ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

スッテでヤリイカ

2023-04-20 10:05:03 | ヤリイカ
2023.4.16(日)

大洗 光来丸


マルイカ仕掛けで、ヤリイカ釣ったら、
どれだけ釣れないか?

っていうのを、やりました。
尚、ブランコです。
本気(まじ)です。



3月、4月と、シケばかり。
光来丸のヤリイカ、
2連続中止だった私、切ない…

船長はきっともっと、切ない…


光来丸での4月のヤリイカ、
もう、あきらめていましたが、
急きょ、
キャンセルが出て、
運良く、予約、取れました。


左舷7人のド真ん中ではありますが、
裏を返せば、


釣果を期待される席ではないし、
いやいや…っていうより、
そもそも…
私に腕がないのは、船長もよく知っているし(涙)、


のびのび、
変なことしてやるぜ〜


港の中まで沖のうねりが入ってきて、
出船前から、どんぶらこ。
嫌な予感。



出港。


うねりで大きく上下しつつも、
スピードだして、
やや北に向かって、
GoGoGoGo〜


今日は、
師匠のMさんが右舷トモにいます。
よろしくです〜

ポイント着くまで、
右舷と左舷で、
LINEのやり取り。


『イカの反応は電信柱並みに細いので投げ遅れ厳禁だそうです。』
電信柱という笑撃とともに、

盗撮写真も送られてきました。
いつの間に…

私は手前の若い男です。

ウソです。
本当は、オレンジのオヤジです。


てか、
髪の毛真っ白じゃん…
私、こんなに白かったっけ?
我ながら、誰かと思いました。
おじいちゃんじゃん…


きっと、あれですよ、
光が当たっているからです!



電信柱並みの反応と聞いて、
釣れる気がしなくなったことよりも、
客観的な自分の姿にはげしく動揺する私…



おやおや。

10隻ほどの船団が、
うねりの山と谷間でどんぶらこ。
よっしゃ。着いたようです。


さてさて。
ヤリイカ、いるかな〜
スタートフィッシング〜
水深70m。


『型をみたので、水流します。』
って、アナウンス。

てことは、
電信柱並みの反応に当たったのは、右舷みたい(笑)。


左舷を見渡すかぎり、
誰も釣れていません。
やっぱり渋いぞ…


ん?

左舷後ろの2人、早々にダウン。
このあと、釣りに参加できず…

可哀想に…
大きなうねりの上下がヤバいのかな…



仕掛けはふざけていますが、
けっこう、
真面目にやっています。


本日の作戦メニューは、
以下のとおり。


着底しても、
直ぐにシャクらず、
ゆっくり糸ふけとって、ゼロテンション。
グゥゥゥゥと持ち上げ、
ピタリと止めて、
竿先を凝視。


フワン、フワンとあおって、
ステイ…
ときどき長めにステイ…
もちろん、竿先を凝視。


巻き落としもちょいちょいします。
電動で30m、
ビャーって巻き上げ、
スルスル、ストン。


基本はソフト路線ですが、
たまには派手に誘ってみたり、


電動ただ巻き釣法だって、
くり返しやりました。
もちろん、竿先凝視はマストです。


真剣にやっていますが、
うんともすんとも、
シグナルがありません。

ううう。
坊主はイヤ…



7:06
『まだ0です…そちらはどうですか?』
と、LINEでMさんに探りを入れると、


7:08
『サバ祭りで腰が痛いです。』

っていうわりに、
お土産、確保しているじゃん。

ま、
でも、
去年、ヤリイカ束釣りしたMさんです…

2時間やってこの釣果では、
不満でしょう。



7:20
ついに私にも、
ヤリイカのシグナル。

フルフルでも、クンクンでも、フワンでもなく、
竿先が電動歯ブラシのように、
ビィィィィと、
細かく振動しました。
あんなシグナル、初体験。
すっと持ち上げ、
電動ON。

良かった。
坊主のがれ。
マルイカスッテで釣れました。

仕掛けがよれたので、

第二弾に替えました。
少しサイズアップ。


さっきの写真のDAIWA帽子のお兄さん、
スピニングリールです。

スピニングリールを指差し、
『無いからですか?それとも、敢えてですか?』
と聞くと、


『敢えてです(笑)。電動タックルも用意してあります。周りの邪魔になるといけないので…』
とのこと。

一巻き1m巻けるし、
力も十分あるそうです。

タックル見たときは、
なんか、違う仕掛け使うのかと思いましたが、
普通のブランコ仕掛け。

私のマルイカ仕掛けに驚いていましたが、
そちらの方がインパクト大。
そして、上手い。
若いし、爽やかだし、憧れちゃうな。


8:00
残り時間半分。
大きく走り始めました。


『ついに走りだした!?』
と、右舷のMさんにLINEすると、

『迷走始まりますね』
との返事。


自分はふざけているくせに、
頑張っている船長に失礼極まりないな…
ごめんなさい。


移動は10分程度でした。
移動した先にも船団。
あ、さっきもいた船。
どうやら、朝の船団が2つに割れたかんじです。

9:00…
10:00…
11:00…

船長は大きく移動することなく、
2つの船団の間を、
たまに往復してみたり、
苦心しているのが伝わります。


Mさん、
仕掛けも下ろさず、
偵察にやって来ました。
私を見ても偵察にならないか…
遊びに来ただけですね…


『○○さん、ちゃんと真面目にやってください。まだ、マルイカの仕掛けでやっているんですか?』
と、カマをかけてきます。


『真面目にやってますってば…仕掛けはマルイカのまんまですけど…』


『船長がトイレに来たとき聞いたんですけど、岡重丸が10杯で、大栄丸が5杯ですって。トップじゃ無くて、船中で。』

『船中!?』

『そうです。ちょっと前の情報ですから、今は分からないですけど。』


チーン。終了〜。



結局、1杯でした。
1杯釣れて良かったです。


今日の竿頭はMさんでした。
8杯。


Mさん、
2回来て、
10〜15分位ずつ、滞在していきましたけれど…


それじゃ
竿頭の邪魔をした私が光来丸の成績下げたふうになるじゃん!
嫌だな(笑)


