ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

オレのスッテを抱いてくれ

2023-06-19 05:47:48 | スミイカ
2022.1.15(土)
 
柴漁港 三喜丸

 

三喜丸の秀ちゃん船長は、テンヤの上にスッテを付けることを勧めます。

テンヤだけより、釣れる確率があがるから。


ふざけて、アオリイカ用のエギからスッテを作ってみました。
まずは、 

エギの鉛を

ちょん切って、市販のスミイカ用スッテと並べて沈める実験をくり返しました。
同じ姿勢、同じスピードで沈むよう、

糸オモリを巻いて、接着剤で固定し、

スッテより大きいので、少し小さく見せたくて、半分だけ白く塗り、

蛍光塗料を塗りました。

コーティングして完成です。
これで釣れたら嬉しいけど、


きっと船長に言われるだろうな。

「釣れないから、外しな」と。




というわけで、当日、船長に先手を打ちました。

「こんなの作ったので、叱らないでね。ヤラせてね。」



「変な事しても絶対釣れないよ〜」

ハハハハハ。やはり、想像どおりのことを言われてしまいました。

が、

これで、釣りの途中でバレて、外せとか言われることは無くなりました。たぶん。

海水で実験しました。
ゆら〜りゆら〜り沈むぞ。
発色も良いし、いいんじゃないの〜



右舷8人の⑥番目に席を取りました。

⑦番目は、はやぶさ丸で鍛えられたというベテラン氏。はやぶさ丸船長のスパルタぶりが、凄かったとのこと。

なんだか、スミイカは熱血船長が多いな。ベテラン⑦はスッテは付けない主義とのこと。

船長からは、『スッテも付けなよ。』『殺気が強すぎるからイカが釣れない。』などと、イジられてばかりだそうです。

活シャコ支給。

いい凪の中、40分かけて竹岡沖へ。
30mラインでモンゴウ狙い。

左舷ではポツリポツリ、釣れているようです。が、右舷はヤバい。誰も釣れない時間が経過していきます。
 

ようやく初挑戦④の方が、1杯目。
お連れの初挑戦⑤の方が、2杯目。
どちらも小型のモンゴウ。ウルトラスッテを抱いてます。
スッテかよ。


続いて、①の方が3杯目。


右舷はそれきり、ぱたり。
8人で、3時間かけて3杯。


「潮が流れなくて釣れない。」
船長、嘆きのアナウンス。
 
「潮が流れ出しても釣れない。」
船長、嘆きのアナウンス、その2。

 

10:30

船長、決断のアナウンス。

「潮は流れているけど、モンゴウはダメだね。」

「25分走るからね。」

はるばるきたぜ剱崎へ。
40~50m、たまに60mライン。

今のところ、右舷ボウズは、②⑤⑥⑦⑧。
並んだ⑤⑥⑦⑧は、楽しく励まし合います(私は⑥)。

しかし⑧はレベルが違いました。

↑⑧はダウンショット仕掛けでしたが、午後、スッテ&テンヤのノーマル仕掛けに切り替えたら、覚醒しました。

アブアンバサダーでエグい遠投をします。ブンブン丸です。ブンブン丸と命名します。

誰も釣れない流しで、ブンブン丸⑧だけ1人、3連荘を演じました。

「この流しで3つ釣っている人いるよ〜」と、船長からもアナウンス。


次にボウズ逃れしたのは、常連⑤
物腰の柔らかい方でした。

シャクリは少々強めで、エイヤッエイヤッと、引っ掛けるイメージ。

タモ入れアシストしました。朝から励ましあってきた仲です。嬉しい。

「おめでとうございます!」

「ありがとうございます。次はそちらに来ますよ。」と、励ましていただきました。



12:45

ようやく私も乗せました。なかなかの手応えです。

「乗ったよ〜」
歓喜のアピールをします。


「おっ!」
「最後まで、集中、集中!」
とか、周りから温かい声援を浴び、


ブンブン丸⑧にタモ入れしてもらいました。


テンヤに乗っていました。
どうせならせっかくのスッテに乗ってくれると嬉しいのですが。。

「デカい。600gありますよ。」
タモ入れしてくれたブンブン丸⑧に言われました。


いや〜、スミイカは1杯で、疲れが吹っ飛ぶよ。まじで。


続いて、テンヤオンリー⑦も釣り上げました。
ボウズ4人組の面々がほっとした瞬間でした。


なんだか、今日は楽しいな。
 



14:00

寒さのせいもあり、手に力が入らなくなってきて、なんとなく、

左右の手を入れ替え、中途半端にシャクった、そのシャクリ、まさにそのシャクリで乗りました。な、なんなんだ?


