●第4チェックポイント・ストックホルム バラマキクイズ(一問一答)
知力、体力、時の運。運の要素が「問題を引き当てる」ところに設定された、本家ウルトラクイズでもおなじみのバラマキクイズです。
純粋に問題だけをみれば個人に与えられる一問一答ですので、難易度が高すぎるとかわいそうなことになります。調整に気を遣うクイズ形式ですね。決勝に向けていよいよ白熱する、緊張感とハズレの脱力感が混ざり合うみていて愉しいチェックポイントだと思います。
バラマキは問題をばらまく必要がありますが、アイテムをばらまく訳にはいきません。そのランダマイズをバラマキ地点で振る25ダイスで表現し、出た目が奇数なら問題を拾ったことにしています。
問題は造船所横にばらまかれていることになっており、そこにはしっかりその場所に来たかどうかを判定するためのスタッフが待機しています(児玉さん)。ダイスを振る様子を見つつ、出た目を読み上げて雰囲気を盛り上げようという趣向です。
なお、偶数が出たらハズレの扱いとなります。偶数が出たら即座に道具屋さんに走ります。道具屋にもスタッフ(リガ酒場マスターさん)が待機して、その様子を見ています。
道具屋に対してエモーションを何かおこない、そしてまた造船所横に来てダイスを振り、奇数が出たら教会に向かってダッシュです。
バラマキ問題に二問正解すると通過を判定するクイズに挑戦します。これは『通せんぼクイズ』で、後ろに並んだ二人にも解答権があり、早押しで通過を阻止することができます。阻止した人は正解によって1ポイントを得ることが出来、今度は自身が通過を判定される立場になることもあります。
このチェックポイントの司会はHRRさんとジントックさん。お二人ともあまり体調が良くない中での進行となりました。お疲れ様でした。
質問などを受け付け、スタッフの発言で若干ハプニングがあったあと、司会のお二人によってスタートが切られます。
ジントック>スターーーーーーーーーーーート
HRR>スタアアアアアアアアアアアアアアト!
一斉に走り出した挑戦者たち。全40問の中から誰がどの問題に答えるのか…
私の出題
もんだい
つい昨日(10/6)から国立西洋美術館で展覧会がはじまった「叫び」「不安」「病める子」などで有名なノルウェーの画家は?
ストックホルムはスウェーデンの首都です。北欧と言うことでご当地問題っぽいものを…と思い、全力を賭けた趣味で作りました。
まだいってないので早く行かないと…『不安』の本物を早くみたいですねー。
『叫び』は問題文中に含めるべきではなかったかもしれません。はっきりいって誰でも知っているはずだからです。問題作成班の用意した調整では、簡単なものと難しいもの、療法をまぜましょうということで、採用されたとおもいます。
でもご当地問題にするならば、スウェーデンの画家を出す方がそれらしいですけれど…スウェーデンの画家ってしらないですねー…
こたえ ムンク(エドヴァルト・ムンク)
ノルウェーの国民的画家です。自身の病弱さや、家族の死などを幼少時に体験し、それが初期の作品ではストレートに死というモチーフとなり、「病める子」などに結実しています。
また「生命のフリーズ」と称した一連の作品群のなかでは「愛」や「死」などを根底に据え、「色が叫んでいた」という『叫び』では、それらのテーマを怖くなるほど完璧に昇華しています。
どうでもイイですが、「叫び」は二度盗まれています。警戒がずさんなのでしょーか(笑)
もんだい
@モバイルのサービス「速達!情報便」の配達員見習の名前は?
これ意外と盲点でしょうね? @モバイルのサービスに登録していなければ分からないですけれど、登録していても『副官を鍛えよう』『おまかせ回航』だけを使っていたりすると分からないと思います。
案の定、これを出題された挑戦者さんはパスしました。私は結構このコンテンツを見ているので問題はすんなりできましたが、問題を思いつくまでに結構時間がかかった記憶があります。灯台もと暗しっていうか…。
こたえ メメ
しますですか? っていう口調がちょっとかわいい子ですよね。
もんだい
金属を溶かして鋳型に流し、加工するのは鋳造。では、金属を熱し、たたいて加工するのは?