尚、
スピニングリールのお兄さんは5杯でした。


結局、
やっぱり、
マルイカのスッテじゃ、ダメっぽい。

プラ角11cmなら、2~4杯釣れた気がする。
タラレバですが…


では、お片付け。

先糸にカツオコード30号。
トローリング用らしい。
なんか、
青色がきれいなので、ポチッと衝動買いしたのです。
マグロコードもあるらしい。


オマツリした時、
となりのお兄さんのカンナが刺さったりしましたが、

狙いどおり、
竿先には絡みませんでした。
合格です。

アオリイカの長竿でも使ってみよ〜

お…Mさん、寝てる。
盗撮のチャンス。

ようやく晴れて、

仕上がりました。


バイクに荷物を積んでいると、
声をかけられました。

『去年、フグでとなりだった方ですよね!』


私も直ぐ分かりました。

『あ、覚えています!ついこの間も釣果欄に写真出ていましたよね。チェックしてますよ〜(笑)』


バイク釣行は、
おじさんにナンパされる確率、
グイーンと上がります(笑)
おためしを。


帰宅。

クーラーを開けた妻が、大声を上げました。

『ちっちぇー。トリック写真かよ(笑)。


なんのこと?
写真は1枚送ったけど…

あ…
ひょっとして、

スッテとエギ、ごっちゃにしてる?
スッテ、小さいからね(笑)

なんか、
ダイオウイカっぽく見えてきた(笑)

ひっぱりすぎたかも。

2023-04-08 08:27:55 | アオリイカ
2023.4.1(土)

小田原新港 泰平丸
シャクリアオリイカ


予約時、名前を告げると、
『前に来たことありますよね?』とな。
覚えていてくれたのですね〜
嬉しいな。


6:20。
到着すると、すでに船長囲んで、談笑中(汗)

6:30。
くじ引き、5人。
3番引いて、ココ取りました。

便宜上、私はB。
(A席の人をAさんと呼びます。)


泰平丸、4回目です。


船長は客を名前で呼び、
客同士は顔見知りのようで、
泰平丸はいつも、仕立船みたい…

ですが、不思議とアウェイな感じはしないんだよな…


船長の人柄の賜物。
いつも居心地の良い船です。


『釣れなかったら、船代、払わなくていいかな。』
なんてイジられていますよ(笑)


Eさんは以前、
寒いのにバイクの人がいる…
という記憶と共に、私を覚えているそうで(笑)、


てことは、2年前かな…

『ひょっとして、今日と同じ席で、デカいヤリイカ釣った人ですか?』
と、返してみると、


『この席でヤリイカ釣りました。間違いないですよ。良く覚えていますね〜』


ふふ…
備忘録として、ブログ書いているのはナイショっす。



今日の船長、
いつもより念入りに、
1人ずつ、餌木チェックをして回ります。


『どれ、餌木見せて。』

『①③はダメ。潮が濁っているから、ギラギラしたのが良いよ。②④⑤はOK。』


『はーい。』


①は金テープ(船長曰く金腹)。
人間にはギラギラ色でも、
イカには目立たない色なのね。
タコといっしょ。


②は合格ですが、赤テープ。
赤は目立たない色のハズ。
う〜ん…
悩むな…
悩むんなら…よし、
②は使わないでおこ〜


③はモエモエグリーン。
船長のオススメで買った餌木。
前回、虎の子の1杯を釣った餌木です。
『これが良かったんだけど…』と、モエモエをつまんで、独りごちる船長(笑)。


よっしゃ。
④⑤だけ使お〜

④はマーブルテープ、
⑤はホロテープ。

④⑤は釣れた実績ありませんが、
1回使ったきりですので、
ダメ烙印を押すには、まだ早い。


この2本しか使わないと決めました


この2本は中古品でした。
高知市の林釣漁具製作所、『餌木猿』。
職人の手作りです。
木製です。
桐です。
水中姿勢が安定するとか、
良く釣れるとか。

では、実力見せてもらいましょう〜



さて、

今日こそ捉えたいものがあります。
それは、《前アタリ》。
いまだかつて捉えるどころか、気づいたことすらありません。


船長かつて
かく語りき


『竿先が押さえ込まれる《前アタリ》が取れたら、竿先を送り込んで1~2秒待ち、ゆっくり竿を立てる。そこで、シャッとアワセるとバレる。こうやってベテランは釣果の半分をとる。』


『チップした時も、同様に竿先を送り込む。慌てて上げない。』

 
『もう30センチ上までシャクリ、アタリを確かめる。アタッているようなら、竿先が曲がったまま、海中に刺さったまんまになっている。アレ?オカシイなっていうのを取れれば、もっと釣れる。』


《前アタリ》に気付かずに、
今までに4杯釣った私。

裏を返せば、


《前アタリ》が取れれば、
船長は2倍釣れるって言うんですから、
8杯釣れたこと…になります。


船長が言うんです。
信じるしかない(笑)