左右の手を入れ替える前の最後のシャクリを見てイカは乗っていたはず。

ビミョーな何かがお気に召したのでしょうか。うん。わからん。



びっくりしつつ、あたふたしつつ、

「乗ったかも〜いや、乗りました~」
と、アピール。


これも良い型のスミイカです。
またテンヤに乗っています。
エギを抱く気は無いのか。抱いてくれよ。
デカいよ。

バケツで窮屈なサイズです。水平にくつろげないご様子。
窮屈なので、頭を上にしてプカプカ。
11月のスミイカ。
水平にくつろいでいます。
2ヶ月で成長したんですね。


結局、2杯で終了でした。


常連の方々に良くしてもらい、雰囲気良く、1日を過ごす事ができました。

船中0~11。0は2名。


帰港までのクルージング中、竿頭のブンブン丸氏にインタビューしました。

氏曰く、

「スミイカは、4~5シーズン目。私はシロギスが専門。」
 
クーラーに【白鱚の会】、【荒川屋】のステッカーが貼ってあるぞ。
 

「イカは捌くの楽だから。シロギス、100も200も捌くのに比べたら。今まで、シロギス何万匹も捌きましたよ。」

「今日のイカはスッテに見向きもしませんでした。普段はスッテだけでやるんです。テンヤは久しぶりです。」

「左舷の前でダウンショットのスペシャリストが今日、0でした。」


「私はスッテにも乗せましたが、たぶん、あれはテンヤに引き寄せられて、たまたま最後にすぐ上のスッテを抱いただけです。」


「若いイカはスッテを見て、ワーワー、キャーキャー喜んで寄って来ますが、この頃になると、だんだん反応しないことが多くなります。」


「やる気の無いイカは触腕で触ってくる。直ぐには乗らない。ゆっくり下ろしていくと触りが分かる。乗るまで、イカと駆け引きを楽しめる。


「やる気のあるイカはいきなり乗る。駆け引きはない。」


貴重なお話し、ありがとうございました。

ていうか、触りが分かるのか。
午後だけで11杯だもんな。凄いっす。

タコごときで…

2023-06-18 21:13:40 | タコ
2023.6.11(日)

大洗 大栄丸



大雨予報につき、

大栄丸
3人ポッキリ。


船長曰く、
『雨は小雨しか降らないのに、うちの常連は70(才)超えているから、予定入れちゃって来ないよ。』

いやいやいや船長、
この後、大雨ですけど(笑)


女将曰く、
『今年のタコは大きい。よく勘違いされるけど、春も秋もタコの大きさは変わらない。タコは釣れているのに、客が集まらない。フグはさばくの大変だけど、若いお客さんが団体で来てくれる。』



昨日、大栄丸はフグ。
女将は、
乗船名簿の昨日のところを指差し、

『ここからここまで、8人組。
と、フグは本当に団体客が来ることをアピール。


女将、リアルにがめつい(笑)



まさにその時、
折りも悪くも、
弘清丸女将の、
いつもの元気いっぱいな声が、辺り一面に響きました。


『4人組のお客さ〜ん、こっち!乗船名簿書いて!』
(弘清丸はフグです。)


『ほらっ!』
と独りごちた大栄丸女将。


女将、ガチでがめつい(笑)



タコ客として、
フォローの言葉は思い浮かばず、
そこは聞こえないふり(笑)


さらに女将、
『客が集まるから、10杯釣って。』
とのムチャブリ。

何度も10杯、10杯、言うので、
どうやら冗談ではありません。


女将、あからさまに、がめつい(笑)



それから、
『去年もいらっしゃいましたよね?』
とも言われましたが、

去年は来ておらず、
2年前に来ました。


そう、あれは2年前…


あの日、あの時、大栄丸で、
この私が、
タコで竿頭になったんです!

あれはまぼろし…
ただのまぐれ…
タコの気まぐれ、タコの誘惑…



あれから、

タコ沼にハマっています。
エギを改造したり、
変なものぶら下げたり、
竿やリールをとっかえひっかえ、
やればやるほど、
釣れなくなる沼です…(涙)


今回は、この子達で挑みます。

上の10匹が新顔です。

エギは2つ。
エサは巻きません。
珍しくシンプル。

リールを新調。


PENNセネター4/0。
ヤフオクで送料別6,200円。
ギア比1:2
ラインキャパ20号300m
自重884g


以下の写真は、ヤフオクで買った時のもの。

エメラルドグリーンが素敵。

バショウカジキの意匠。
これはちょっと恥ずかしい…


ギア比 1:2。
ハンドル1回転で
スプール2回転。


まるで、
ウインチみたいに、
力強いっす。


強ければ それでいいんだ
力さえあれば いいんだ
ひねくれて 星をにらんだ僕なのさ

4kg超えのタコを念頭に置いていますから(笑)