鋳型に流し込んで固めたものは鋳物です。鋳物師さんのお仕事ですね。つまり鋳造スキルを持っている私は鋳物師です。
熱した金属を金床の上に置き、たたいて形を整えるのは鍛治屋さんの仕事ですよね。日本刀を作っている風景で、よくトンテンカンテンたたいている映像を見たことがあると思いますが、あれです。
挑戦者さんのお答えは鋳金でしたが、鋳金も鋳型に流し込んで作りますので、違います。
こたえ 鍛造(たんぞう)
刀を「鍛える」というように、たたいて形を整え、金属を「つぶす」ことでより隙間を減らして強度を高めるのが鍛造です。
もんだい
商会コンペの納品アイテム更新時刻は、24時表記で毎月15日の何時?
商会コンペに参加していない方のほうが少ないのかもしれませんが、仕様としてご存じでない限り(あんちょこがなければ)答えられないでしょう。
この問題は「とおせんぼクイズ」で出題されました。早押しの勝負ですね。イイ問題が出ました(笑)
こたえ 12時
クイズの出題順はリンクさんが構成をしております。
クイズ問題は、難しい問題、簡単な問題、答えられるけどレトリックの編集が必要な問題など、問題作成班が提出した数々の問題を見直す必要がどうしてもあります。
それは挑戦者に対してぶつける難易度の振れ幅を調整することであるとか、お手つきや早押しといった挑戦者同士の戦いにおいておもしろく演出できるかどうか、そもそも答えは正しいのかなどをきちんと精査する必要があるのです。
ストックホルムではバラマキクイズ=挑戦者にのみ与えられる一問一答となっていますが、通せんぼクイズは一問一答の早押しですので、クイズの形式が若干違います。
なので、本来であれば早押し用の問題と、挑戦者一人に与えられるバラマキとのクイズ内容は区別した方が良かったのですが、さすがにそこまでの時間はなく…微妙に早押し用の問題として使えるものがバラマキに登場しました。次の問題がそれです。
もんだい
金と銀。真横に動けないのはどっち?
交易品の金と銀です。貴金属は南米の登場によって、扱いやすいうえに高額の利益がでますので非常に人気があります。カリブ海はアフリカ、インドに比べてずいぶんと早く行けますから当然ですよね。
ただし…この問題、貴金属でないことは問題を見ればすぐ分かるかと思います。こういう問題が一問くらいあってもいいのです(笑)。他にもチェスとかトランプとか、ゲームで問題をいろいろ考えましたが、この設問は作成班の中でも人気がありました。なぞなぞというかとんちみたいですけれど…本家ウルトラにはこういう問題もよく出題されました。
こたえ 銀
つまり将棋の金将と銀将ですね。私は将棋のコマの動かしかたしか知りませんが…。最初はチェスの問題でも作ろうかなーと思ってたのですけれど、チェスからの連想ですぐに浮かびました。
York=Anne=Mann>これは早押し用だったなw
私もそう思いましたw
もんだい
イギリスのグリニッジに保存されていたものの、今年5月に火災によりほぼ全焼してしまったクリッパー船といえば?
これは私は大英博物館にあると思いこんでいて、後で作成班のかたに訂正していただきました。現存する最後のクリッパー船として有名でしたが、わずかな船部品をのぞいて全焼しました。
DOLを遊んでいる人ならばある種おなじみですけれども、この問題にはちょっとした罠があります。
この問題は、短い文章の中に情報量が多いのです。「イギリスのグリニッジに保存」「今年五月の火災」ですね。
クリッパー船といえば? の部分はキモですので、カティ・サークがクリッパー船と全く知らなかったらダメですけれど、カティ・サークをしっていても、余計な情報を与えることで混乱が生じやすいです。
こういうのは度胸で当てるのです(爆)
こたえ カティ・サーク
ウイスキーのボトルデザインにもなっていますね。大海原への冒険、歴史を作り上げてきた帆船時代といったイメージがウイスキーの銘柄の由来になったそうです。
あてくしはウイスキーをあまり飲まないので、その場で何種類か味見しないと違いが分かりません…><
もんだい
日本では非常に人気があるものの、残念ながら故国デンマークでは顧みられていない、「即興詩人」「絵のない絵本」の作者は?
