大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

木製仮面に眉毛あり

2007年10月20日 | 桜井市
今朝から纒向遺跡から出土した“木製仮面”を見に行った。
展示されているのは“桜井市立埋蔵文化財センター”。
ちょうど大神神社の大鳥居のすぐ北西にある建物。
もっと凄い人なのかと思っていたのだが、それほどでもない。
大阪から来たという70位の男性二人は、箸墓への行き方と
お勧めの昼食場所を館員に聞いていた。
60半ばのご夫婦は、このあと安倍文殊院に寄って帰られるのだとか。
私より少し年配に見える女性は、一人旅の学者さんか記者さん?
旅行鞄を床に置き、難しそうな顔をして何も語らずに展示品を見ておられた。
そこへ発掘現場で働いていると思える方々5名ほどが入って来て、木製仮面の前で
「ええもん見つけてよかったわ・・・ これで思い残すことないなぁ・・・」
「あんなんあるのん 初めから分かったってんで。見えてたもん」
「ようけいろんなん かたまってあったもんなぁ・・・」etc・・・
私が仮面を見て驚いたのは、
この木製仮面に線刻により、太い眉毛が表現されていたこと。
それと鼻孔もちゃんとあったこと。
古代人の美的感覚は本当に素晴らしかった!

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