4:30 出船


やや北へ。
那珂湊真沖のタコ場にて、

僚船4隻いました。
客の入りは、
仙昇丸、左舷に6人のみ。
岡重丸、両舷2~3人ずつ。
他の2隻も同じくらいかな…
お客さん少ないですね…


5:00
スタートフィッシング〜

あれ、おかしいな…
予想に反して、
何度流し替えても3人とも釣れません。
女将、釣れるって言ったのに…(笑)


こりゃ、
昨日の状況とは明らかに違いますね。
海が変わった気がします。

凪ですが、
低気圧なのか、台風3号の影響なのか、
うねりがあるので、底荒れしたのかな…

2日前の大雨の影響かな…
それはないかな…

もしくは、
私を筆頭に3人揃って下手くそなだけ?
可能性は0ではない…
疑心暗鬼に陥る私。


7:00をまわって、
ようやく釣れだしたタコ、
でも、私以外の2人だけ(涙)


私にも、
反応ありましたが、
明らかに軽い…軽すぎる…

だよね…

はい。リリース。
Bye Bye Adios.


やがて大雨、土砂降り。
ときどき小雨、普通の雨にもなりますが、
ま、1日通して、ほぼ大雨…

釣れない上に大雨。
弱り目に祟り目。
参りました…


今日、
師匠のMさんは光来丸でフグ。
職場の方もご一緒でした。


朝、
駐車場でチラッと会って、
『今日は大雨ですね〜』
な〜んて軽い会話をした2人でしたが、



LINEで、

6:56
『プール貸切です』

というコメントと画像が届いたのを最後に、
Mさん、音信不通となりました。
私もですが、
大雨でスマホを出せないのでしょう…



後ろの2人、タコ2杯ずつ釣りました。
明らかに、
私だけ下手くそです。


後半、

凪だからでしょうが、
エンジン流しを始めたようです。
船を前進させるので、
ミヨシの私が有利です。
船長に気を使わせています…
たぶん…


でも、
2時間ほど、後ろの2人も釣れていませんし、
エンジン流ししたところで、
釣れない気しかしません…


私の拙い竿さばきでは、
エンジン流しに対応できず、
後ろの方とオマツリするようになってしまい、
それを避けるため、
糸を出さないようにしたので、
今度は、
仕掛けが浮き上がりがちになり、
満足に小突けなくなり、
もう、悪循環…


やる気がなくなった、この頃、
後ろの2人、
さらに1杯ずつ追釣しました。

うぅぅ…


となりの人みたいに、
豚肉巻いて、
匂い玉付けて、
エギ3つの方が良かったかな…


な〜んて考え始めて、
精神は崩壊…


そろそろ、
残り時間わずかになり、

早く終わらないかな〜
なんて思うけど、
そう思っちゃいけないよな…
タコ釣らなきゃ…
などと、

葛藤していたら、


不意に右から声がしました。
大雨のため、
カッパのフードを被っていたし、
左の2人ばかり気にしていたので、
不意をつかれた形です。


空耳かと思ったら、
右に船長がいました。


不憫な私を見るに見かね、
雨の中、
わざわざ右舷から出て、 
前から回り込んで様子を見に来てくださいました(涙)

それとも、
前方のトイレのついで(笑)?


『エギの色が後ろの人と違うから、替えた方がいい。』
と、アドバイスしてくれたので、

エギ入れをボンと差し出し、
『どれが良いですか?』
と、丸投げな私。

あ、
しまった…

まともな、見せられるようなエギ持っていなかったんだ…
タコエギとして買ったのなんて、
1つもありません。


船長、
雨の中、カッパを着ていないのに、
時間をかけ、
1個ずつつまみ上げ、
じっくり考え込んでいます。


申し訳なくなってきました。
もういいよ…船長…


普通なら、
『何だこれ』とか、
『他に無いの?』とか、
『こんなんじゃ釣れないよ』とか、
叱られそうですが、


優しい船長、
ようやく、
『青は目立たないから、目立つのに替えな。』
とだけ、言いました。


『はい…』
青→金に変更。

大勢に影響が無いのは承知の上ですが、
せっかくのアドバイス、
有り難く従います。



小一時間経過し、

マイクのない大栄丸の、
情緒ある、
体育教師が使うホイッスルが、
弱々しく『ヒュル〜リ』と鳴り、
おしまいとなりました。


船中3.3.1
かな…たぶん…

バケツが空の私に、
『釣れたの?』と、
いちおう聞いてくれた船長、

人差し指立てて、
『ちっちゃいの1杯釣れました。リリースしました。』
と言う私に、


『リリースしたの?1杯釣れたの?』
と、
私に念押しした船長、
私が1杯釣っていたと分かると、
少し安心した顔になりました。

まじ、優しい人だな…
今日、
唯一救われた瞬間でした。


リールは…
船長にも、周りにも、許される範囲だったかな…
次も使いますよ〜



フグのご機嫌も…
残念ながら、
よろしくはなかったようで、


朝、
女将が元気いっぱいだった弘清丸ですが、
釣果欄の更新はされませんでした…


本来
当たり前というか、
そうあるべきですが、


光来丸は、
貧果でも正直に釣果欄を更新します。

光来丸はフグ。

Mさん、
いい笑顔。
土砂降りでも笑顔(笑)