私は、
加速よりも初速を意識して、
1m『ビャッ』と、
強く、短く、シャクります。
竿が折れるんじゃないかというほどに。


すると、
50cmほど、

いきおい余って、
海面に糸が飛び出て、弛んで、



その弛んだ50cmが、
オモリの沈下にあわせ、
ゆっくり沈んでいきます。
竿先が押さえ込まれる《前アタリ》なんて分からないよ…


ひょっとして、

テンションかけて落とせば良いのでは…

出船前、
船長に聞きました。


『前アタリが分からないんです。シャクった後、糸が弛むけど、糸を張ってテンションかけて落とすのですか?それとも、フリーホールで落とすのですか?』


『フリーホールだよ。』
チーン…
単純明快でした。


解決の糸口をつかんだ気になっていたのですが、
机上の空論でした(涙)


その代わり、
マシマシレクチャー頂きました。

『6杯取るような上手い人は、8割は《前アタリ》で釣っているよ。』

『竿先に出るよ。または糸が沈んでいかないとか…』

『竿先を下に送って、1.2.3でゆっくり竿を立てる。』

『絶対にアワセない。シャってアワセたら、100%バレるよ。』

『そうやって掛けたイカは、針掛かりしていないから、ゆっくり巻く。』


数字が5割→
8割にアップデートしてるじゃん(笑)

4杯の私は、
20杯取れた計算じゃん。

いやいや、
伸びしろ有りすぎじゃん(笑)
  


6:50出港。


西へ5分。
石橋料金所の下、
スタートフィッシング〜
テトラポッドから近っっ。
水深16m。


何度か流しかえて、
7:10。


ぎゅい〜ん。
うっそっっ
うっひゃ〜
曲がってるぅ〜
気持ちいいぃぃぃ〜
(語彙力)

アオリのズドン、
ドーパミンドバドバ〜
(語彙力)

ネットイン。
開始15分。
幸先良すぎ、幸せ。


④マーブルでした。
餌木猿、やるじゃんか。


焦ることないや。
やおらマイロープ出して、張って、
さばいて、

ぶら~ん。
1杯釣れて、もう、気が楽です。


7:50。
西のポイント終了。
東へ移動。


小田原港〜酒匂川河口。
水深12m~39m。
浅いとこ、深いとこ、転々と探っていきます。

根をトレースしていくのでしょう、
刻々と水深が変わります。
船長は水深を言います。
タナ+ハリス分、引き算-6mが忙しい。
37mと言われ、 
31mじゃん、
計算楽じゃんなんて思っていたら、
21mでシャクっていたことに後で気づいたりして…
アホか…


9:00頃、Aさん釣りました。

9:15頃、Eさん釣りました。
2.2kgのジャンボ。
シャクってズドンではなく、
回収指示で巻き始めてからのズドンとのことで、
リアクションバイトかな〜っておっしゃってましたが、

《前アタリ》出ていたかも知れませね。

春の濁り潮、
植物プランクトンたっぷり。

『餌木猿』回収する時、
水深3m位で、ヌボーって、うすら白く見えてきます。

マーブルテープもホロテープも同じかんじ。

背中の緑色とか、
オレンジ色の松葉模様とか、
関係なさげ。

イカの目にはどう見えるのかしら。
緑とか、オレンジとか、
関係なくね。



9:30。
35m。

ギュイーン。
ヒャッハー。
3.5m長竿ひん曲がり、満月。
グイーン、グイーン。


10秒後、

フッと軽くなりました…
おおぅ…(涙)


そうそう、

今日は、
《すぐには巻かず、グイーングイーンを確認してから巻く》

ってなかんじの、
動画で目にしたやり取りを意識しています。

その《グイーングイーン》を受けとめているところでした。


さらに、
4~5分後でした。

ズッドーン。
ギュッイーン。
グイーン、グイーン。

うそっっ…
同じイカかしら…

『船長〜乗りました〜』

最初のイカより重いぞ。
どうしちゃったんだ、私。
餌木猿が良いのか?
席が良いからか?

⑤ホロテープでした。
サイズアップ。

100均の竹串、弱いな。
折れました。
金串買うか。


11:05。
ズドン。
ギュイーン。
どうしちゃたのだ…私。


グイーングイーン。
『船長〜乗りましたよ〜』

そして、
また…バレました。
おおおぅ…
まじか…

船長に聞かれました。
『巻いていたの?』
『巻いていませーん。』

私の声が聞き取りづらかったようで、
3回聞かれました(笑)
『巻いていたの?』
『まだ巻く前でしたー。』


巻いたかどうか、
そこ、そんなに重要なのか?
ゴリゴリ巻いたと思われたのかな?
美味しくな〜れ。


終了間際、
Eさん、2.5kgのジャンボ、釣りました。

5人で5杯。
0〜2杯。
0,0,1,2,2。


《前アタリ》は結局、分からず終いでした。
トホホ。


2回バラしましたが、
4回乗せたとも言えますから、
シャクリは合格。
うしし。


バラしの原因。
ひっぱりすぎたかも…
針、小さいんだし、
イカ、デカいんだし、
綱引きしちゃダメでしょ…


タコ釣りを体が覚えて、大アワセ?
ははは…
言い訳がましい(涙)

ブランコあるのみ

2023-03-11 17:49:28 | マルイカ
2023.3.4(土)