これ、どう見てもサービス問題にしか見えませんね。ご当地問題ですからいいのでしょうけれど、私も安易な問題作りすぎますねー。でも、早押し用とかばらまき用などの区別をせずにつくった一問一答なのでした。
こたえ アンデルセン(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)
1805年生まれというとWikipediaによればネルソン提督の亡くなった年のようです。つまりトラファルガーの戦いがあった年です。さらに言えばヴェネツィア共和国がナポレオンによって征服されました。
ベートーベンの交響曲第三番が初演を迎えた年でもあります。
日本に目を向けてみると。文化・文政の最初期ですから、日本史で言う「化政文化」のはじまりです。
化政文化にものされた物語、何かご存じでしょうか。日本史が好き、江戸時代が好き、というかたでないとなかなか出てきませんよね(笑)
私は江戸時代がそれほど好きではありません…が、化政文化といえば私の中では曲亭馬琴大先生の『南総里見八犬伝』これしかありません。岩波文庫全10巻ですから、アレを読むのは今はやりの言葉で言うとマゾいです。
普通読みませんよね(爆)
これと同じコトで、アンデルセンは故国では一般的ではないようです。古典なんですね。
歴史って横に見ないとわけわかんないですよね。
もんだい
ヴィスビー、ストックホルムが主なモデルとなった架空の街『コリコ』が舞台の、宮崎駿監督の長編アニメーション作品といえば?
原作より映画のほうが格段におもしろいと、私は思うんですが…皆さんいかがですか? よんでない?
映画もほのぼのしてましたねー。音楽が和みますよね。ジブリ作品のサントラはいくつか出ていますけれど、そのなかでもこの作品はテレビ番組でよく使われます。
個人的にはナウシカで使われていたミニマルとかすきです…あとラピュタのOPとかすごいですよね。特にラピュタはOPの映像とあわせてみると映像とのシンクロ、演出がすごすぎてしびれます。出だしのピアノ、弦楽器から木管で奏でられるあたりはもうぐわーッと…
こたえ 魔女の宅急便
ラピュタは語り出すと止まりませんので本筋をw。
他にもアイルランドやポルトガルでもロケハンが行われたそうです。いろんなとこいっててすごいですね。
以前何かの番組でヴィスビーが出てきたような気がします。魔女宅の舞台になった街というふれこみで。ああいう街に住んでみたいと思うのは私だけではないと思います。
ちなみにヤマト運輸がスポンサーになったのは、偶然からだそうですね。「宅急便」が登録商標だと知らず、映画化に当たって調べたらそうだったので関係者が驚きヤマト運輸に連絡したところ、黒猫のキャラクター『ジジ』の存在も手伝って協賛が実現したとWikipediaに書いてありました。
粋ですねぇ。粋は重要です。「カッコイイとは、こういうことさ」です。紅の豚も私は大好きで…
もんだい
「風が吹くと桶屋がもうかる」。桶が売れる前に増えるのは何?
実はこの問題は答えからもう一問続きがあったのですが、解答がいろいろ考えられるなど問題として成立していなく、ボツになりました。
ネコの置物とネコイラズを是非出題したかったのですけれど…これは言わずとしれた某教団のためのオマージュ問題です。
最初はこれらの答えを用意していたのですけれど、駆除スキルや護符の一部に効果が見られることが分かって、結局答えが一杯できすぎちゃったんですね。なので出題を取りやめました。
こたえ ネズミ
風が吹くと砂埃が舞い上がります。目に入ればこすってしまうでしょうし、悪くすると失明してしまうでしょう。運悪く失明する人が増えますので、そういった方たちは三味線弾きとなります。ここでどうしてあんまじゃないんだろう…という疑問も湧きますが(笑)
で、三味線の皮の材料にネコの皮を使うのでネコがつかまえられます。と、増えるのはネズミです。ネズミが増えて桶をかじり、破損してしまうので桶屋が儲かる、という仕組みです。
仕組みですっていいましたけれど…そういうことわざです。風が吹く、という小さな出来事が、巡り巡って大きな一時を引き起こす、ということを言い表しています。
ちなみにラーメンズのコントにも『風と桶屋に関するいくつかの考察』というのがあって、これはとーっても笑い、とーっても機知に富んでいるのでライブDVDの「アリス」は必見です。
もんだい
初代大航海時代でマジョルカと呼ばれていたのは、DOLのどの港?
