ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

となりのバケツではありません。

2023-01-20 21:22:38 | タコ
2023.1.9(祝)

大洗 光来丸



光来丸では、

ワンシーズンで3回、
タコで竿頭になると、
タコ神様に認定され、
タコ神様ステッカーがもらえるのですが、
ワンシーズンで3回って、
船長、
客の心理を読んだ上手い作戦ですね(笑)


クーラーに、
タコ神様ステッカーを貼っている人を見かけたら、
畏敬の念を抱かずにはいられません。


そんな、
タコ神様に光来丸で初めて認定された、
初代タコ神様が、
ブログを通じて知り合ったMさんなのですが、


仲良くしていただいているのを良いことに、
LINEで、
勝手に弟子を名乗ったところ、


『あれ、弟子でしたっけ…弟子なら釣果は常に師匠以下、それ絶対ですから』

とのこと。
言質、取りました。
『法定追認』です。

師弟関係成立です(笑)




1/8(日)師匠。
1/9(祝)弟子。


1日ずれて、
同じ左舷1番。

北西の風で、
横流しすると、
こんな感じかな。
私は左ミヨシ、
嫌な予感しかしません。


風は同じ北西風。
上に示した図で言えば、
潮ケツというか、風ケツ、

悲惨な釣果が予想されます。



師匠から、
『大き過ぎて手が食われるかと思いました』と、

自虐LINE。


センスあるな(笑)



『そこそこ流れ良く、右舷トモからポイントに入っていったので、左舷ミヨシはおこぼれ拾いでした。トータル4杯でした。』 


とのこと。

ていうか、
それでも4杯釣るんですね。
流石としか言いようがありません。



同じ北西風でも、
私の乗る1/9は、
風が弱く、
横流しもままならない場合、
エンジンで引っぱる、
エンジン縦流しとなり、
ミヨシ有利です。

かくなる上は、凪だのみ(笑)


ところで、
しぶる師匠に、
竿は何を使っているか聞き出し、
まねっ子しました。


『魔法の竿ではありませんよ。』
と、たしなめられましたが、


釣れる気しかしません。




前回、手巻きリールで大ダコ逃したので、
今回は電動リールです。


予報がハズレ、
凪ではなく、
ばっちり北西が吹いています。


ま、
同じ条件で、
師匠は4杯釣ったし、

ま〜、なんとかなるっしょ。

よっしゃ、来い来い、大ダコちゃん。



船中1杯目は左舷7番(左舷大ドモ)でした。

左舷に限っては、
彼1人だけ釣っています。
1人勝ちです。


先ほどの絵が正しいとすれば、

誰にも邪魔されないし、
釣りやすい、
最高の席ですね。


6時~10時頃まで北西の風があり、
右舷は釣れていたようですが、
左舷はやはり…キビシいな…



釣れないまま、すでに10時。
残り2時間です。
風が無くなりました。


ここまでアタリすらなし。
エサのアジすら無傷で、
清々しいほど気配なし。


大洗で、
こんなの初めて…
坊主の2文字が脳裏にちらちら。

10:00

師匠…
同じ条件で4杯釣るなんて…



10:10
ヤバい人を発見しました。
Kさんです。

船長が、『私が見てきた中で、タコ釣りが1番上手い人』と言う人です。


師匠が、『とんでもなく上手い人』と言う人です。


師匠の知り得た情報によれば、
元々、
鹿島がホームグラウンドで、
鹿島では、『タコ釣り先生』の異名を持つとか…



Kさんは左舷トモ2番。
私からは遠いですが、
まねっ子作戦、やるっきゃ騎士。
真横見ながら釣ってやる。


過去にも2回一緒でしたが、
左右別々でしたので、
見学できるのは、初めてです。

ラッキーっす。




そんなKさんですが、
今日は左舷で苦戦しているようで、
釣れていないから目立たず、気付かなかった…とも言えます。


風が無くなり、
船が流れず、
左舷は払い出さなくなったので、
Kさんはスピニングタックルに変えたのです。
1人ぶん投げるもんですから、
目立ちます。


10:20
いよいよ、風が無くなったのか、

北へ走ったり、
沖へ走ったりしだしました。
釣らせようと、船長も苦心しているのですね。


しめしめ。
そろそろエンジンで引っ張ってくれないかしら。
ちょっと胸が高鳴ります。


仕掛けが後方に少し流れ、
いよいよエンジン流しもしているようです。
こうなれば前の席が有利です。
前から新しいポイントに入ります。


おやおや。
Kさんが連荘でタコを上げました。


Kさんは30mくらい投げます。

なるほど。
30m投げれば誰もやってないラインに入れられるってわけですね…


Kさんは小突いたりしていません。
ちょん、ちょん、ちょん、と優しく手前にサビいています。
例えるなら、シロギス釣りでしょうか。

手前までサビキ寄せると、
手返し良く、
くり返し、
誰よりも早いペースで、何度も投げています。


たまに大きく、ブワンブワンブワンブワンってシェイクし、
ステイし、タコに間を与えたりして…なんか、独特…


真横を見て、
サングラス越しにKさんを観察していますと、
Kさんも私の視線に気付いたのか、私を見ているようです。


何見てんだ、あいつ?
ていうか、知り合いだっけ?
とか、思っているだろうな…


ついには、
Kさんばかりか、
他の人達も、私の怪しい視線に反応し、私を見返すようになりました。


いやいや、
あなた達は見ていないんだけどな〜(笑)