小網代 翔太丸


かつて私は、
マルイカ恐怖症に陥っていました。
マルイカ恐い恐い恐い

なんせ、
初挑戦から4回やってみて、トータル1杯でした。
3回は坊主です。


ま、
船中撃沈とかならまだしも


マルイカってやつは
上手い人にだけには
ポツポツ釣れるので


私が乗船した4日間で
竿頭が釣ったマルイカ、
合計すれば、ざっくり100杯ほど


100杯釣る人のすぐそばで1杯
そりゃ、
マルイカ恐怖症にもなりますって


ところが、
あれは2年前(5回目の時)、
それまで直結でしかやっていなかったのを


ブランコ仕掛けにして、
タイム釣りをしたら
突然、11杯も釣れました。



アタリなんぞ見なくても、
マルイカなんちゃ、釣れるわいっっ。


てなもんで、もうマルイカ、恐くない(笑)
メーテルに何と言われようと、
6回目の今回は、
ブランコ一択です。


釣れないより、
釣れた方がいいじゃないか(涙)



4日前に予約を入れたら、残り2席でした。
危ない危ない。


翔太丸は、希望の席を聞いてくれます。
『左の後ろしか空いてないけど、良い?』とのことでした。

しばし、船長の登場を待ちます。


氷山盛りのにゃんこ(一輪車)と共に颯爽と現れ、
ずざざーっと、
にゃんこを停めた、
スピード感有りすぎのその人…

あ…船長だ(笑)

ていうか、これ、デジャヴ…
このシーン、前にも見たぞ(笑)


次に

となりの新谷丸の正面に、すくっと立ち、
一瞬静止。
呼吸を整え、前を見据える様は、まるで跳馬に挑む体操選手。

タッタッタッと軽快に助走をつけ、
新谷丸に駆け上がり、
(新谷丸へは、梯子が渡してあるのです。)

ロープで翔太丸を引き寄せ、
飛び移り、
ドルルン…エンジン始動。

TBSのSASUKEを観ているかんじ。

デモンストレーション?
船長のROUTINE?


てか、
娘さんとお孫さん、見たことありますけど、
船長、何歳ですか…


名前を告げると、
『左の後ろから2番目ね。』とのこと。

片舷7人なので、6番です。


左どなり、7番の方も、
ブランコ仕掛けだぞ。
LTアジ竿を、ビヨンビヨンさせているし、
心強いな〜
にこやかで感じの良い人だな。

私の竿はというと、

前回、
藤沢釣具の竿でしたが、
オモリ60号では負けるし、
今回、深場だし、
アタリ取るつもりもないので、

極鋭ゲーム165センサー使ってみるか…って、
前日に引っ張り出したら、
なんかベタベタする。
うわっ、劣化してんじゃん。

塩害ではありません。
釣行後、道具は必ず仲良くシャワーで、
お湯洗いしています。

DAIWAの野郎…

紙ヤスリでガリガリの刑。
スベスベを取り戻しましたが、
なぜかツートンカラーになり、

ミナミコアリクイみたいだな。
DAIWAの野郎…



準備をしていると、

突然の大きな声。


『オレンジとか、黄色とかあった方が良い。派手なヤツ。あと、薄青系。』

ん?

見上げると、
いつの間にか至近距離に船長。
忍者ですか。

え…あ…と…私に言ってるんですね(笑)


シロートなのを見抜かれています。


ありがたてぇ…
素直にアドバイスに従い、
左のミドリを、黄色に替えました。
左が上。
左から1.2.3.4番と呼びます。
捨て糸2m。



小柄な女将が、
『ゆっくり巻きすぎると、バレますよ〜』
とか、
顔見知りと会話をしつつ、
乗船料を集めに回って来ました。


まずはご挨拶。

『2年ぶりです。前回は、女将のとなりでした。指導が良かったから釣れました。』

と、調子の良い私。


翔太丸は、去年、マルイカ1ヶ月しか出せなくて、
女将はマルイカやれなかったし、
今年もまだとのこと。


『今日はブランコです〜』と言うと、

『ブランコだったら、定期的にグッとシャクる。』

と、ジェスチャーしてくれました。
あざーす。
頑張りまーす。

出船。


今日は、
師匠のMさんが大洗でヤリイカ、
職場のOさんが勝山でマダイやってます。
LINEが楽しい。



行きしなの横須賀PAで、師匠からのLINEに気付きました。

おぉぉぉ〜、もう乗ってる(笑)
大洗の朝は早いな。
投入機が置けるか心配されていましたが、上手いこと収まりましたね(笑)



出船した頃、
今度はOさんから、LINEが届きました。
おぉぉぉ〜

1投目から釣れたそうです。
早っ。

春らしく霞がかっていますが、
内房の山々が遠望できます。
あそこいらでマダイ釣っているな〜
と、思い馳せます。
のどかな朝です。
ここいらで10分、
イカの群れを探し…

『はい。いいよ。90m。』
えいやっ。

六角オモリ60号ボチャン。
タコ釣り用です。


60号
ドラゴンシンカー、
スカリーオモリ、
タックルベリーで処分しちゃったんだよね…
同じ鉛でもこんなに差があるってことは…
タングステンにしたらどうなるんだ…


周りよりも15~20秒遅れて着底。 
ま、いっか…


90m。
竿も柔らかめ。
マイクロ乗っても分かんのかな?