初代大航海時代というのは、オフライン版の、一番最初に出た大航海時代です。全ての原点です。
船で航海し、交易品を扱って富を築きつつ、冒険をしたり王女の心を射止めたり…と、自由度の高い(けれど遊べる内容は結構しっかり目に見える)すばらしいゲームです。
どハマリしました、私。過去のエントリにも書いてございますのでご興味があったら検索してみてください…わたくしごとですのでうるる張るのはやめときます(笑)
こたえ シラクサ
マジョルカ島とどうして間違えたのかぜんぜん分かりませんけれど(笑)
シラクサの広場近くにいるおばさんに話しかけてみてください。この問題に関することを言います。
>攻略本に載ってるネッ。
攻略本でも自虐ネタやってるのですか><
マジョルカは小麦が売っているので必ず寄りました。最初のうちは重宝するのです。そのうち美術品などを載せ始めると、あまりに利益額が違いますので、マジョルカのマネーサプライが破綻します(リスボンでの砂糖貿易も同じコトが…w)
書いててなちかしー><
もんだい
タイ料理を代表する、行動力複数+85の辛味のあるエビのスープといえば何?
私はわりと好きですね、この料理。ただあんまり食べに行くチャンスがなかったり…。
変わりますけれど、六本木ミッドタウンにフォーを食べられるお店がありますよね。おいしいんですよー。ハスのお茶とかもう素敵です。
パクチー嫌いな人多いですよね。私は好きですねー。香草のたぐいはむしゃむしゃします。
草食動物なのです。
こたえ トムヤムクン
クンっていうのがエビだそうです。他は知りません。Wikipediaにはトムは「煮る」でヤムは「混ぜる」らしいです。
エビを採集するのは結構大変ですよねー。漁場探さないと…トムヤムクン作れないけれど。
バラマキは結構白熱しましたね。出題される問題もバランスが良かったと思います。通せんぼクイズはより白熱しますよね。次があればきちんと早押し用の問題といったように、ルールにあわせた性質の問題を作れたら、と思います。
仕様にも強くなろーっと。
ストックホルムの出題は以上です。この戦いに勝ち残った三人が、リガ酒場で行われる決勝の舞台に立ちます。
いよいよ頂点を決定する戦いです。コチラも緊張してきました。このまま大成功に終わればいいなぁ…と思ったのですが、決勝でポカをやらかしてしまいました…
その模様は次回お伝えいたします。
でわ~☆
知力、体力、時の運。運の要素が「問題を引き当てる」ところに設定された、本家ウルトラクイズでもおなじみのバラマキクイズです。
純粋に問題だけをみれば個人に与えられる一問一答ですので、難易度が高すぎるとかわいそうなことになります。調整に気を遣うクイズ形式ですね。決勝に向けていよいよ白熱する、緊張感とハズレの脱力感が混ざり合うみていて愉しいチェックポイントだと思います。
バラマキは問題をばらまく必要がありますが、アイテムをばらまく訳にはいきません。そのランダマイズをバラマキ地点で振る25ダイスで表現し、出た目が奇数なら問題を拾ったことにしています。
問題は造船所横にばらまかれていることになっており、そこにはしっかりその場所に来たかどうかを判定するためのスタッフが待機しています(児玉さん)。ダイスを振る様子を見つつ、出た目を読み上げて雰囲気を盛り上げようという趣向です。
なお、偶数が出たらハズレの扱いとなります。偶数が出たら即座に道具屋さんに走ります。道具屋にもスタッフ(リガ酒場マスターさん)が待機して、その様子を見ています。
道具屋に対してエモーションを何かおこない、そしてまた造船所横に来てダイスを振り、奇数が出たら教会に向かってダッシュです。
バラマキ問題に二問正解すると通過を判定するクイズに挑戦します。これは『通せんぼクイズ』で、後ろに並んだ二人にも解答権があり、早押しで通過を阻止することができます。阻止した人は正解によって1ポイントを得ることが出来、今度は自身が通過を判定される立場になることもあります。
このチェックポイントの司会はHRRさんとジントックさん。お二人ともあまり体調が良くない中での進行となりました。お疲れ様でした。
質問などを受け付け、スタッフの発言で若干ハプニングがあったあと、司会のお二人によってスタートが切られます。
ジントック>スターーーーーーーーーーーート
HRR>スタアアアアアアアアアアアアアアト!
一斉に走り出した挑戦者たち。全40問の中から誰がどの問題に答えるのか…
私の出題
もんだい
つい昨日(10/6)から国立西洋美術館で展覧会がはじまった「叫び」「不安」「病める子」などで有名なノルウェーの画家は?