さすがに、見過ぎたかな…



中乗りのIさん情報によると、


Kさんが、
『今日はお手上げだよ』って言ってたそうで、
ようやく現在2杯とのこと。


その2杯を釣ったシーンは見たので、
ついさっきまで坊主だったのか…

となりの大ドモがパカパカ釣っているあいだ、
プライドズタズタだったろうな…


大ドモとは違い、
後方には投げられないので、
Kさんの席だと、右舷にタコを抜かれてしまうラインだったのでしょう。
タコの数が少ない時期はシビアだな…


竿頭取って当たり前の人は、
周りもそう見るし、
ハードル高いよな…


いやいや…

人の心配している場合か?
しかも、
Kさん、終了間際にもう1杯追加しているし…



後半、左舷も釣れだし、
1人、また1人坊主を抜けていきました。



すると、

『〇〇さん、プレゼント!』


不意にボチャンと、タコが投げ込まれました。

Iさん、ありがとう。


聞けば、
右舷は坊主無し、左舷は坊主3人(涙)


Iさん、ちょうど3杯釣ったそうで、
グッジョブでした(笑)



船中0~6。


無念の沖上がり。


弟子は師匠に、
もらったタコの写真を送りつけました。
コメントは書きません。
私が釣ったと思うはず〜
うっしっし。


すると、

す…するどい…


お、奥しゃん…(涙)

奥様も私のブログを読んでくださっているとの由、
行動パターン、読まれています(笑)


今回のブログタイトルは、
奥さまに捧げます。

『となりのバケツではありません。』



帰宅すると、
うちの嫁は開口一番、
『この、坊主野郎!』

ちょっと言い訳しそうになる私に、
間髪入れず、

『坊主野郎は何を言っても無駄だね。所詮、坊主野郎だし。』

とのこと。

返す言葉が見当たりません。


右舷のタコは、やりづれぇ…

2022-12-30 08:50:56 | タコ
2022.12.25(日)

大洗 光来丸



渡りダコ、
人気につき、
12月の光来丸は予約が取れないでいましたが、

キャンセルが出て、
乗れることになりました。


ただし、
私の苦手な右舷です(笑)



さて、

光来丸に、
『蛸神様』が数人存在します。
恐れ崇め奉られる変態です。


蛸神様は、
ワンシーズン、3回竿頭になると認定されます。


そんな蛸神様に最初に認定された、
初代蛸神様である、

変態Mさんですが、
なんの因果かマッポの手下、
スケバン刑事麻宮サキで、

私のブログ読者で、


今日は、
そんなMさんに釣行後、
『お食事でもご一緒にいかがですか』と、
デートに誘われていて、


これはもう、


『ウロコナイ、許さんぜよ』と、
ヨーヨーと竹刀でボコボコ確定です(笑)



Mさんは左舷1番、
私は右舷6番(トモ2番)ですので、
対角線上に真逆、
残念ながら、離ればなれ。




Mさん情報では、
私の右となり、
『右舷大ドモの、Tさんは上手いです。竿頭候補です。』
とのこと。


よし。
今日はTさんから学ぼ〜(笑)



Tさんは、

『中野さ〜ん、今日はどのポイント行くの?』
って中野船長に聞くほどの常連っぷり。


こりゃ、
本当にたくさん釣りそうだ…




第1投目。


『ここのところ、暗いうちは釣れていません。我慢です。今日は大型狙いです。小さいのは狙いません。根がかりに気を付けてください。気を付けても根がかりはしますが…』

と、アナウンス。


大型狙い、いいですね〜
渡りダコ釣るよ〜
坊主上等ですよ〜
あ、いや、坊主はイヤけど…


オモリ指示は、
右舷80号、左舷60号ですが、


うおりゃ。
120号をドボン。


過去の釣果欄にこんな記述がありました。


2021.9.8
『右舷のお客様は、仕掛けに付け物が多い時は120号持参しても良いです。』


右舷が苦手で、
何とかしたいあまり、
しょっぱなからの120号です。
反則っぽいけど、
良いでしょ。

念のため、
80号も持っては来ています。



『オモリ、何号使っていますか?』
Tさんに、沖上がり間際に聞かれ、
120号と答えると、


『重くしても、同じでしょ。やっぱり流されるでしょ。多少、底立ちは取りやすくなりますけど。』

と、教えて頂きました。


デカいオモリを使っていて、
しかも、
流されて苦心していることまで、お見通しでした。
Tさん、流石です。


120号でも駄目…
今日、心に誓いました。
もう、絶対に右舷には乗るもんか(笑)



船長の予言どおり、
暗いうち、すぐには釣れません。

ようやく、

アナウンスが入り、
『型を見たので、左舷だけ水を出します。』


伝言ゲームで、
左舷ミヨシが釣ったと分かりました。
お〜…流石、Mさんです。



ちなみにですが、

釣果写真のMさんは、
いつも弾ける笑顔で、眩しいです。
見栄えの良さは、
若さもあるからだと、ひがんでいます。
最低ですね。


ひねくれ、
しょぼくれ、
貧果で写真も撮ってもらえないオヤジの、
ジェラシーです。



はて、

どれくらい、
右舷は釣れていなかったっけ…

たしか、
1時間は誰も釣れなくて、
ようやく前の方で1杯釣れて、

その後すぐ、
私の左隣の方も、
小型ですが、1杯釣りました。
(名前が分からないので、Xさんとします。)