帰宅

『また、坊主?せっかく冷凍庫のスペース空けておいたのに…』

『正確には坊主じゃないんだけど…』


『持って返って来なければ、坊主と同じだね。』


激しく小突いても、
リズム良く小突いても、
ゆっくり小突いても、
どうやってもタコの反応がなく、
この先どうしたものか…
心が折れました。



翌朝

目が覚めても1人反省会は続きました。
ああしようかな、
こうしようかな、
いや、
かつてやったけど駄目だったじゃん…
打つ手ないな…
仕掛けはシンプルにやりたいしな…
 
悶々と自問自答を繰り返し、


窓辺から外を見て、
何を見るともなく、ぽけら〜っと、
上の空…

我ながら、ちょっと重症かな(笑)



『どうかしたの?』


『タコが釣れないから、どうしたもんかと思って…』


『タコごときで…元気だしなよ…』



ごとき…(笑)

笑ったら少しだけ元気出た気がするよ…
ありがとう。




死んだイワシ釣法で、本当に釣れるのか?

2023-06-02 11:53:50 | フグ
2023.5.28(日)

大洗 光来丸



フグ釣りだってのに、
キンメ竿をひっぱり出したりなんかして、
ふざける気満々でいましたが、


大洗船も鹿島船も、
まったく釣れておらず、
更新された釣果欄を探すのが困難なレベルです。

こりゃ、明日、釣れないな…
坊主もあるな…



かくなる上は、
1匹釣るのを目標とします。


であるならば、
さすがにキンメ竿は危険でしょ。


せめて、見た目だけでも真面目にやらないと、
船長にバカだと思われます。

いや逆だな…


バカだと思われる分には構いませんが、
私にバカにされていると船長が勘違いしたら、
出禁になってしまう…かも知れません(笑)


よし。
フグ竿、持って行こ〜




4:00到着。


ところで、

師匠のMさんは、私をイジるのが好きです…

が、

中乗りのIさんをイジるのは、
もっと好きみたいです。
そのIさんが同じ右舷に入るので、

Iさんに、
写真を撮ってMさんに送りたいとリクエストすると、

『ちょっと待ってね。』と、
わざわざ上着を脱いで、
光来丸シャツを見せつけてきました(笑)
サービスいいな〜


『後ろ向いちゃうんですか?』
とイジる私に、
笑顔と茨城なまりが返ってきました。

『シャツと髪型でオレって分かっから。』
ふふふ…楽しいお方です。




4:30出船。

南へ40分。
大竹沖にて、
スタートフィッシング〜

水深は26m位。
少しずつ南下し、順番にポイントを探っていきます。


今日は、
『死んだイワシ釣法』をします。

空アワセせず、
フグが勝手にカットウ針に絡め取られるまで、ゆっくり竿を上下させるだけの向こうアワセ釣法です。

イメージとして、
死んだイワシがゆっくり沈み、
着底したら、
潮でふわりと浮き上がるかんじです。
イワシは使いません。
普通にアオヤギを使います。
タイトルが紛らわしくて、ごめんなさい。



私の、
昨年のフグ最終日7/18は、
死んだイワシ釣法で、無双状態、ひとり勝ちでした。


とはいえ、
実は当の本人ですら、
どうして向こうアワセで釣れたかなんて、
わけが分からないまんまでした…

ので、


『死んだイワシ釣法で、本当に釣れるのか?』が、
今回のタイトルです。


ま、
だ〜れも、
ぜ〜んぜん、
釣れないので、

検証の仕様がありませんね(涙)


だいぶ時間が経った頃、
ようやくアナウンスで、

『水流します。ホースの先をひねると水が出ます。』
ついに釣れたのか〜と思いきや、

続けざまのアナウンスで、
『釣れたのはカレイです。外道です。』とな…


その次は、
私のとなりのとなりで、
竿がぶち曲がりました。
デカそうです。
うらやましいぞ。
こっちにも来いよって、ワクワクしていたら…
ダイナンウミヘビでした。
デカっっ。長っっ。
 

その次は左舷ミヨシ。
私の後ろで、
ついにフグが釣れたと、
一瞬、喜びの声が上りましたが、
サバフグでした。

船長もトホホです…
いよいよやばくね?