ストックホルムはスウェーデンの首都です。北欧と言うことでご当地問題っぽいものを…と思い、全力を賭けた趣味で作りました。
まだいってないので早く行かないと…『不安』の本物を早くみたいですねー。
『叫び』は問題文中に含めるべきではなかったかもしれません。はっきりいって誰でも知っているはずだからです。問題作成班の用意した調整では、簡単なものと難しいもの、療法をまぜましょうということで、採用されたとおもいます。
でもご当地問題にするならば、スウェーデンの画家を出す方がそれらしいですけれど…スウェーデンの画家ってしらないですねー…
こたえ ムンク(エドヴァルト・ムンク)
ノルウェーの国民的画家です。自身の病弱さや、家族の死などを幼少時に体験し、それが初期の作品ではストレートに死というモチーフとなり、「病める子」などに結実しています。
また「生命のフリーズ」と称した一連の作品群のなかでは「愛」や「死」などを根底に据え、「色が叫んでいた」という『叫び』では、それらのテーマを怖くなるほど完璧に昇華しています。
どうでもイイですが、「叫び」は二度盗まれています。警戒がずさんなのでしょーか(笑)
もんだい
@モバイルのサービス「速達!情報便」の配達員見習の名前は?
これ意外と盲点でしょうね? @モバイルのサービスに登録していなければ分からないですけれど、登録していても『副官を鍛えよう』『おまかせ回航』だけを使っていたりすると分からないと思います。
案の定、これを出題された挑戦者さんはパスしました。私は結構このコンテンツを見ているので問題はすんなりできましたが、問題を思いつくまでに結構時間がかかった記憶があります。灯台もと暗しっていうか…。
こたえ メメ
しますですか? っていう口調がちょっとかわいい子ですよね。
もんだい
金属を溶かして鋳型に流し、加工するのは鋳造。では、金属を熱し、たたいて加工するのは?
鋳型に流し込んで固めたものは鋳物です。鋳物師さんのお仕事ですね。つまり鋳造スキルを持っている私は鋳物師です。
熱した金属を金床の上に置き、たたいて形を整えるのは鍛治屋さんの仕事ですよね。日本刀を作っている風景で、よくトンテンカンテンたたいている映像を見たことがあると思いますが、あれです。
挑戦者さんのお答えは鋳金でしたが、鋳金も鋳型に流し込んで作りますので、違います。
こたえ 鍛造(たんぞう)
刀を「鍛える」というように、たたいて形を整え、金属を「つぶす」ことでより隙間を減らして強度を高めるのが鍛造です。
もんだい
商会コンペの納品アイテム更新時刻は、24時表記で毎月15日の何時?
商会コンペに参加していない方のほうが少ないのかもしれませんが、仕様としてご存じでない限り(あんちょこがなければ)答えられないでしょう。
この問題は「とおせんぼクイズ」で出題されました。早押しの勝負ですね。イイ問題が出ました(笑)
こたえ 12時
クイズの出題順はリンクさんが構成をしております。
クイズ問題は、難しい問題、簡単な問題、答えられるけどレトリックの編集が必要な問題など、問題作成班が提出した数々の問題を見直す必要がどうしてもあります。
それは挑戦者に対してぶつける難易度の振れ幅を調整することであるとか、お手つきや早押しといった挑戦者同士の戦いにおいておもしろく演出できるかどうか、そもそも答えは正しいのかなどをきちんと精査する必要があるのです。
ストックホルムではバラマキクイズ=挑戦者にのみ与えられる一問一答となっていますが、通せんぼクイズは一問一答の早押しですので、クイズの形式が若干違います。
なので、本来であれば早押し用の問題と、挑戦者一人に与えられるバラマキとのクイズ内容は区別した方が良かったのですが、さすがにそこまでの時間はなく…微妙に早押し用の問題として使えるものがバラマキに登場しました。次の問題がそれです。
もんだい
金と銀。真横に動けないのはどっち?