Xさんは、
釣り上げるまで、
タコが付いているか、分からなかったそうです。


そしてまた、沈黙の右舷。
渋いです。



トイレに来た船長に、
Mさん、何杯か聞きますと、
朝釣った2杯のまんまとのこと。
左舷も苦心しているようです。


開始2時間後…
なぜか突然、
ゴールデンタイム、私だけ。
どうしたどうした?
ヤバいんですけど…


1杯目。
モニュッ。
おっ、来ました。
タコちゃんのシグナルです。
たまらん。
たまらんな。

そのまんま、
ぐんぐんぐんぐん小突き続け、
うお〜りゃ。

2~3回巻いて、
よいしょ〜っと、追いアワセ。
完璧。
こりゃ、たまらん、楽し〜


期待したほどの型では無かったですが、
まあまあの型。
1kgあるのかな?
800gくらいかな?
600gくらいかな?
実はさっぱり分かっていません。


2杯目。
立て続けに、
モニュッと来ましたよ〜
うっしっし。
はんはんはんはん小突きを続け、
うお〜りゃ。
もういっちょ〜っと追いアワセ、
同じくらいの型が釣れました。



なんと、再び、モニュッと来ました。
どうしちゃったんだ…連荘じゃん。
タコが急に寄って来るじゃんか…


ねちねちねちねち小突き続け、
そろそろ良いかな〜
うお〜りゃ。

ぬぬぬぬぬ…
重っっ…
ぐぎぎぎぎ…ま、巻けない。

いや、巻ける…
根がかりじゃない、タコだよ。
ヤッバイね、こりゃ、デカい…


2kg級のタコとは別モノです。
4kg来たんじゃね…
こりゃ来たね…
ゆっくりとしか巻けません。

バレるなよ〜
バレるなよ〜
う〜ん、巻けない…バレちゃうよ〜
ぐぎぎ、ぐぎぎ、
のろ〜りのろのろ巻きます。

Tさんが、
『石井さ〜ん、出番だよ〜』
舳先の石井さんを大声で呼んでくれました。
あ、あざーす。


『あと、20m位?』と聞かれ、
『いや、10m切りました…』
いよいよ、もう少し…

わくわく過ぎて、思考回路が麻痺。
もう少しでご対面…
7m、6m、5m…

ス〜ン…軽くなっちまいました…
え…まじ…
ウソだろ…

嗚呼…
こりゃ夢に出るよ(涙)


ですが、

このあとも私の快進撃は続き、
モニュッと来て、
乗せて、
バラして、
すぐに落とし、
たぶん同じタコを速攻で乗せて、
これで3杯目ゲットです。

出来過ぎです。



竿頭候補のTさんとしては、
心中穏やかではありません。

急に、
となりのヘナチョコがバンバン乗せてる状況です…


Tさんからの質問です。
『玉が付いてるそのエギは、どこのメーカーのですか?』

嬉しい質問です。
激安メルカリ品です。
玉は自分で付けました。


前回のおさらいをしますと、

アイの部分があまりにも、
モロかったのです。


捨てるのは忍びなく、

残りのエギのアイも引っこ抜き、

穴あけて、

丈夫なクレンサルカン、付けてやりました。
ミツクリザメモデルっす。


玉効果で、
バケツの海水の中でも、
蛸嵐γの水中姿勢と同じく、
斜め45度の姿勢を取れていました。
しめしめ。



バチが当たったのでしょうか?

エギを見せびらかし、
得意になった私に、
急にタコが来なくなりました。




そして、
眠れるTさんを起こしてしまいました。

漫画みたいな展開です。

今度は急に、Tさんタイム。
ひと流しで、ババッと2杯釣り上げたのです。
私が急にハマったように、
Tさんも急にハマったのです。

タコって、不思議…



たしかその頃、
いや、もう少し前だったか、
Mさんが偵察に来ました(笑)

トイレのついでに高みの見物でしょうか…

しかし、浮かない顔です。
何杯か聞くと、無言で人差し指1本。

ん?

船長がMさんは2杯って…

船長は勘違いしているそうで、
しかも、釣れた1杯はチビタコちゃん。
人差し指と親指で、
タコの頭のサイズを教えてくれました。


Mさんの方ばかり釣れているように思っていましたが、
隣の芝は青かったのか…



後半、
別のドラマが待っていました。

Xさん、
その時点で小タコ1杯、
手が合っていなかったのですが、

これまた、急にハマったのです。



デカいの乗せたようです…
が、
後ろとマツってしまいました。

大タコが潮で流されたようです。
右舷はこれも怖い…
船底に張り付いたら、THE END。



私もハラハラです。

船長に『マツってる』と、大声で伝え、アシストします。


ずいぶんモグリ込んでしまったので、
はた目に、もう駄目かと思いましたが、何とか無事に取り込めました。
危なかった。


デカっっ。
タコの頭のサイズがエグい。
4.8kgありました。
出ました。
これが最大級のタコか…


洗濯ネットいっぱいにウネウネ、
太い足を動かし、
バケツからあふれそうなサイズです。
写真、撮らせてもらえば良かったな。


私がバラした巨タコもですが、
この巨タコも夢に出るな…
嗚呼…



Xさん、
すぐにまた、
でっかいの釣りました。
たぶん、3kg超え。
羨ましすぎます。


『バケツいっぱいですね。私のバケツなんて、スカスカですよ。今のもデカいですけど、さっきの見せられちゃうと、小さいですね(笑)』

なんて声を掛けました。

自分はデカいの、釣っていないくせに…
なんて失礼なやつでしょう…


Xさん、
『同じ3杯ですよ。』
なんて言ってくださいましたが、


わずか2m、
すぐ隣、
Xさんの快進撃は止まらず、
その後も、
デカいのばかり連荘…


やってること、
そんなに違わないはずなのですが…


船長もびっくりしていました。
バケツもびっくり。
7杯。
堂々の竿頭(蛸頭)。

おめでとうございます。
後半、何が起きたのかしら。


ちなみに、
Xさんのエギは3つ。
白の赤ヘッド&白&黄色とか…
エサ巻きは無し。

コンビニ白ビニールビラビラをエギのすぐ上に付けていました


でもね、
私は仕掛けではなく、
小突きなんだと思う。
仕掛けは朝から一緒で、
後半、突然釣れたわけですから。


Xさんに続いて好調だった、
右舷3番の方、
後半数を伸ばして5杯でしたが、

沖上がり間際、
気づきました。

2人の竿の小突き動作がシンクロしてるんです。
どちらかが、真似たのかも知れません。
強すぎず、弱すぎず、一定のリズム。
休まずに、間は入れず、
竿先の反動、しなりも活かし、
ピヨンピヨンピヨンピヨンです。
ピョンピョンピョンピョンではありません。
竿の調子もそっくりだったな。