8:00を少しまわった頃、


低速で次のポイントに向かって、
少しずつ、
南下していたところ、
そのままエンジン全開となりました。
これは〜
ひょっとしてもしかして〜
鹿島船に呼ばれた?


すでに3時間、
船中、未だに0、


私は外道すら掛けられず、
意気消沈していましたから、
期待に胸が膨らみます。

GOGOGOGO〜
南へGO〜



鹿島の真沖のちょい北、
まぁ…ほぼ、鹿島の真沖でエンジンスロー。

大船団でも形成されているのかと思いきや、見渡してみても2隻のみ。
桜井丸と長岡丸。

ふ〜ん。
さて、どないなもんでしょう。



水深36m。深い。

よっしゃ〜
やるぞやるぞ〜

右舷トモで、
カットウでは無く、
エサ針をそのままバックリくわえたジャンボフグが上がりました。
デカ〜

けしてノリノリの活性では無く、
ひと流し、
片舷でようやく1~2匹、
釣れたり釣れなかったりの、
渋い展開です。


ここは真面目に、
心を込めて、死んだイワシを演出し、
ふわ〜りふわり…

そしたら、ついに、
ちゃんと掛かりました。
嗚呼…本当にこの釣り方でいいんだ…

うひゃひゃ、重い。
ゴンゴン引くな。
イシガレイだったら嫌だな。
でも…たぶん…この引きは…フグだと思う…

時折、
巻く手を緩めるくらいの抵抗をみせて上がったのは、
やっぱり、

でーん。
本命、良いサイズ。

食わせ仕掛けが、
となりのとなりの方のPEと、
グシャグシャにオマツリして上がってきましたので、


食わせ仕掛けはもういいや…
ズタズタに切って捨てて、
今日はもう使いません。
カットウ仕掛けのみにします。


程なくして、
2匹目が掛かりました。
よいしょ〜
追いアワセをグンッと入れます。

やっぱり、
死んだイワシ釣法で掛かるじゃん。
この2匹目で確信に変わりました。

水深深いので、
長〜く楽しんで、
上がってきましたよ〜

お〜
これも良いサイズ。


私と同じ右舷の方々も、
左舷ミヨシの2人も、
つまり見渡すかぎり、
まんべんなく釣れているようです。


本音を言えば、
頭抜けて、
無双状態を味わいたいところですが、
そう上手くはいきません。


まんべんなく釣れて、
船長はニンマリでしょう(笑)

桜井丸。

下船後、船長に聞いたところ、
呼んでくれたのは、
長岡丸とのこと。
長岡丸、ありがとう〜


と同時に、
ていうかむしろ、
船長のネットワーク力のおかげです。
船長、ありがとう〜
そして、おめでとう〜


鹿島船だって、
昨日まではさっぱり釣れていなかったわけだし、
難しいですね。

場所により、
底荒れが取れてきたのが、好転した理由でしょうか?
この日に乗れて、運が良かったです。

前半さっぱりだったポイントも、
きっと、
すぐに底荒れが取れて、
バリバリ釣れ始まることでしょう。



Iさんが大物を掛けたようなので、
カメラを起動させ、
待つことしばし…
ある意味、期待を裏切らない男です(笑)
かまぼこ作るのかしら?

周りではちらほら、
ゴマフグ、
ゴマフグとのハイブリッドフグも釣れているようです。
持ち帰り厳禁です。


光来丸では、
ゴマフグ、ハイブリッドフグはもちろんのこと、
色の違うフグは、
トラフグまでも、外道として釣果にカウントしていないようです。


この、
フグカラーがのちのち、
竿頭レースの行方に影を落とすことになろうとは…


ハイブリッドフグの見分けが付かない方も多いようで、

人によっては自分でも何匹釣っているのか分からない、
ハズレ付きレースです(笑)

主に、ここで見分けます。
真ん中の尻ビレが黄色いのが、
ゴマフグとショウサイフグとのハイブリッドフグ。


ソフトな感触で何かが掛かり、
軽いので、
ゴミかと思ったら…

あまりの小ささに笑うしかありません。
秋にまた会おうぜ〜
大洗まで北上して来いよ〜
と、リリース。


Iさんの、おさばきタイムが始まりました。
右舷ミヨシの私のフグからさばいてもらいます。
3匹追加してたので、現在5匹です。


竿頭は無理っぽいな。
ポポポンと追釣すれば、
イケるかんじもしますが、

ビミョー。

なんかイマイチ。
去年みたいな無双状態にはなりません。

ポツリ。
ポツリ。
ポツリ…で、

8匹目。

この8匹目は、
仕掛けが船の下に入り込み、
糸を出しすぎると左舷とオマツリするかもなので、
糸を出さず、
宙ぶらりんにしていたら、
勝手に向こうアワセで掛かりました。
そんなんでも釣れるのかいっ(笑)


最後の最後になって、
本日、イマイチな原因は何か、
自己分析。


死んだイワシをイメージし過ぎたから?