ユッサユッサユッサユッサ、
ビヨ〜ン…ビヨ〜ン。
ちょっとステイしてから〜の、
ビヨ〜ン…ビヨ〜ン。


おや…
乗ったかも…
巻くべきか…
どうしよ…
やっぱり違う気もするけど…
念のため…
巻いてみるか…
7:30、2番ピンク。

1投目で釣れました…奇跡だ。
こんなに簡単でいいのか。
爆釣の予感。


マルイカ、
反応を探して、
次の投入まで休憩時間長めです。
座っていられる時間が長く、
おじさんに優しい。

どれ…
大洗と勝山の沖で浮かんでいるあの2人に、
マルイカの写真を送りつけてやるか…


師匠からすぐに返信。

ツ抜けしたそうです。
10倍返しされました(笑)


8:00、4番薄青系にゲソ1本。
ペロリ。
旨い。

少しずつ南下しました。 
そして、
少しずつ真沖へ北上しました。
水深は常に90mほど。


10隻ほどが城ヶ島の西をウロウロ。
間隔を空けての操業なので、
イマイチどこの船か分かりませんが、
あ、葉山のたいぞう丸だ。
カメギ根、釣れていないのかな…
9:30、3番黄色。


このすぐあと
投入機に入れず、
ぶら下がった状態で落としたのがまずかった。
後ろとオマツリしました。


前の人達をマネたんだけどな…
駄目でした。
ごめんなさい。


『どこマツッてる?』
大きな声とともに、船長の顔がひょっこり見えました。
口数少なめな船長ですが、
ここぞというとき、
頼り甲斐があります。

『ここでーす。糸出しまーす。』

『もうちょい、こっち寄って!』
前よりに移動しろとの指示。

あ、そうだ!
ペラがあるんだった…
忘れてた…危ない危ない。

船底をこするゴリゴリがしばらく続き、ヒヤヒヤ。
無事でした。
でも、フロロカーボン6号が真っ赤っ赤。 
ペンキ塗りたてか(笑)  


もう少し上、
PE08号の場所ならアウトでしたね。
船底にフジツボさんがいてもアウトでしょう。
後ろとマツるの嫌だな…



前の5人は直結仕掛け。
ガシガシガシガシ叩いてピタリ。
教科書どおりのゼロテン釣法。
水深90mですが、直結のスッテは踊るのか…
ま、踊るから釣れるのか…


1番前と3番目の方が特に上手いようで、
頻繁に巻いています。


こちらが着底する前から巻いていることもしばしば…

ていうか、
ぶっ込みしか乗らん…流しもしばしば。
タングステン買うしかないか…

10:20 真っ赤っ赤仕掛けを取り替えました。気分転換。

2回バレました。
どちらもズシッと乗りましたが、
5m巻いてすぐバレたのと、
50m巻いてウヒヒでのバレです。


よっしゃ。3杯目。
11:40、2番青。
5cmトントンする優しい誘いに乗ってくれました。


14:00納竿。

船長に釣果を聞かれ、
3杯と答えると、


『あ〜あれから釣れなかったか〜』
悔しそうに、顔をしかめてくれました。
え…数えていたんですか…すごい…

これから解体します。


となりは左が3杯、右が5杯で、
船中0~18杯でした。



師匠のヤリイカは、

20杯とのこと。


『たまには違う船もいいものですね。』

というので、
光来丸の良さを再認識できるから?
と返しましたが、

『あの人は釣るよ!みたいな変なプレッシャーがなくて気楽です。』とのこと。

なるほど…
下手くそには
そういう発想はありませんでした…
私も言ってみたい(笑)



Oさんのマダイは1枚でしたが、
船宿のホームページには、
両手にメダイのOさん。
いい顔してます。


おつかれさまでした。

スミイカはココロノツリナノカ?

2023-02-19 16:59:10 | スミイカ
2023.2.12(日)

鶴見 新明丸

凪。
晴れ予報。

電車釣行の人が多く、
のんびり
客が集まるのを待ちます。
出船は7:30。


なんとなく、
ゆるい空気が漂う船です。

足元に、
ずらずらバケツが並んでいましたが、
予約人数分用意してあるとかではなく、
まったく適当に、並んでいたみたい(笑)

右舷は6人。
私は前から4番目。


常連さん曰く、

日曜日にしては、客、多くて、普段だったら、右舷・左舷合わせても6~7人。』
とのこと。


十分に広々してて、
いい感じですが、
いつもは更に空いているなんて、
いいかも(笑)


右舷では、私を除いて、全員常連さん。
常連さん同士で、会話を楽しんでいます。
左舷もおそらく、
常連さんだらけ。

仕掛けをちゃちゃっと作ります。
寸法とか、適当。

テンヤではなく、
今日こそ、
なんちゃってスッテで釣りたい。

コレ。



ちなみにテンヤは、
1つしか持っていません。
5年前に濱生丸買ったもの。
長生き君。


受付で予備を買おうとしたら、
『船でも買えるよ』ってことなので、
そうですね、
失くしたら買えばいいかな。


出船し、
あれに見えるは
第二海堡


5分後、エンジンスロー。
旋回し、
ボソッと『どうぞ』と、アナウンス。

水深30m。
思いの外、浅いんですね。


右舷の情況。

最初は、
誰も釣れません。
スミイカ居るのかな…


ミヨシ2番で釣れ、
ミヨシ1番で釣れ、
続けて1番で釣れました。
上手いな。
おや、スッテで釣っているぞ。
(テンヤも付いています。)

ていうか、ミヨシばかりで、
3.4.5.6番には来ません。


4番私は…

3番左の常連さんとオマツリです。
けっこう絡んじゃっています。
私がスッテ付けていて、
常連さんが付けていないので、
時間を掛けるのはプレッシャーだな。
手っ取り早く、
自分の仕掛けをチョンチョン切ったら、
離す糸を間違えて、
テンヤがボチャン、さようなら。
あ〜あ…
何やってんだか…


やさしい方です。
とても大きな声で、
『あー!ごめんなさーい!』
って、言ってくださいました。

『いやいや…自業自得です…』
独り言のような返事をし、寂しく苦笑い。


操舵室をコンコンし、
『テンヤ、1つください。』
『持って無いの?』
『1つしか無かったので…』
『切れちゃったの?』
『自分で切って、間違えて落としちゃいました…』

しょうがない奴だな〜と、
ようやく笑顔になった船長に売ってもらえました。
800円ナリ。


そして、
左の常連さんにもズドンと来て、
無事取り込めました。
いいな〜
よし、もう1つ後ろの席までいらっしゃい、スミイカちゃん。


ところが、

次に竿を曲げ、
唸るような音を立ててリールを巻き始めたのは、
またもや1番。
スッテに乗せています。
スッテ名人です。
無双しています。
周りの常連も唸るばかり。


シャクリ方が独特なんです。
2段シャクリ。
あんなの初めて見ました。
水平より下、4時に構え、
短くピッとシャクって水平3時、
続けざまピッとシャクって2時。
ナニアレ?