当然、真似ました。
残り時間ほんの少しで、
釣れませんでしたが…



風が吹いて、若干早めの、沖上がり。

目には焼き付けました、あのリズム。
すぐに釣りに行きてぇ〜
残像が残っているうち…


私は3杯。
Tさんは2杯。
2人とも、いっときのフィーバーで終わりました…


Mさんは3杯。
どうした、Mさん…
私の知っているMさんの実力はそんなものではない…


船中0~7杯でした。



泣き言①

右舷のタコは、まじ、苦手。
投げても戻され、着底すれば真下。
底に置くなら、
ズリズリ…
すぐに船底をこする手応え。
巻き直すか、
底に置かない釣りしかできない。

どうしても好きになれない…


泣き言②

私の真下にはスクリューがあります。
後ろとマツって、
ほどいてもらっている間に、
この蛸嵐γ、
海の藻屑と消えました。
実は、
今日の3杯、全部コレだったんだけどな…
逃した巨タコもコレです(涙)



船長のコメント。

2020.11.23
『エギを変える、竿の振り方を変える等、色々やってみてください。釣れないのに同じ釣りをしてしまうのは、もったいないです。』

身に沁みました。

24本足タコ。


そうだ。

右舷1~4番の方々は名古屋から来たそうで、

下船後、
『バイクで来たんですか?』
と驚きつつ、
にこやかに、お声掛けくださいました。

いやいや、
名古屋って、


あなた達の方がはるかに変態です。
しかも大雪が降って、
10時間掛けて来たとのこと。


『そうまでして、タコ釣りたかったんですか?釣ってる時間より、車運転してるじゃないですか〜』


私の失礼なツッコミにも、
終始にこやかで、かんじの良い方達でした。

名古屋から来てでも
そりゃ、デカいの釣りたいですよね。


釣果欄で、
『大阪から新幹線で来た』
ってのも、見たことありますし…


渡りタコ人気、恐るべし…



藤富丸の女将と船長

2022-12-16 20:35:07 | タコ
2022.12.11(日)

大洗 藤富丸


最近、
頭の中、タコだらけになって、

光来丸の釣果欄(2018~2022)を、
すべてを読みました。
ここまで来ると、
研究熱心を通り越して、
ヒマ人ですね(笑)


メモをとりつつ、
3~4日で読破しました。
ふぅ〜



こんな記述がありました。


『PE2~3号がベスト。』
(2021.8.31)


『PE2~3号です。太いラインのお客様は、オモリを調整させて頂く場合がございます。』
(2021.9.11)

ヤバいヤバい。
私、5号でやってました。
速攻で、3号に替えましたよ〜




さらに、こんな記述がありました。


『竿頭6杯で20kg超え。今日は魚を巻いていたお客様によくのった。』
(2020.12.25)


『エサは魚が有効かと思います。ご持参ください。』
(2021.2.23)


『エサは光り物(サバ・アジ等)が有効と感じます。もしくは、輝きのあるエギを1本付けてみてください。』
(2021.12.23)



タコが小さい秋までは、
とり皮、豚肉、牛脂を勧めていますが、

渡りダコも来る12~2月になると、
魚を勧めているようです。


うひひ…
ヒントつかんだぜ。
読破した甲斐があったぜ。
(船長に聞いた方が早いです…)


てなことで、

近所でアジ発見。
半額のグデグデ品。
ま、問題ないっしょ。



当日。

早めに到着し、
船長来るまで30分、
サッカーワールドカップ、
モロッコがポルトガルに勝った速報とか見つつ、

寒いよ〜
カタールは暑いだろうな〜
いいな〜

と、

バイクの周りをブルブル、ウロウロ。

藤富丸。
予約時に座席指定できました。
いいね。
左舷1番。


軽トラで、
船長と女将登場。
船長、くわえ煙草です。
かっけ〜。


船長は操舵室の中。
女将も船に乗り込み、
客に指示して回ります。
仕掛けのチェックもしているようです。


ターゲット発見(笑)

『ダメダメ、天秤なんか付けても釣れないよ。外しな。サルカンは持ってるの?』

その剣幕にタジロギつつ、
客は素直に従っているようです。


女将にお声掛けしました。
『天秤ダメなの?』


すると、

『エギが動かないから。昨日もそこに座った3人組が全然言うこと聞かなくて、全然釣れなかったんだよ。こんな長い天秤、自作してきたんだよ。』

ジェスチャーによると、
30センチ位の天秤。

ふ〜ん。



釣らせたいという気持ちが、やや、あふれ過ぎていますが、
おもてなし。
ホスピタリティ。
慣れたら、癖になりそう。



次なるターゲット発見。
女将、船首からでっかい声で、聞いています。

『そこの貸竿のお兄さん、豚肉持ってないの?』

持っていないとみるや、
発泡箱から豚肉取って、
付けてあげて、
何やらレクチャーしているようです。

昭和の母ちゃんだな…
別け隔てなく、
よその子にも厳しく、
さりとて、面倒見が良いイメージ。


次に、
船べりに玉網をたくさん刺して歩き、


『となりの人のタコ、取ってやんなきゃだめだよ〜』


『釣れたら、大きな声でとなりの人に頼むんだよ〜』


『タコ入れる網は出しておいてよ〜』


『タコが釣れてから出したのでは遅いからね〜逃げちゃうからね〜』


もう、分かったちゅうねん(笑)
ってくらい、
くり返し聞こえる女将の声。


もはや、
船長のアナウンス、不要っす(笑)


もしかして、中乗りするのかな?