『ふわり』すべきところ、
『じんわり』してたかな?



丁寧過ぎたかな?
時折、
勢いよく舞い上げてみたり、
色々試して見るべきだったかな?


そんなことを考え、
強めに海底から舞い上げたら、掛かりました。

おっ、しめしめ。


でも、
時すでに遅し。

追釣ならず、
9匹にて終了〜

修整したとたんに掛け、
時間切れとは…
悶絶。



竿頭9匹(3名)
船中3~9匹。

となりも9匹で竿頭でしたが、
ゴマフグもハイブリッドフグも釣っていらしたので、
気分的には負けました…


楽しめましたし、
良い日でした。

丁寧にさばいてもらえます。
血とか付いていません。
Iさんのうんちく、
『肝臓、耳かき1杯で、千人殺せるらしいですよ。

怖っっっ。


実は
サメの写真を撮っていて、
こっそりMさんに送ったことを事後報告し、

自分を棚に上げ、

『MさんはIさんのこと、イジるの好きですから〜』

と、姑息にも主犯をMさんにすり替えることに成功(笑)。


Iさん、大笑いしましたが、


続けて曰く、
『オレ、いじられキャラじゃないんだけどな〜』
って…

えっ?



夕方。
釣果欄を見たMさんから、
祝福のLINEが届きまして、


『雪が降るから、子供には明日は長靴で幼稚園ねって、うちの嫁が言ってます。』


オレも、いじられキャラじゃん…


Iさんと、いじられコンビ結成だな(笑)


長竿ふんわり釣法

2023-05-24 15:38:32 | フグ
2023.5.20(土)

大洗 光来丸


とある、
釣りのない週末、

カレンダーの前で、
次は何を釣ろうかと、
にやけた顔をしていましたら、


妻が、
『今年はあまり釣っていないね。』

と、
言いました。


あれ、
珍しく優しいこと言うじゃないか。


ふと、感謝の気持ちが湧き、


『いやいや。けっこう行かせてもらっているよ。』


と、
最大限に優しげな声で
返答したのです。


ところが、
微妙な空気が2人の間を流れ、

返ってきた言葉は、


釣れないねってことだよ。最近、釣れてなくね?イカ1杯、1万円とかじゃね?』


釣りに行ってないね…じゃなくて、
行っても釣れないね…か(笑)


確かに、
振り返りますと、

1/9……タコ0杯
2/4……タコ0杯
2/12…スミイカ1杯
3/4……マルイカ3杯
4/1……アオリイカ2杯
4/16…ヤリイカ1杯
5/4……アオリイカ0杯


7回行って、計7杯。
本当だ。
イカ1杯、1万円(笑)


今回も、
釣果よりは、ネタ優先。
釣れなくてもいいから、
ウケ狙い、


『長竿ふんわり釣法』をします。
『死んだイワシ釣法』を長竿でやるだけです。

『死んだイワシ釣法』ってなんだよって話ですが、


昨シーズン、
たまたま大当たりした、
向こうアワセ釣法です。


空アワセしませんので、
タイム釣りとは違い、
勝手にフグが掛かるまで、
上下にゆっくり竿を動かすだけ。


死んだイワシがゆっくり沈んでいき、
海底に着いてすぐ、
海流に巻き上げられ、
フワ〜ッと浮き上がり、漂い、
再びゆっくり沈むイメージです。



実際には、
死んだイワシは使わず、
アオヤギを使います。
詐欺のようなタイトルです。


長竿は3.5m。
アオリイカ用で、
オモリ10号でビヨンビヨン。


オモリ30号でフグを掛けたら、
満月のようにしなるでしょう。
想像するだけで、
ぐふふふふ。



長竿がうねりを吸収し、
仕掛けが安定することで、
ひょっとしたら、
やる気のないフグに効き目があるかも…なんて下心もあります。


30号背負える?
手返し悪くない?
船長に叱られない?
掛かっても分かんなくない?


なんて心配もありますが、
ま、
やってみます。



1:30
起床。

あらら。
風が吹く予報に変わっている…

そして外は雨の音。
おかしい。
止んでいる予報だったのに…




4:00
到着。


むむ。
客5人ポッキリ。

A席…私。
B席…中乗りIさん。
C席…知らない常連の方。
D席…師匠のMさん。
E席…竿頭写真でよく見る常連の方。
F席…よく会う常連の方。


『今日は貸切だから(笑)』
船長、笑っていますが、
切なすぎます…



ヤリイカ釣れなくて、
フグ初日なのですが、

太客しか集まりません(笑)


