どんより寒い日でしたね。(東京)
12月号の条幅はさらに書いてみても、
悪あがきになりそうなので、
気になる作品の方を少しずつ現実にしないと、
というわけで、
笑っちゃうくらい、土台の土台を書いてみました。
半紙の端から何行も試し書きをして、
よさそうに書けた行を切り貼りしました。
西施昔日……青苔思殺
人一去……岸傍
桃李……春
一行にだいたい10~12文字が適当なのですけど、
「…青苔」で1行目を終えると、次の頭に
「思殺人…」 ぎょっ! なんか不気味な並びになります。
まして、一行目を「…思」で終わると、
二行目の頭は、「殺人…」 と~んでもない!
漢詩の読みは、まったくそんな意味ではなく、
「…人を思殺す…」
思殺(しさつ)す、、、とは、 ‘深く思う’ という意味です。
漢詩で‘殺’は、強調する意味で使われるようです。
ですから、決して‘ころす’でなない!です。
西施(せいし)とは、当時の美女の名前です。
その美女のことを思って書いた詩のようです。
いつもと違う字配りを考えなきゃ、、、
難しい漢詩を選んじゃったかなあ…
気長~に
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