをやるようですが、できれば、卒業後に所属するVプレミアのチームではウイングスパイカーとして育ててもらいたいです。

グラチャンが最終目標ではなく、東京オリンピックで結果を出すことを求められています。小野寺選手には、バルセロナや北京オリンピックで活躍した荻野さんのようなウイングスパイカーになってほしいと思います。

練習後に「頑張ります❗️」と力強く話していた彼の今後の頑張りに期待したいです。



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