スミイカのダウンショット(胴突き)、
ああやるのかな?


2段シャクリは抵抗あるな…
最初の1段だけ真似してみるか…
やけに幅の狭いシャクリになってしまうけど、
こんなんでいいのか…
シャクリの概念が崩壊するぜ…

すると、

ズッドーン。

ウソ…乗りました。

脳ミソから久しぶりのドーパミン。
ヒャッハ〜

無事取り込めました。

スッテでした。
スッテ名人の真似したからでしょう。
スッテで釣れたの初めてだし、
自作のなんちゃってスッテだし、
嬉しいな〜


では本日のミッション、スミイカの解体やってみよ〜
こちらの動画で予習しました。
バレないよう、コソッと、
バレても怒られないよう、
ササッと…できるかな…


バケツの中でコソコソと、
ハサミで締めて、
素手でバラしますが、
墨袋崩壊…

両手を墨まみれにし、
つまり、動画みたいには上手くできませんでしたが、
船長に注意されずに、
やり遂げました。
注意されなかっただけで、
バレてはいるだろうな…


一般的には、
釣れたスミイカは、
空のバケツで野ざらしにし、野垂れ死にさせ、
沖上がり10分前、
スカリでジャブジャブ洗うスタイルです。


新明丸もそうです。
濱生丸もそうでした。
根岸丸も一之瀬丸もそうみたい。
なんかそんなスミイカ、不味そうじゃないですか。


三喜丸だけはバケツで活かせておきます。
濱生丸から三喜丸に乗り替えた理由はそこでしたが、


更に今回、
新明丸に乗り替えた理由の、
間接的なきっかけは、タコでした。


最近、タコを船上で捌くようにしているのですが、
死んだばかりのタコがすでに臭かったことがありました。
胃袋の中の魚が発酵したのでしょうか…

そんなの嫌だ。
スミイカも締めて、すぐに内蔵処理してしまいたい。


たしかに、三喜丸の循環水は魅力的でした。
船を洗う海水が豊富にあるのですから。
でも、気配り抜群の秀ちゃん船長ですから、
バレて注意される気がしてなりません。


濱生丸の望月船長も、
ビビるほどよく見ている船長です。
望月船長の場合、
バレて注意されるだけでは済まされず、
怒鳴り散らされる気がしてなりません。


一方で、
私の心を動かす新明丸へのコメントを見つけまして、


『船長は何も言わず、自由にやらせてくれる。』とか、

『掃除していなくて、船が汚れている。』でした。

私には好都合(笑)

実際…

水深アナウンス無し、
流しかえはしますが、
ポイントは一日中同じ、
タモ取りもしてくれない船長でしたが、
確かに自由ではあった気がします(笑)

うるさいこと言われたくない人向けです(笑)



釣れたのは9:40、
まだ序盤、
気が楽になりましたよ。


ところが、
乗りが渋くなってしまい、
たまに釣れるのは前の3人。

私は1杯のまんま、
後ろの2人は坊主のまんま。


おっと…シャコが半分食われました。
きっとフグですね。


すると…左の常連さんがトラフグ釣りました。
むむ…トラフグ、キープしていますよ。
自分で捌くのかな…
それとも新明丸はフグもやってるから、捌いてもらえるのかな…
う〜ん…聞いてみたいけど、
もしも自分で捌く気なら、
気まずいな…
釣れたら船長に聞けばいいや(笑)