交易品の金と銀です。貴金属は南米の登場によって、扱いやすいうえに高額の利益がでますので非常に人気があります。カリブ海はアフリカ、インドに比べてずいぶんと早く行けますから当然ですよね。
ただし…この問題、貴金属でないことは問題を見ればすぐ分かるかと思います。こういう問題が一問くらいあってもいいのです(笑)。他にもチェスとかトランプとか、ゲームで問題をいろいろ考えましたが、この設問は作成班の中でも人気がありました。なぞなぞというかとんちみたいですけれど…本家ウルトラにはこういう問題もよく出題されました。
こたえ 銀
つまり将棋の金将と銀将ですね。私は将棋のコマの動かしかたしか知りませんが…。最初はチェスの問題でも作ろうかなーと思ってたのですけれど、チェスからの連想ですぐに浮かびました。
York=Anne=Mann>これは早押し用だったなw
私もそう思いましたw
もんだい
イギリスのグリニッジに保存されていたものの、今年5月に火災によりほぼ全焼してしまったクリッパー船といえば?
これは私は大英博物館にあると思いこんでいて、後で作成班のかたに訂正していただきました。現存する最後のクリッパー船として有名でしたが、わずかな船部品をのぞいて全焼しました。
DOLを遊んでいる人ならばある種おなじみですけれども、この問題にはちょっとした罠があります。
この問題は、短い文章の中に情報量が多いのです。「イギリスのグリニッジに保存」「今年五月の火災」ですね。
クリッパー船といえば? の部分はキモですので、カティ・サークがクリッパー船と全く知らなかったらダメですけれど、カティ・サークをしっていても、余計な情報を与えることで混乱が生じやすいです。
こういうのは度胸で当てるのです(爆)
こたえ カティ・サーク
ウイスキーのボトルデザインにもなっていますね。大海原への冒険、歴史を作り上げてきた帆船時代といったイメージがウイスキーの銘柄の由来になったそうです。
あてくしはウイスキーをあまり飲まないので、その場で何種類か味見しないと違いが分かりません…><
もんだい
日本では非常に人気があるものの、残念ながら故国デンマークでは顧みられていない、「即興詩人」「絵のない絵本」の作者は?
これ、どう見てもサービス問題にしか見えませんね。ご当地問題ですからいいのでしょうけれど、私も安易な問題作りすぎますねー。でも、早押し用とかばらまき用などの区別をせずにつくった一問一答なのでした。
こたえ アンデルセン(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)
1805年生まれというとWikipediaによればネルソン提督の亡くなった年のようです。つまりトラファルガーの戦いがあった年です。さらに言えばヴェネツィア共和国がナポレオンによって征服されました。
ベートーベンの交響曲第三番が初演を迎えた年でもあります。
日本に目を向けてみると。文化・文政の最初期ですから、日本史で言う「化政文化」のはじまりです。
化政文化にものされた物語、何かご存じでしょうか。日本史が好き、江戸時代が好き、というかたでないとなかなか出てきませんよね(笑)
私は江戸時代がそれほど好きではありません…が、化政文化といえば私の中では曲亭馬琴大先生の『南総里見八犬伝』これしかありません。岩波文庫全10巻ですから、アレを読むのは今はやりの言葉で言うとマゾいです。
普通読みませんよね(爆)
これと同じコトで、アンデルセンは故国では一般的ではないようです。古典なんですね。
歴史って横に見ないとわけわかんないですよね。
もんだい
ヴィスビー、ストックホルムが主なモデルとなった架空の街『コリコ』が舞台の、宮崎駿監督の長編アニメーション作品といえば?
原作より映画のほうが格段におもしろいと、私は思うんですが…皆さんいかがですか? よんでない?
映画もほのぼのしてましたねー。音楽が和みますよね。ジブリ作品のサントラはいくつか出ていますけれど、そのなかでもこの作品はテレビ番組でよく使われます。
個人的にはナウシカで使われていたミニマルとかすきです…あとラピュタのOPとかすごいですよね。特にラピュタはOPの映像とあわせてみると映像とのシンクロ、演出がすごすぎてしびれます。出だしのピアノ、弦楽器から木管で奏でられるあたりはもうぐわーッと…
こたえ 魔女の宅急便
ラピュタは語り出すと止まりませんので本筋をw。
他にもアイルランドやポルトガルでもロケハンが行われたそうです。いろんなとこいっててすごいですね。
以前何かの番組でヴィスビーが出てきたような気がします。魔女宅の舞台になった街というふれこみで。ああいう街に住んでみたいと思うのは私だけではないと思います。
ちなみにヤマト運輸がスポンサーになったのは、偶然からだそうですね。「宅急便」が登録商標だと知らず、映画化に当たって調べたらそうだったので関係者が驚きヤマト運輸に連絡したところ、黒猫のキャラクター『ジジ』の存在も手伝って協賛が実現したとWikipediaに書いてありました。
粋ですねぇ。粋は重要です。「カッコイイとは、こういうことさ」です。紅の豚も私は大好きで…
もんだい
「風が吹くと桶屋がもうかる」。桶が売れる前に増えるのは何?