『中乗りで、乗るの?』
と、聞くと、


照れたように、
ちょっと、目をそらして答えました。
『もう40年、乗ってるよ。』


ふふ…かわいい(失礼)
今度はなんだか、
母ちゃんというより、子供っぽい(笑)


『よろしくお願いします。』
と返すと、

『今日はいっぱい勉強して帰ってね。』
とのこと。

『はーい。』


おやおや、
北でビカビカ光っています…

が、

この雷雲は離れていくので、
影響無いでしょう。

朝は凪。
10時頃から北風予報。
早上がりかも知れません。

南へ走りました。
期待を込めて、
スタートフィッシング〜

むむ…

昨日は良く釣れたようですが、
今日は渋いぞ…

流しかえをくり返しても、
なかなか船中、
タコの顔が見れません。


ようやく、

どこかで釣れて、
アナウンス。
『5:54、1杯目釣れました。』
なぜか、時刻付(笑)


船中ポツリ、ポツリ…
ポツリ、ポツリと釣れ…


私の仕掛けにも触ってる…

来たぞ、来たぞ〜
ドキドキするよ〜

ここで、
光来丸の釣果欄で習ったことを、
頭の中で復唱。



『重くなっても合わせず、クラッチ切ってラインを送る。糸が軽く張った状態でシェイク。聞き合わせして、重みがあれば豪快に合わせを入れる。最初の重みから最後の合わせまでは、20~30秒。』
(2020.10.29)


タコがエギを放しはしまいか、
ハラハラしつつの、
20~30秒は長い…


どれくらい待てたかな…
20秒我慢できたかどうかは…不明。

そして、
緊張の聞き合わせ…

よし。

まだ、重いんじゃないの〜
たるんだ糸、巻き取り〜の、
下から、

せいやっっっ

ぐっにゃ〜ん
ぬぬぬおオォ

ヤリイカ竿が曲がります。
これは、良い型でしょう〜


『前で乗ったよぉ』
ボソッと、業務連絡っぽいアナウンス。


分かっているわよと、
女将は、既に横でスタンバイ。

藤富丸、
サポート体制、抜かりなし。


魚釣りのセオリーどおり、
竿を立てて巻き始めると、

女将の指示。
『竿は真っすぐにして。』
『え?』っと、ためらう私に、

『真っすぐ。』
と、竿を下げさせました。

竿と糸を一直線にせよってこと?


なんで?
タコが身切れしちゃうじゃん。


船が持ち上がり、
テンションが大きくなった時、
竿の弾力が活かせないよ。

弾力だけじゃない。

竿を立てていれば、
船が持ち上がった時、
竿を下げることにより、
テンションを逃せて、
身切れを防げるのに…


考える余裕はなく、
女将のアドバイスには、素直に従う私。


ブログを書いていて、今、
2つ、思い至りました。


女将のアドバイス、一理あるかも…


身切れするようなタコは、捨てろってこと?

むしろ、
針から外れるタコを、減らせ。
テンションかけ続けろやってこと?

辻褄は合う。
針にカエシ、無いから。


女将の言うように
竿を下に構えていれば、
船が下がって、テンション抜ける時、
竿を上に逃すことで、
テンションをキープできる。

う〜ん。

考え過ぎか?
女将はそんな事までしろとか、
言ってなかったしな…



②中乗り歴40年の勘?

シロートが竿を立てて、
リーリングし、
ポンピング的なアクションが加わりがちになり、
テンション抜けてバラすのを、

40年見続けてきたから?


あ〜あ、
もう一押し、
女将に聞いておけば良かったな…


今度、光来丸で蛸神様に聞いてみよ〜


60mは出ていたし、
ゆっくり手巻きリールで巻く私に、
女将の問い合わせ。

『糸、最後は何色?』
『ムラサキ?』
『じゃあ、最後10mになったら教えて。』

すみませんね〜
もうちょっと待ってね〜
おお〜、良い型ですよ〜

無事、ネットイン。一安心。

玉網に絡んだエギを取ろうとする私に、
『先にタコをしまいな〜』
『逃げちゃうからね〜』


さらには、

『しっかり、閉めた?』
と、洗濯ネットを気にしてくれて、

『(バケツに)端っこ引っかけて、洗濯バサミで止めると良いんだよ。』
なるほど…


実際、
タコの野郎、良く逃げます。
私は逃げられたことはありませんが、

この秋3回、
となりのタコ脱走を阻止しました。 

視界の端っこで、何かが動いた気がしたり、
タコと目が合ったりします。


注意力があるというより、
注意力散漫なのか、

隣のタコ、いいな〜と、
隣のバケツをチラ見していたからなのか…(笑)



タコエギ。
いままで、3~4つ付けていましたが、

今日は2つ。


光来丸釣果欄で、
ゴテゴテにするなって、
くり返し説かれていますから。



『仕掛けはシンプルが1番です。ヒラヒラやエギが多すぎると、潮で流されやすくなり、アタリを取りづらくなります。』
(2020.12.24)


『シンプル イズ ベスト。飾り物やエギの数を多くしても釣れません。仕掛けがタコより大きくなっていませんか?流されてオマツリ多くなっていませんか?』
(2021.10.19)