6番でもトラフグ釣れました。
デカいぞ。

そして再び、シャコだけフグに食われた私。

トラフグだよな、きっと。
私にも釣られておくれ…
シャコ食い逃げすんなよ…

専門に狙ったことはありませんが、
となりが外道でトラフグ釣るのは、ちょいちょいあるんだよな。


結局、
10時頃〜14時頃まで、
渋い展開が長く続きまして、

当然私にも全然釣れないし、
チップもしない状況なので、
ダレるし、
シャクリに迷いが生じます。


1杯釣れた時のシャクリを続けますが、
そのシャクリに自信が持てないまんま、
別の人が普通のシャクリで釣れば、つい真似っ子します。

すると、

独走の1番さんが2段シャクリで、スッテに乗せるものですから、
やっぱり釣れた時のシャクリに戻したり…

ブレっブレです。


濱生丸望月船長の、
というブログを読んだ方は多いと思いますが、

まさに
心の乱れはシャクリの乱れ
シャクリの乱れは心の乱れ

けだし名言。


14時をまわる頃、
かれこれ5時間半釣れていません。
何時までやるんだろ…
もう、帰りてぇ。
腹減った…


すぐ目の前を、
新明丸のフグ船が北へと突っ走って行きました。
いいな〜


5番、右どなりの常連さんはこの時間まで坊主でした。
が、ついに乗せました。
が、船べりでポチャリ。
…可哀想過ぎます。


が、何かを掴んだのでしょう、
あれよあれよと言う間に
立て続けに2杯釣りました。
まじか…


坊主の人がいて、
心の中では安心している、
醜い己がいました…

右の常連さんが立て続けに乗せた時、
さすがにバレてしまえとまでは思いませ………

ウソです。
少しは思いました。
心が乱れているというより、
心が汚れています…




15:05 納竿。

いつの間にやら、
右舷で1杯は私だけ…スソでした。
他の方々は2杯か3杯。
スッテ名人がダントツの7杯でした。

船中1~7
結局、左舷を合わせても、
スッテ名人が竿頭で、
私がスソでした。



この日にはもう少し、続きがありまして、

腹減った〜
のど乾いた〜
ようやく近くまで戻ってきたぜ…と思ったら、
鶴見つばさ橋の下で停止しました。
新明丸の別船がエンジントラブルで投錨しています。
あらあら…大変…

曳航していくようです。

全員、前に移動。
ロープが切れて飛んできたら、
危ないからだそうです。
なるほど…怖っ。


でも、エンジントラブルが、
この辺りで良かった。
大貫沖とかだったらどうしたんだろ。
こんな超ノロノロで航路横切れないでしょ…
海上保安庁とかに連絡するのかな。



しばらくすると、
社長の別船が助けに来ました。
壊れた船に横付けし、
合体するようです。


こちらはお役御免とばかりにロープをほどいたので、
これで先に帰れるぞと、
自分のことしか考えていない小さい私ですが、
ぬか喜びでした。
後ろからエスコートするそうです。


そうですよね。
先に帰れると思った自分が恥ずかしい…


新明丸フグ船の釣果を見てびっくり。
トラフグ、大当たり。

23名 0〜30匹 16〜40cm
大貫沖。トラフグ大漁!
トラフグだけでトップ27匹!!

さまようタコ

2023-02-10 12:04:25 | タコ
2023.2.4(土)

那珂湊 大内丸


新年明けまして、
さまよっています。

1/9 タコ坊主やらかし、
1/15 風で中止になり、


タコ、いよいよ釣れなくなったのか、
もはやタチウオ船ばかり…


1/22 ようやく見つけたタコ船は1/29の大内丸でした。
予約しました。
とはいえ仮予約です。
タコ・タチウオどちらにするか未定なのです。
3日後に決めるとのこと。

ま、これでひと安心。
やれやれでしたが、

ちょっと気が変わりました。

1/24 茨城県内の凍結スリップ事故多発のニュースが流れてきたからです。
凍結怖いよ〜


ま、結局、

1/25 大内丸の1/29はタチウオに決定し、
私はキャンセルとなり、


すご〜くがっかり。
ちょっと安心。


今シーズンのタコ、もうおしまいにするか…
それとも、
スポットでやる船を探し、
凍結が無いようなら、直前に予約するか…


平和すぎる悩みとはいえ、
悩みました。


そして翌日、
1/26 9:00からは、
光来丸のタコ予約受付でしたが、

週末に予約を入れるとなると、
9日先なので、
凍結するか予測できず、今回の予約はスルーしました。
バイクの私だけ直前にキャンセルしたら、船長に顔向けできませんから…

あ〜あ…


東京湾のスミイカにするか…


同日の夕刻、
1/26 17:00、
頭の中、すっかりスミイカになった頃、

大内丸から、
『2/4タコ出船します。』と、
LINEが届き、
にわかに嬉しくなっちゃいました。
でも無理か…
でもOKしたい…
うぅぅぅ。

タコに未練タラタラじゃん。
(釣りバカなんて、チョロいもんです。)


葛藤すること5分。


電話し、
LINEの礼を述べ、
バイクだから凍結が怖いと伝え、
席が空いていたら直前に予約しますと、
結局、
やんわり断りました。


すると、

『大丈夫ですよ。予約入れておいて、後でキャンセルでも構いませんから。』


優しすぎる言葉にクラッときましたし、


ていうか、
席順について尋ねると、
予約した順に、当日好きな席を取るシステムっていうじゃない…
今、予約した方が得じゃん。


むくむくと、スケベ心が湧いてきて、
『では、予約します。』って、なりました。


はは…船長にあっさり釣り上げられました。
本当にチョロいな(笑)

女将に呼ばれた順に乗船します。
5番目に呼ばれ、
狙っていた、右舷1番に入れました。
しめしめ。
なんだかもう釣れた気分です。
(アホです。)


かねてより、
右舷は嫌だとほざいてみたり、
とはいえ、
右舷ばかり釣れるなら、
またぞろ右舷に舞い戻ってみたりと、
私は信用するに値しない男です。
決して信用などしてはいけません(笑)


17~18人の大盛況です。
(右舷は9人でした。)
私みたいなタコ難民も寄って来たのでしょうか?


