牛熊日記

趣味や関心事を中心に日記をつけてみます。

なぜイタリアなのか、日本も他人事にならず

2011年11月07日 17時37分41秒 | 日記

ギリシャの次はイタリアだとして、今日もまたイタリアの10年債利回りは上昇している。
たしかに政治の不安定さは懸念材料ではあるが、
だからといってイタリアの財政の持続可能性がそれほど後退しているようには思えない。
しかし、国債利回りの上昇はそれによって財政を圧迫させることにもなりかねない。
欧州で起きているのは、「信用不安」と呼ばれるように、国の信用が不安視されている。
いまはユーロ圏の国に目が向けられているが、何かをきっかけに
日本の財政が不安視されてしまうと、それだけで日本の国債の利回りを上昇させかねない。
ここにきて日本の国民が、マスコミが連日報じているギリシャやイタリアの情勢を見て
日本の債務についても不安を強めてきているように感じられる。
漠然とした不安で留まっているうちは良いが、本格的な不安が強まると非常に危険な状態に陥りかねない。
市場は常に弱いところを突いていてくる。
ギリシャはとにかく、イタリアで起きていることはまさに他人事ではない。