うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ホオノキの花は終わった。

2013年08月02日 05時26分26秒 | ランドスケープデザイン
いつも通勤途中に見るホオノキの樹木、大きな農家の庭先に植えられていた模様で風格が感じられる。この花がいつ咲くのか気がかりであった。ホオノキは山の木で高い枝に花を付けるらしくて待ちどおしかったもの。多分、白くぼってりした泰山木に近いものであろうと、心待ちにしていた。ところが、あるときに久方ぶりに樹木図鑑をめくっていたら、今年はもう既に花は終わっていたことが判明する。
 わたしは、長年、こと植物に対しては、図鑑、写真に確認することよりも実見することを自分に課してきたのだ。そのために、10数年、日本の国内も歩いてきた。その経費は半分近くは身銭を切りいそいそと行動してきた。植物の四季変化も含めて、だ。今回は、がっくりきた。
 近くに良く手入れされたコブシが育つ。大きな屋敷跡でもあるのだろう、現在は内科クリニックに変貌している。

           
           
≪ホオノキ≫
 Magnolia obovata モクレン科モクレン属。別名ホオガシワ、落葉高木。
  山地に生え、高さ20 30メートル、直径1メートルくらいになる。葉は有柄で枝先に集まって互生し、長さ20~40センチの倒卵状長楕円形で、やや厚くてかたい。裏面は帯白色で細い毛がある。5~6月、枝先に帯黄白色で直径15センチの芳香のある花が上向きに咲く。花弁は狭倒卵形で6~9個。雄しべは多数あり、花糸は紅色で葯は帯黄白色。雌しべは円錐状に多数つく。がく弁は淡緑紅色で3個。果実は袋果が多数集まった集合果で長さ10~15センチ。熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を白い糸で吊り下げる。
 用途;公園・街路樹、建築・器具・楽器・彫刻・船舶材、下駄、樹皮は薬用。
 分布;北海道、本州、四国、九州、南千島、中国。
・・・参考資料:編著林 弥栄 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」山と渓谷社 1988.04.20

           
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