毎回似たようなこと言ってますが、
今回も私には秘策がありまして、

スピニングリールを用意しました。
凪のとき、
1人ぶん投げて、違う場所を狙おうという魂胆です。

スピニングリールは巻く力が弱く、
30号オモリのフグ釣りですら、
まともに巻けなかったことがありますので、

それなら、

マグロ釣れちゃうスピニングリールはどうよ。
10万円超えちゃうのかよ、まじかよ、
イヤイヤイヤイヤ、
ムリムリムリムリ。


おや、
2万円しない、

okuma アゾレス10000P
とかいうモデルがあるじゃんっ
てなって、
この看板が目印のキャスターハウスで実物を見せてもらいました。


とにかく巻く力が強いのが欲しいと、店員さんに駄々をこねると、


ならば、断然こちらの方が強いですよ。
ギアが違います。
うちの社長、マグロ釣りするんですけど、
ゴリ巻きするなら、
DAIWAのソルティガ、
SHIMANOのステラよりも巻けるって言ってます。

まじすかっっ
2万円しなくてそんな凄いの買えるんですか…ってなかんじで、

PENN スラマーⅢ6500、買いました。
チョロい客ですね。


ルアー専門店ですので、
私にはこれまで縁遠い店でしたが、
レアな品揃えが魅力。
キャスターハウス、また来ま〜す。



となりの方は大内丸の常連さんで、

『船長はメバルとか根魚は上手いんだけど、タコもタチウオも外してばかりで駄目なんだよ。上手いのはメバルだけだよ。』

とか、

『タチウオやってもタナ、言ってくんないもんな。』

とか言ってますが、
なんだかとても嬉しそう。
大内丸が大好きなんですね。


実際のところ、
釣れない日に乗っただけなのだと容易に察しがつきますし、

よくよく聞けば、
タチウオは底にべったりだったそうで、
タナは聞くまでも無かったそうです。


大内丸の釣り物なら、ひと通りやり込んでいるとみえ、仕掛けがとても凝っていました。


最初はサンマ付けて、テンヤでした。
手釣りしています。
巻き取る時だけ、竿と電動リールを使います。
以前、大栄丸の常連Sさんがやっていたスタイルと同じだな。


釣れないとみるや、
3本のエギが川の字になる天秤を付け、竿釣りに切り替えました。

さらにタコ釣りボールに、

オリジナルのミンチをスプーンで詰め込んでいます。
アジ釣りのイワシミンチをもう少し茶色くしたかんじです。
秘密兵器じゃん(笑)


『それはなんですか?』
と聞くと、


しばし沈黙の後、
『秘密です。』
とのこと。

『あ、失礼しました(笑)』

さらに、しばし沈黙の後、
『カニすり潰したのとか、色々入っています。』
少し教えてくれました。
いやはや研究熱心ですね。


え?

それでスピニングリールどうだったんだよって?

そんでもって釣れたのかよって?


スピニングリールは、
スピニングリールだし、それなりに飛びましたよ。
下手くそなので、想像していたほどではありませんでしたが…


風そこそこ吹いていて、
船そこそこ流されて、
右舷だから、
着底する頃にはすぐ手前に戻され、
これ、投げる意味…無いじゃんってかんじ…


問題は、

人差し指が痛いってこと。
海水と真冬の風にやられたうえに、
オモリ80号分のPEラインが食い込みます。


手袋してないし、
指あての発想無かったし、
投げるの、怖ぇぇ…
怪我しなくて良かった。


ゴリ巻きパワーは、
マグロ釣るってくらいですから、
小型両軸リールよりは強かったかな…


問題は、

私に力が無いってこと。
ゴリ巻きするには力も必要なのだと知りました。
力のある人にはオススメしますよ〜

電動リールの方がはるかに楽だな。
当たり前か。


なんかね、
とことん釣れません。
釣れる気もしません。


右舷9人のうち、3~4人釣れたかな。
右舷では、ヒラメ2枚、カサゴ1匹釣れました。

スケベ仕掛け(二刀流仕掛け)を使用している人が大半でした。
タコエギの上に枝スを出して、死んだイワシを付けています。

はは〜ん…
受付の時、イワシ餌を買っている人をちらほら見て、
エギに巻くかと思いきや、
ヒラメ用だったのね。


はは〜ん…
右舷を見渡してみて、
竿の振り方が妙におとなしいと思ったのは、
タコよりも、ヒラメを意識してのことだったのね。


後半、
オマツリかなって手応えがありました。
タコのムニュ…では無く、
こすれるような、重たいかんじ。

オマツリにしては重たすぎるかんじもします。
周りを見ても、該当者はいない。

『タコじゃないですか?』
なんて、声もかかりましたが、
違う気がする。


別の糸が引っかかって上がって来ました。
やっぱりオマツリか。
でも、変な角度…
あ、海底に沈んでいた誰かの仕掛けか。
ていうか、
竿とかついたまんまくらいの重みがあるぞ。

いや、違う、何だコレ…
錆びた針が等間隔に付いている…
延縄じゃん…

仕掛けてあるやつなら、上げたら駄目じゃん。
あ、
いや、
ウス汚れた縄のかんじと、錆びた針を見ればそれはない。ゴミだな。

20m位、手繰りました。
終わらねぇ。
コレ、何mあるんだ?
数百mとか?
数千mとか?


どうせ釣れない私には楽しく感じもしましたが、
大内丸の営業妨害にならないか?
海に戻した方がいいのか?

ほんの7秒、たたずむ私。

『前のお客さん、全部手繰っちゃって。海に投げないで。』

船長、良く見ています(笑)
私の僅かなためらいも見逃しません。
あまりマイク使わない船長でしたけど、
ここぞというときのマイク。
いやはやさすがです。


終わりの見えない作業が延々と続き、
『まだやってる。』
『船長のご指名入っちゃったからな。』
とか、同情のささやきが後方から聞こえ漏れてきます。

ざっくり100m。
終わりました。

今シーズンのタコ、
終わります。
釣れているタコ、小さかったしな…


タコ0~3
ヒラメ0~2
『北の風に南の潮で流れ悪く釣果伸びず。』


…とのことでした。

左舷に上手な方が居たようです。
右舷はほぼ坊主でした。
となりの常連さんも仲良く坊主。

けっこう流された気がしたのは、
気のせいで、
風と潮が喧嘩しちゃってたんですね。

むずかしいな。