ギリシア語
出典→http://bit.ly/22lIyZs
ギリシア語 | |
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Ελληνικά | |
発音 | IPA: [eˌliniˈka] |
話される国 | ギリシャ キプロス アルバニア南部 イタリア南部 マケドニア南部 ブルガリア中央・南部 トルコ および周辺国 |
地域 | バルカン半島 |
話者数 | 1200万人[1][2] |
話者数の順位 | 第74位 |
言語系統 |
インド・ヨーロッパ語族
|
表記体系 | ギリシア文字 |
公的地位 | |
公用語 | ギリシャ キプロス 欧州連合 |
統制機関 | なし |
言語コード | |
ISO 639-1 | el |
ISO 639-2 | gre (B) ell (T) |
ISO 639-3 | 各種:ell — 現代ギリシア語gmy — ミケーネ語grc — 古代ギリシア語pnt — ポントス方言cpg — カッパドキア方言tsd — ツァコニア方言 |
ギリシア語(ギリシアご、現代ギリシア語:ελληνικά または ελληνική γλώσσα)は、インド・ヨーロッパ語族ヘレニック語(ギリシア語)派に属する言語。ギリシャ語ともいい、単独でギリシア語派を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブルのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人[1][2]。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語[3]。
ギリシア語は、インド・ヨーロッパ語族の中で最も古くから記録されている言語であり、その歴史は3400年にわたる[4]。ギリシア文字で記されるようになったのは、ギリシアでは紀元前9世紀、キプロスでは紀元前4世紀以後のことである。それ以前では、紀元前2千年紀半ばには線文字Bが、紀元前1千年紀前半にはキプロス文字が、それぞれ使われていた。
ギリシア語は今日においても、人類史上最も強い影響力を持った文明の言語、あるいは3千年間継承されてきた史上最も偉大な文学を生んだ言語のひとつとみなされ、広く尊敬の念を集めている。その語彙は学術用語として英語をはじめとする欧米諸言語に多数借用されており、英語の語彙のうちの12%がギリシア語由来であると推定される[2]。ギリシア語はまた、『新約聖書』原典を記すのに用いられた言語でもある。ヘレニズム時代には東地中海世界の通商語として広まり、中世には東ローマ帝国領の大半にあたる広大な地域(中東・北アフリカ・東南ヨーロッパ・アナトリア半島)に波及した。
使用地域
公用語として使用している国
その他に使用されている地域
欧米諸言語への影響
ギリシア語の語彙はヨーロッパの諸言語に広く借用されている。特に英語においては、数学(mathematics)・天文学(astronomy)・民主主義(democracy)・哲学(philosophy)・修辞学(rhetoric)・俳優(thespian)・陸上競技(athletics)・劇場(theater)などのほか、ギリシア語の単語やその要素は新たな造語の元にもなっている。人類学(anthropology)・写真(photography)・異性体(isomer)・生体力学(biomechanics)・映画(cinema)・物理学(physics)などがそれに当たる。また、ラテン語とともに国際的な学術用語の拠り所ともなっている。たとえば -logy(談話)で終わる語はすべてギリシア語由来である。ギリシア単語の多くが英語の派生語を有する一方、ギリシア語に起源を持つと推測される英語の語彙はその内の12%である[2]。
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