上総山田駅近くにある千葉県市原市立養老小学校の一角に、「学童殉難の碑」がひっそりたたずむ。

 1945年5月8日。米軍機の機銃掃射で、約4キロ離れた分校の4年生児童3人が死亡した。戦後間もなく地元有志が建立した碑には犠牲者の名が刻まれ、痛ましい悲劇を伝える。

 本校の教師だった中村みつ江さん(92)はその日のことを鮮明に覚えている。日常的に上空を飛んでいた米軍機が正午前、不気味な音とともに去っていった。

 分校がやられたらしい。駆けつけると砂煙が上がり、床は血まみれだった。丘にたつ平屋の校舎が、兵舎と間違えられた可能性があるという。中村さんは「戦争は何もいいことがない。いつも犠牲になるのは子どもたち」と語る。

 地元以外でこのことはあまり知られていない。碑は分校の統合を機に本校へ移設され、跡地には校門の一部が残るだけ。周辺はゴルフ場が乱立する。

 毎年5月8日、碑の前で遺族らが献花、黙禱(もくとう)し慰霊会を営む。社会科の授業で殉難の歴史を学んだ6年生の安藤紅美さんは「命の大切さを知りました」。

 奪われた未来と平和への願いを、碑は次代に継ぐ。(石平道典)

 


オリジナル・イメージソング

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「いちうたグループ」オリジナル・イメージソングの歌詞 
 

小湊線はふるさと本線 

作詞:未神 遊人、補作詞:清水厚史(笑レク)、作曲:徳永馨(徳さん)

可愛い列車が 今日もまた
街から里へ 里から街へ
養老川を 左右(みぎひだり)
小さな鉄道 小湊線は
我らが自慢の ふるさと本線
 

連結二両が コトコトと
街から里へ 里から街へ
駅舎の木造 懐かしい
ツートンカラーの 小湊線は
心が通(かよ)う ふるさと本線
 

ほほえみ 二の字が どこまで
街から里へ 里から街へ
四季折々(おりおり)の 香り乗せ
ふるさと鉄道 小湊線は
あなたと私の 思い出本線
 

「小湊線はふるさと本線」楽譜(PDF) クリック

小湊線はふるさと本線
 
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=Omj-7yP0Zyg 

 

作詞:未神 遊人、補作詞:清水厚史(笑レク)、作曲:徳永馨(徳さん)、
歌唱:「いちはら歌声を楽しむ会」会員
伴奏
アコーディオン:徳永馨(徳さん)
ピアノ:平哲也(演歌アコーディオンのテツ)