エギ2つにします…


ところで、
さっきのタコの仕業。
アジ、ボロボロ。


女将曰く、
『魚、ズッコケたら、ちゃんと縛りな〜』

茨城弁、良いな。



船長の声がまた、優しくてほっこり

細かい指示を出す女将に対し、
船長の指示は2つのみですが(笑)、

『いいですよ〜』

『あげてください〜』

に、ホッとさせられます。
声に人柄が滲み出ています。




おっ。
そんな藤富丸を推薦した光来丸発見。
昨日今日と、貸切で乗れなかったんです(涙)…


操船の邪魔ですが、
大好きすぎて、
ご挨拶。


『船長、おはようございます。』

『はい。○○さん。おはようございます。』

『すぐ後ろにいます。』

『はっはっは。頑張ってください。』



何やってんだか…
ごめんなさい…
次回は、そちらでお世話になります。


今日は左舷。
払い出し。
抱え込む右舷と違い、楽。

仕掛けを置き去りにできるし、
ときどき引っ張り、
ときどき置き去りってのもできます。
どのくらいの塩梅が良いのかな?


光来丸釣果欄を見ると、
こう
ありました。


『エギの流れを考えながら、タコの乗りやすい速度で底を叩いたお客様が釣る。』
(2019.11.15)


『船の流れるスピードを考慮したラインの出し入れを行うことが、釣果アップの秘訣。』
(2020.10.6)


難しい。
奥深い。

乗りやすい速度か。
速すぎはダメ。
でも、移動はさせろ。

いっそ、
タコになった気分。

『考えるな、感じろ』
海底を感じてみるか…


今日は、
2回、巻きバレしました。


ラインを緩め、
シェイクして、
バチコーンと乗せたのに…
しょぼんです。


女将が誰かにアドバイス。

『2~3回巻いたら、グゥ〜と、もう1回アワセるんだよ〜』

追いアワセ?
2度アワセ?

『いったん乗せた後に、もう1回アワセるの?』
女将に聞きました。


『そう。私はそうするよ。2~3回巻くでしょ。そしたら、グゥ~って、やるの。』

ジェスチャー付きでした。

豪快な鬼アワセのジェスチャーでした。

それか〜
2度も巻きバレしたのはそれか〜



ブログ書いていて気づきました。
フグ釣りとの比較。


フグでは2度アワセしている私。

絶対に刺さったフグを、
更に刺すのに、

エギに抱きついただけで、
刺さっていないかも知れないタコを、
更に刺さない手はないでしょう…


女将、ありがとう。
次回、やってみま〜す。



ところで、これ、
スパッと食いちぎられている…
エサの無い横もかじられている…
フグ?
タコ?
フグっぽい気がする。


南のポイントに見切りをつけ、
徐々に北へ北へ。



浮きスッテばかりでしたので、

最近、
安エギを大量に買い、改造しました。
ダイソーエギと、メルカリエギ。 
メルカリエギは中国製の特注品でした。
一部持参。


あれ?
ダイソーエギが忽然と姿を消しました。

軽い根がかりはありましたが、
サルカンのスナップは広がっておらず…


ん?
なぜ?



再び、
軽い根がかりのあと、

今度は、メルカリエギが、瀕死の状態で生還。


謎が解けました。

アイが抜けてる(怒)
弱い…弱すぎるぜ…
タコが乗っていなくて良かったです…



逆に考えれば、

普通のエギは、丈夫です。


東京湾で、
根がかり地獄の日でも、
今日みたいな事はありませんでしたから。


力づくで回収しても、
エギの針がひん曲がり、
エギが生還するか、

サルカンのスナップがひん曲がり、
エギが殉死するか、


のどちらかでした…

今回みたいに、
アイは抜けなかったもんな…



そろそろ北風がヤバい…
9:40沖上がり。

(赤い辺り、今日のポイント)


結局、朝の1杯だけでしたが、
型が良く、満足です。

タコの力が強く、
内蔵処理も一苦労。

船中0~4。


ほぼ、0~1でした。
4杯の人、上手い。

あざーす。
お土産、頂きました。


船長が申し訳なさそう。
でも、
ニコニコ。


『いや〜昨日は釣れたんだけど、今日はどこへ行ってもダメ。』


『バイクで来たの?どこから来たの?遠くから来てもらって、高速代も高いのに…いやいや、申し訳なかったな。』


『タコやって、こんなに釣れなかったの、初めてだよ。』


船長…最後のそれは嘘でしょ。
優しい嘘ですね。
ホレちゃいますよ。

やりすぎの、てんこ盛り

2022-11-20 07:10:25 | タコ
2022.11.13(日)

