はなたれおやじ

色々あるよね

やり過ぎに反省

2013年07月27日 | 介護
順調に経口からの摂取が増えている婆さん
舌で潰せるシリーズのけんちんうどんも問題無く食べた

それを見て小躍りして浮足立つおっさん

単品の試験的な食事では無く、ちゃんとした「食事」を出してみよう!
と、言う事で、色々買い込み昼食準備

おかゆに細かく刻んだウナギをまぶした「粥まぶし」半膳
大好きな「ホタテ刺身」大2コ
「里芋の煮物」中2コ
「ふかしかぼちゃ」大2コ
「ふきと大根とこんにゃくを甘辛く煮た物」少々
「きのこのオロシ和え」少々
「トロミ茶」200ml
いい感じの器に盛り見た目も良い


これらを40分かけて食べる事が出来た
箸を休めると器を指差して早くよこせと合図もする
旺盛な食欲だ
食べている最中にむせも無く、今後昼飯はヘルパーさんの時間を30分延長してもらって経口食だ!
と、おっさんは箸を握った拳を突き上げる勢いだ


さて、夕方
腹チャージが終わりデザートのプラムを食べ終え、口内に残った皮を取り出そうとした

だが、そこから一気にむせ始め、今まで聞いた事が無いような大きい音のゼロゼロ音がするようになった

吸引器で吸入するも一向にその音は良くならない
家族の数回に渡る下手くそな吸引で余計に苦しそうだ

往診に連絡し、医者に来て貰った
チューブの根本が2㎝位しか残らない位深く吸引する

2回の吸引で嘘のように音が消えた

手術前に同じ先生の吸引でかなり出血させた経緯があり、「前回はみっともない姿を見せたので名誉挽回だ」
とつぶやきながらの吸引だったが、今回出血は全く無かった
都合の良い話だが、いつも胡散臭く感じ、どちらかと言えば「対峙」の対象で見ている医者もこの時ばかりは「すげ~」と思った

その後血中酸素が94となり、大事を取って酸素吸入のレンタル屋さんが呼ばれた
今後の肺炎による発熱を考え、抗生剤と解熱剤を貰った
パルスオキシメーターの購入も考えたほうが良いとの事

そして今日
懸念されていた発熱は無く、酸素濃度も96~98で安定している
気管、肺からの雑音も無く、酸素吸入も不要となった


原因はおっさんの食わせ過ぎ
むせが見られなくても少しずつ気管に落ちるとの事だった
バカ親ならぬバカ孫って所か

今回思い知ったのは
”素人は深部まで吸入管をちゃんと入れる事が出来ない”だ
親指で根本を折るか折らないか以前の話

やはりプロはプロなのだ
















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