これはあるところに放置されていて、この間、入手したアキタブキ(秋田蕗)です。キク科フキ属。葉形は雨傘くらいの大きさになる。草丈は2.0m 葉の直径1.5m。この植物は非常に強権種で地下茎で伸びて簡単に発根して広がる。植え付けは、東北地方の農家では珍しくないようだ。
より巨大な草姿の蕗は、突然変異種と思われるラワンブキ(螺湾蕗)は、世上、北海道の足寄町のラワン川あたりの道東地方が良く知られているが、もとはアキタブキであるらしく原種よりも何割増しかに巨大化するらしい。これらは普通種のフキと比較して春から夏にかけて急速に生長する。両方とも立派な野菜としての商用作物だ。
ラワンブキの草丈は人間の背丈をはるかに凌駕する。なんとなんと、草丈は3.0m 、食材になる茎は直径10.0cmだ。食用としては大株だからなんとなく大味の気がするが、実は普通種のフキと同じ食味であるらしいのだ。いつか食べたいもの。しかも茎が太いものであるから収量的に好ましい。
今年の4月
昨年の5月
自然に生育させるには、適地として河川や池沼敷、地下水位の高いところが植栽に向いているようだ。