大洗 光来丸



今日はタコで初めて、
右舷に入りました。
ミヨシ2番です。


船を右へ右へ流すので、
ぶん投げても、
あざ笑われているかの如く押し戻されて、
着底30秒後には、もう、真下。
なんだったんだ、あの遠投、
意味ないじゃん。


うわうわうわと、
更に流され、
下に潜り込み、抱え込み、

やりずれぇぇぇ。


石川ひとみよろしく、
オモリを動かさず、
『まちぶせ』する作戦でしたが、
左舷側と速攻でオマツリするので、
左舷のようには糸を出せず、


ズルズル引きずるより仕方ありませんが、

ズルズルが速く、
タコが追いつけず、
タコに抱いてもらえる気がしません。


上手い人はどうしているのだ?
ほどほどに、まちぶせて、
ほどほどに、ズルズルして、
ほどほどで、入れ直すのか…

まず、
今回、

気合いが空回りして、
やりすぎた仕掛けを、
白日の下に晒します。


どうぞ、笑ってください。
ブログ用の仕掛け紹介画像です。
さすがにこの状態では、
投入していません。



やりすぎ①

赤玉4つテンヤ。

テンヤのお尻を浮かせましたが、
速攻でオマツリし、
速攻で外しました。
ごめんなさい。
潮受けして重いし、
ビジュアル恥ずかしいし、
二度と使いません。



やりすぎ②

ピンクのやつ。

これも
プカプカ浮かせましたが、
となりが普通の仕掛けで釣れるのに、全く釣れる気がしなくて、
早々に外しました。

これも、
二度と使いません。



やりすぎ③

白いハマグリ。
『タコ釣りボール』。

水で溶けるフィルムに入ったエキスを、
海底でばら撒く商品です。


もう一度言いますが、
となりが普通の仕掛けで釣れるのに、
エキスがベタベタするし、
イヤになって、
外しました。


『こんなエキスに、頼ってられるか、ボケ…』

ボケは私ですが、
放っておいてください。
心がすさんでいます。

もう、絶対に使いません。



やりすぎ④

捨て糸。

釣果写真でよくお見かけする常連さん、
15cmほどの捨て糸を付けて、
胴突き仕掛け。
どんなものだか、
真似してみました。

やはり、
となりが普通の仕掛けで釣れるのに、
意味がなさそうで、
早々に外しました。



やりすぎ⑤


丸オモリ。

以前、
長いオモリが、
エギの針にハマり、
邪魔することに気付き、
前回の釣行から使っています。

根がかりにも強そうですし、
最高じゃね、
なんて思っていましたが、

今回、右舷で気付きました。
オマツリばかりするんだけど、
丸オモリの野郎、
海底をコロコロ転がってね?

よし。
タックルベリーで売って来よ。



やりすぎ⑥

魔改造、浮きスッテ。
先日、
針が抜けて失敗しましたが、
閃き、
穴開けて、

これでどうよ。

でも、
90度のピンコ立ち。
これで釣れました。

次回、
45度に調整し、
エンドレス魔改造してやる。



やりすぎ⑦


前回、
ヤリイカ竿が良いかんじでしたので、
調子にのって、
ガチガチの、
スルメイカSH(スーパーハード)
を試しました。

貧果の
最大の戦犯はこの竿でした。

300号でも曲がらない竿です。
タコのアタリなんて、
さっぱり分からず、
巻きバレのくり返し。
巻きバレ野郎に逆戻り(涙)



やりすぎ⑧

ジギングリール。
期待したほど、
力がありませんでした。
無駄な出費でした。



以上、全8話。




『過ぎたるは猶及ばざるが如し。』
(やりすぎはやらないのと同じ。)
突き刺さります。


実釣編。


私の左隣、
ミヨシ1番は、
73才の大ベテラン。

『いつもは那珂湊で乗るよ。』
『仙昇丸によく乗るよ。』
『大栄丸は上手だよ。』
『東京湾でもタコを釣っているよ。』 
とのこと。


バリバリですね。
ブログでは、
『タコ兄貴』にします。


タコ兄貴が4~5杯釣り、
空もすっかり明るくなった頃、
ようやく1杯目。
ちっちぇ。
しかも、脳天スレ掛かり。
(脳天ではなく、腹。)


これは、

たしか、3杯目。
まあまあのサイズ。


そして、

4杯目。
終了。


船長がナイスな写真を撮ってくれましたが、
内心、
気もそぞろ。


蛸神様の真似して、

内蔵処理。
これ、良いな。


タコ兄貴は、11杯でした。

タコ兄貴は、
コツコツしない、
タコに抱かせる『間』を作っているような…気がしました。


そういえば、
オマツリをほどく間、
30秒、
海底に放っておいた、
タコが乗っていました。

巻きバレしましたが…

『間』じゃん。
『間』だったのか?
うしし。
妄想列車は止まりません。



船中2~21。

21杯竿頭は先週蛸神様に昇進した、
ヤバ神でした。

船長が、

『今まで会った人の中で1番上手い』と言うので、
ヤバ神と命名。



下船後、
気付いたのですが、


タコ兄貴のクーラーには、
『蛸頭』ステッカーが貼ってあり、
『2枚あるよ』とのこと。
73歳になっても、
そういうのは嬉しいですよね、きっと。
 

『いつもは那珂湊』って、最初におっしゃっていましたが、
すっかり、
光来丸に釣り上げられているじゃないですか…


私もすっかり釣り上げられていますが(笑)




こねくりまわせ

2022-11-12 08:41:41 | タコ
2022.11.5(土)

大洗 光来丸



光来丸では、
ワンシーズンで、
3回蛸頭(竿頭)になると、
蛸神様に認定されます。


先日、
蛸神様は蛸神様でも、
初代蛸神に、こてんぱんにされました。


ま、自業自得。
タコ釣りを、ナメていたのです。



タコのシグナル、
取ろうともせず、
ただ空アワセをくり返し、
竿を振り回していました。

基本をないがしろにするにもほどがあるってもんです。


深く反省し、

今日は、
極端な話、
釣れなくても構わない覚悟で、


タコのシグナル察知を最優先する所存でございます。



道具もガラリ。

万能竿→ヤリイカ竿。
穂先の感度に期待。


電動リール→手巻きリール。
PE2号なので、
リーダーのつもりで、
20号ラインのタコ集寄を付けました。



エギはお休みし、
ソフトルアー。



ピンクの『タコの恋人』は、
蛸神様のまねっこ。
これでパッカパカ釣っていらしたので。


ところで、
ソフトルアーって、
臭うんですね…


甲殻類エキスで、
タコが寄って来て、
抱いたら離さないとかなんとか、
 
知らないことばかり(笑)




オモリは丸オモリ。
以前、
長オモリが針と干渉し、
よろしくありませんでしたので、


丸オモリなら、干渉しないでしょう。




ってなわけで、
スタートフィッシング〜



うねり高いです。

硬いヤリイカ竿150cmで、
底をキープします。


ヤリイカ竿、
いいかも。
想像以上に、底の感触がつかめています。



ん?