風予報の変化に、船長も驚いていて、
『早上がりになるかも』
とのこと。


南の大竹沖へ。
スタートフィッシング〜


長竿、
や・り・づ・れ・ぇ・


この竿を普段使っている、
小田原の浅瀬とは違い、
うねりをかわすため、
無駄にクラッチを切る羽目になりました。


底立ち取れても、
竿が柔らかすぎ、
海底から引きはがすとき、
グニャーンと竿を絞り込んで、
ようやくオモリが浮きます。

何やってんだか(笑)


海が悪いです。

風で船が流されるのか、
潮でもっていかれるのか、
ラインが下へ、前へ、右へ、左へと引っ張られ、
四苦八苦。


この竿、
大洗では、
ベタ凪でしか使えません。



大きなうねりが入って、
底がかき回され、
海底の沈殿物が舞い上がり、


冷たい底潮が入り、
活性すこぶる低く、
エサが無傷。
ていうか、フグ、いるの?


いや〜
まいったな。


全員釣れません。



Mさんの電動巻き上げ音がして振り返っても、
仕掛けを入れ替えているだけ。


『電動巻いているから釣れたのかと思いましたよ』と、
イジると、


『広く探ってみようとしただけです。私も後ろを見たら、竿がブチ曲がっているので釣れたのかと思いましたよ〜』
とな。


一本取られました。



6:48、アナウンス。
『北へ走ります。ちょっと長めに走るかも知れません。』


釣れている情報でも入ったのでしょうか?


Mさんと2人、
舳先のお立ち台に座りますが、
海水が降り注ぎます。
更に海が悪くなってきて、
ケツも宙に浮きます。
怖っ。


ふと、
古い記憶がよみがえりました。


18年前、

キンメ・オニカサゴリレーの仕立。
幹事は私。


乱暴に飛ばす船で、
腰を強く打って、
その日を最後に、
釣りを止め、
仕事まで止めてしまった方が出てしまいました。


あれ以来、
幹事はしていません。



アナウンス。

『前の2人、後ろに下がりましょうか。腰を打つと、危ないので。』


は〜い。
そうっすね。


そそくさと屋根付きデッキに避難。
だいぶ楽。
早く来れば良かった…



再びのアナウンス。


『今日は上がります。全額返金いたします。今日はまことに申し訳ございませんでした。』


船中0でした。



帰り際、

『船長、フグの群れ、探しておいてくださいね〜』



ナメたことを言う私に、

『はい。分かりました。探しておきます。でも、フグはこの時期、まだ群れを作っていないんですよ(笑)』
とのこと。



帰宅。

妻に強めに言われました。
『クーラー、小さいのにしなよ。』


私、
『……………。』


8回で7杯の男、
何も言えねぇ…




増やしたら、釣りたくて…

2023-05-09 14:44:32 | アオリイカ
2023.5.4(祝)

小田原新港 泰平丸
シャクリアオリイカ


アオリイカは坊主上等、
ギャンブルです。


ところが先月(4/1)、
この私が4杯も掛けました。
2杯バラしたので、釣果は2杯ですが、
快挙です。

4杯も掛けた
考えられる要因は、
餌木猿。

桐製の餌木です。
潮の影響を受けにくく、自然にフォールするとか…

土佐の職人が手作りするとか…

オジサン、
そういうのに弱くて(笑)、


ついつい、

メルカリ、ポチリ。



今シーズンのアオリイカギャンブル、
おしまいにしたつもりでしたが、
道具を買ったら、
使いたくなるのが人情ってもんで、
またぞろシャクって来ました。


アオリイカ、低調のようですが、
坊主は逃れる気がしています。
強気です。



くじ引き、7人。
2番引いて、沖干し作りやすそうな、
ココ取りました。

便宜上、私はA。
(E席の人をEさんと呼びます。)


本日の餌木猿ラインナップ↓
以下、備忘録です。
少しお付き合いください。


先月絶好調だった中古の2本は、
コレとコレ。
松スペ。桐なのに…(笑)
①ホロテープ
②マーブルテープ


今回買った6本は、
こんなかんじ。
Premium“Neo”
③斑(まだら)/マーブルテープ
④天鵞絨(びろうど)/緑テープ


紫式
⑤メッシュパープル/紫テープ



餌木猿
⑦9号/赤テープ


NINJA
⑥夜叉(やしゃ)/黒テープ
⑧赤影(あかかげ)/赤テープ

いろいろ有りすぎて、
こんがらがりますが、
色違いってだけで
アクションに差はないようです。



先月(4/1)同様、本日も濁り潮。
①②で間違いないはずですが、
他を試してみたいので、
①②は最後の切り札にとっておきます。


⑥⑦⑧は目立たないでしょうから、たぶん…使いません。
釣れて釣れてウハウハなら使います。


6:35。
出港、東へ。
酒匂川、通り過ぎ、
森戸川、通り過ぎて、国府津沖。

7:05。
スタートフィッシング〜
水深12m…浅い。


7:15。
『ゆっくり巻きな〜』アナウンス。
むむむ。
誰かに先を越された…


アオリイカ初挑戦、
レンタル救命胴衣のEさんでした。
いいな〜

Fさん・Eさんは釣り仲間…
ていうかお友達。
私とは背中合わせの二人、すぐ近く。
Fさんがアオリイカファンで、Eさんを誘ったらしく、
レクチャーしっぱなしです。
茅ヶ崎、沖右衛門丸の常連らしく、
後で調べたら、
沖右衛門丸のアオリイカは4/30で終了していました。
なるほど…
小田原に流れてきたのですね…