実はこの問題は答えからもう一問続きがあったのですが、解答がいろいろ考えられるなど問題として成立していなく、ボツになりました。
ネコの置物とネコイラズを是非出題したかったのですけれど…これは言わずとしれた某教団のためのオマージュ問題です。
最初はこれらの答えを用意していたのですけれど、駆除スキルや護符の一部に効果が見られることが分かって、結局答えが一杯できすぎちゃったんですね。なので出題を取りやめました。
こたえ ネズミ
風が吹くと砂埃が舞い上がります。目に入ればこすってしまうでしょうし、悪くすると失明してしまうでしょう。運悪く失明する人が増えますので、そういった方たちは三味線弾きとなります。ここでどうしてあんまじゃないんだろう…という疑問も湧きますが(笑)
で、三味線の皮の材料にネコの皮を使うのでネコがつかまえられます。と、増えるのはネズミです。ネズミが増えて桶をかじり、破損してしまうので桶屋が儲かる、という仕組みです。
仕組みですっていいましたけれど…そういうことわざです。風が吹く、という小さな出来事が、巡り巡って大きな一時を引き起こす、ということを言い表しています。
ちなみにラーメンズのコントにも『風と桶屋に関するいくつかの考察』というのがあって、これはとーっても笑い、とーっても機知に富んでいるのでライブDVDの「アリス」は必見です。
もんだい
初代大航海時代でマジョルカと呼ばれていたのは、DOLのどの港?
初代大航海時代というのは、オフライン版の、一番最初に出た大航海時代です。全ての原点です。
船で航海し、交易品を扱って富を築きつつ、冒険をしたり王女の心を射止めたり…と、自由度の高い(けれど遊べる内容は結構しっかり目に見える)すばらしいゲームです。
どハマリしました、私。過去のエントリにも書いてございますのでご興味があったら検索してみてください…わたくしごとですのでうるる張るのはやめときます(笑)
こたえ シラクサ
マジョルカ島とどうして間違えたのかぜんぜん分かりませんけれど(笑)
シラクサの広場近くにいるおばさんに話しかけてみてください。この問題に関することを言います。
>攻略本に載ってるネッ。
攻略本でも自虐ネタやってるのですか><
マジョルカは小麦が売っているので必ず寄りました。最初のうちは重宝するのです。そのうち美術品などを載せ始めると、あまりに利益額が違いますので、マジョルカのマネーサプライが破綻します(リスボンでの砂糖貿易も同じコトが…w)
書いててなちかしー><
もんだい
タイ料理を代表する、行動力複数+85の辛味のあるエビのスープといえば何?
私はわりと好きですね、この料理。ただあんまり食べに行くチャンスがなかったり…。
変わりますけれど、六本木ミッドタウンにフォーを食べられるお店がありますよね。おいしいんですよー。ハスのお茶とかもう素敵です。
パクチー嫌いな人多いですよね。私は好きですねー。香草のたぐいはむしゃむしゃします。
草食動物なのです。
こたえ トムヤムクン
クンっていうのがエビだそうです。他は知りません。Wikipediaにはトムは「煮る」でヤムは「混ぜる」らしいです。
エビを採集するのは結構大変ですよねー。漁場探さないと…トムヤムクン作れないけれど。
バラマキは結構白熱しましたね。出題される問題もバランスが良かったと思います。通せんぼクイズはより白熱しますよね。次があればきちんと早押し用の問題といったように、ルールにあわせた性質の問題を作れたら、と思います。
仕様にも強くなろーっと。
ストックホルムの出題は以上です。この戦いに勝ち残った三人が、リガ酒場で行われる決勝の舞台に立ちます。
いよいよ頂点を決定する戦いです。コチラも緊張してきました。このまま大成功に終わればいいなぁ…と思ったのですが、決勝でポカをやらかしてしまいました…
その模様は次回お伝えいたします。
でわ~☆