根がかりとは少し違う、
この、やわらかい抵抗は、
も、も、もしや… 


ドキドキするじゃん。
抱かせなきゃ。
こねくりまわさなきゃ。


ひっぱらず、
すぐにテンションを抜き、


シャカシャカ、、シャカ…
シャカ、、シャカシャカ…


ぎこちないシェイクをカマシ、
こねくりまわしーの、


エイヤッ。

グニャーンと重い。


うぉぉぉ
嬉しい。
感無量。
私にもタコの乗りが分かったじゃん。



手巻きリール、楽しい。
ゆっくり、ゆっくり巻きます。


巻きバレしないよう、
ドキドキヒヤヒヤリーリング。


手巻きのこのかんじ、
新鮮で、いい。



船が浮き上がった時、
うねりが高い分、
抵抗がかなり強く、


手が、ときどき、自然に止まります。


しばらく巻かずに、
じっとしていたり、
とかしつつ、


ゆっくり、ゆっくり巻いて、
ようやく、1杯目、釣れました。


遅っっ。
電動リールに比べ、手返し悪っ。

でも、楽しい。



電動リールなら、
うねりで抵抗強くても、
強引にウィーンウィーン。


タコ釣りなので、
アワセのために、
ドラグガチガチ。


足1本で掛かっているようなら、
タコが身切れするでしょう。


手巻きリールで実感しました。
今日のうねりは、
ゆっくり巻けば済むというほどの、抵抗じゃありません。
時折、
巻いちゃダメなレベルの抵抗でした。


試しに使った手巻きリールで
大きな収獲です。



そういえば、
初代蛸神様は電動リールでした。


ひょっとして、
ドラグユルユルにして、
巻きバレ対応としていたのかも…


なんか、

アワセを入れた時、
ズルッて、ラインが滑ったような光景を、何度か見たんだよな。


あの日は私の想像力不足で、
巻きバレ対応とかまで、
思い至りませんでした。
質問してぇ…

 


ソフトルアー野郎に転身してみた件ですが、


結果は可もなく不可もなく…かな。


『タコの恋人』は、
蛸神様が使っているだけのことはあり、
タコの食いつき良く、

朝のうち、
バババババと5杯、釣れました。

左舷では、トップだった気がします。


問題は、
タコの恋人とセットで販売している、
『タコ串』の方で、


針が、海底に寝ころぶので、あっという間に、

ほらね、細いんだよな。


2本用意したので、
後半、2本めを投入しましたが、

速攻で、これです。


蛸神様は『タコ串』を使っていたのか、
若しくは、違う針だったのか、
若しくは、ただ単に、私が下手なのか。 



メルカリで買った、
タコテンヤも試しました。

巻き方が下手くそで、
サバが外れていましたが、

何でも乗るのね、
何でも抱くのね。

『タコの恋人』とテンヤを合体させました。


どれ、
水中姿勢をチェックしますか。

パラシュートルアーは、
45度に立つかと思いましたが、
90度、ピンコ立ち。


封印していたエギですが、
最後にちょこっと投入したら、

速攻で乗りました。
スッポリ、覆いかぶさって。
うわっ、凄まじいな、
指とかかじられたら、ヤバいね。


ていうか、
動くものは、何でもエサだと思っていやがるんだな。


目が悪いのか、
頭が悪いのか…


そうそう、

マルイカ釣りで、
オモリでタコが釣れたことあります。
離せば良いのに(笑)


ウルトラマンと、
仮面ライダーと、
キン肉マンで釣ってみるか(笑)

釣果は9回乗せて、9杯。 
巻きバレ0。

前回は18回乗せて、8杯。
巻きバレ10。


ふっふっふっふっ。
収獲デカいです。
これでいいのだ。



最後に、
同船者に触れておきます。


左舷ミヨシ。
4人グループで、
2人は貸竿で、
ときどき船酔いで、放心されていました…

が、

まあまあ、釣るんです。 


時々、
放心状態から復活し、
ドボンと、真下に投入したと思ったら、
速攻で乗せたりするんです。

ぬぬぬぬぬ。



そして、
仕掛けには、
何やら白い物体が着いていました。


あとで調べたら、

タコ釣りボール。
気になるじゃんか…
臭いで寄せるんか…



胴の間で釣ってみて、

やっぱり、
両端は有利だな、
良く、釣っているもんな、
とか、ひがみながらの釣りでした。
人間が小さい(笑)



終盤、
 
中乗りさんが、
今日の釣果をチェックしにきました。
 

冒頭で、
『釣果よりも内容重視』とか、
ほざきましたが、


やっぱり、
竿頭だったら嬉しいじゃん(笑)

この時点ではまだ、
希望を持っていました。
 

左舷オオドモの女性が、
中乗りさんに、
7杯と申告しているのが聞こえました。
よしよし。
勝ってる、勝ってる。


沖上がり。


祝福のアナウンスが流れました。

『竿頭は23杯。今シーズン、初の蛸神誕生です。3回乗ってすべて竿頭。パーフェクトでした。』

しかも、私の真裏。
胴の間。
胴の間の不利をグチった私が恥ずかしい。


 

そういえば、
初代蛸神様から、 
ブログへのコメントで、

『とてつもなく上手な人がいる。』
とのタレコミがあったよな…



もしやと思い、
船長に聞いてみました。


正解でした。


『あの人は今まで見てきた中で、1番上手い。』
とのこと…


ヤバ…
ヤバ神じゃん…