初挑戦のEさんが釣れてホッと一安心のFさん。
『Eちゃん良かったね〜』
が20回聞こえました(笑)


対するEさんの、
『ビギナーズラックだよ。』
が5回聞こえました。
指導してくれたFさんに対して、そう返事するより他はありません。

微妙な人間模様を背中に感じつつ、
黙々とシャクリます。


実験として、
竿の長さの太い先糸を付けましたが、
周りも釣れないので、
良かったのか、悪かったのか、分かりません。
釣れてくれ〜

職漁船が海岸線を背にして行ったり来たりしています。
あんな浅瀬で何を捕るのだろう…



8:30。
アナウンス。
『深いとこやるよ~30m。』

…ダメです。


9:00。
国府津沖に見切りをつけたっぽく、
徐々に西へ。

…どこもかしこもダメです。



ところで、

泰平丸、鈴木船長のオススメ餌木は、
YAMASHITAのモエモエグリーンですが、


なんと、

腰越・蒼信丸、関塚船長も、
モエモエグリーンをオススメしているとの情報を、
とあるブログで見つけました。

釣果写真でも、
モエモエグリーンらしきを見かけます。


これはもう、
相模湾におけるモエモエは、鉄板ってことじゃないですか(笑)


それに気づいていながら、
モエモエを持って来ませんでしたが、

実は、


④天鵞絨(びろうど)が、
緑、緑テープ、ケイムラボディで、
モエモエグリーンと同じ三拍子揃っているのです。
期待が持てます。


⑤紫式は、
紫テープ、ケイムラボディ。

鈴木船長曰く、
『コレは見たことないから分からない。』
とのことでしたが、ケイムラボディだし、
期待を込めて、まぐれを狙います(笑)


③斑(まだら)は、
白、マーブルテープ、ケイムラボディ。

目立つ要素しかなく、
普通に期待が持てます。


③④⑤のローテーションで、
魂込めてシャクリますが、
うんともすんとも…



後半戦。


小田原新港を通り越して、南へ。
真鶴方面へ。

ううう…
釣れねぇ…

③④⑤のローテーションにも飽きてきました。



最初、使わないつもりでしたが、
どうせ釣れないし、
⑥⑦⑧も試してみるか…

どれ…


⑥夜叉(やしゃ)投入。
回収時にびっくり。
さすがまっくろくろすけ。
水面スレスレまで巻いても、ほぼ見えません。
澄み潮時、頼もしいかも。


⑧赤影(あかかげ)投入。
回収時、夜叉よりは良く見えました。
同じNINJAシリーズでも、
黒テープ、赤テープの違い、けっこうあるな〜


⑦餌木猿9号投入。
回収時に再びびっくり。
NINJA赤影と同じ赤テープですが、
深い所から輝いて見えました。
ふ〜ん。
思いの外、外側の布地の違いはでかいな。
黄緑色、目立ちます。

試しに投入して良かった〜
いくつか参考になりました。


午前中そよ風でしたが、
午後、南西の強風が吹いてきて、
伊豆半島の陰でしのいでいましたが、
13:30頃、
短い時間ですが、
南西風が南風に微妙に変わり、
まともに風に当たる時間帯があり、

Bさんの食事パンのビニールが舞い上がり、
私の尻手ロープに引っかかりました。
そのままには出来ないので、
再び舞い上がらないよう、手に取り、
Bさんを見たら、目をそらしてる?


ゴミってことで構わないでしょう。
自分のゴミと一緒にクーラーに収めたところでヤバい考えが浮かびます。

良いことしたから、
釣れたりして…
海の神様、イカの神様、見ていてくれたかしら…
発想がヤバい(笑)


最後に30分、
前回実績のある切り札餌木を投入します。


神様は見ていたかも…知れませんが、
釣れませんでした。
とほほ。

7人で、船中1杯でした。


下船時、
1人1人、名前を呼びつつ、
力なく詫びを入れる船長。

そんな船長に、
優しい常連さんの優しい一言。
『1番つらいの、船長だから。』
いいこと言うな。

私もかくありたい。