海・まち・デザイン

市民のまちづくりの会

海際に絶壁の建物が?!

2008年06月13日 | 気になる浦安シーン
すでにご存知の方も多いと思いますが、
日の出7丁目のシンボルロード突端の水際線関連施設用地が、すでに公募され契約されています。
看板にによれば、「海辺のコアPJ」という名称で、8階建て商業施設、用途はホテル、結婚式場、店舗。建築主は、双日株式会社と株式会社日本開発の2社とのことです。






この区画は海際に接した貴重な土地であり、街に賑わいをもたらせ浦安らしい商業文化ゾーンにできる絶好のロケーションにあります。

今年5月にあった「実現したい夢 浦安投票ボード」でも開発区画としては三番瀬に面した超広域住宅開発に続いて人気が多かったところです。「水際線関連施設」という言葉にも夢を膨らませていました。

そして私たちは、この土地に作られる施設は、パーム&ファウンテンテラスホテルを超えない高さ(注1)とし、圧迫感のない海から見てなだらかに立ちあがる俯瞰になるように設計して欲しいと願っていました。
例えば下のスケッチのような建物です。それは海からみても美しい景観なのに間違いがありません。



(注1)
実は、すぐそばのパーム&ファウンテンテラスホテル建設時には、市民+UR+事業者による連携で景観に対する配慮が成されたのです。当初計画された高さに寄せられた市民の声を聞き入れ、URさんのガイドのもとオリエンタルランドさんが協力し、今の高さに変更されました。その結果、現在の調和の取れた落ち着いた俯瞰が創り出されたのです。

計画される施設は8階建てです。
まだパースをみたわけではありませんが、背景地をおおい隠す壁のような建物が海際にできるかも知れません。海からも隣の総合公園からの景観もよくないものになってしまいます。

もしそのようなこれまでの努力を水泡に帰すような建築であれば、今からでも何とか考え直してもらいたいと切に望みます。

さらに、すぐ近くの湯巡り万華郷北の誘致施設区画(地図ピンクで囲んだ部分)もすでに分譲予定地の看板が立っています。このままでは、どんどん切り売りが進んでしまいます。ここにも何ができるかわかりません。

昨日も書いたように、私たちはこれから、行政を始めいろいろなところに働きかけていきます。
皆さんもぜひ一緒に、恵まれた土地を活かし「未来の市民に大きな財産を残す」ために手を携えてくださるようお願いします。これは新町ではなく、浦安市民全員のことなのです。


2回目のURさんとの対話集会

2008年06月12日 | 報告・レポート
6月10日に、都市再生機構(UR)さんと2回目の対話ミーティングがありました。
URさん、丁寧な資料、そして長時間のディスカッションありがとうございました!

前回3月の様子はこちら

前回お願いした大きなテーマ、下図のような三番瀬臨む超広域住宅街(11ha!)のコンセプトをデベロッパーに提案依頼してもらう件の検討中途結果をいただきました。


検討して下さった結果の成果物として、今回、URさんは自ら提案資料(パワーポイント10枚以上のきれいで迫力あるもの)を作成され、それを私たちに説明してくださいました(資料は見せていただいただけですが)。そこには、私たちの思いをたくさん盛り込んでいただけており、URさんの誠意が十分感じられるものでした。

そのコンセプト(案)は”東京湾のゆりかご、三番瀬に臨む「海に住まう住宅地」”だそうです。住宅の多様性や動線プランなどこれまでの話しより一歩も二歩も前に踏み込んでいます。

ただ、残念なことに、そして非常に重要なことに、今のURさんがおかれた環境ではこのアイデアを自らコントロールし実現することは難しく、「このコンセプトで開発してくれませんか?」と企業にお願いするということ(レベルは色々あるようですが)なのだそうです。どこまでできるかはデベロッパー次第ということです。

さらに図にあるような、私たちが望んだ三番瀬と一体になったような開発というのは、URさんだけで決められることではないので、そこまでは踏み込んではいません。

URさんには、自らコントロールできない時に、どのようにしてコンセプトある街づくりを実現していくのかその方法(体制)について考えて欲しいこと、三番瀬の問題など役所をまたがることについてもイニシアチブをとって欲しいことをお願いしました。そしてその時には市民も全面バックアップすると。

URさんは、今おかれた難しい環境のなかで、皆さんすごく頑張ってくれています。でも当然のことなのですが、URさんだけでは決められないこと、動けないことが一杯あります。
県や県企業庁、そしてやっぱり市民に一番近く、市民の思いを代弁する浦安市も一緒になって動いてくれないと夢は実現しないのです。

私たちは、この恵まれた環境をむざむざ「ちょっときれいだけど、どこにでもある町」にしてしまわないように、これから考えいろいろなところに働きかけて行きます。

もう一つ話しがあるのですが、それはまた明日。

県企業庁さん、ちょっと待って!

2008年05月26日 | 報告・レポート
プラウド新浦安と鉄鋼団地との間の県企業庁区画が公募され、再び野村不動産に落札されたそうです。関連新聞記事はこちら

これから住民説明会などがあるのでしょうが、都市計画審議会の付帯事項があるにもかかわらず、公募前になにも説明はありませんでした。

県企業庁さんは、昨年の都市計画審議会の付帯事項にある

「まちづくりの具体的な内容については、まだ先ということであるので、それには住民意見を参考にしながら進めてもらいたい。また今後の問題になると思うが、土地計画のように非常に大きなものについては、都市計画のルールをこえてた協議を行なってもらいたい。」

を、まじめに受け止めて頂きたいのです。そうでなければ全ての審議会は茶番ではありませんか?

(関連記事)
最後の県都市計画審議会
浦安市都市計画審議会結論に付帯事項が!

(地図:浦安市広報2007年8月15日号より)

「実現したい浦安 夢の投票」結果発表。輝く第1位は?! 

2008年05月21日 | 報告・レポート
5/17の新浦安文化村では、「実現したい浦安 夢の投票」へのご参加ありがとうございました!
親子で、ご夫婦で、たくさんの人たちがワイワイ話し合いながら楽しそうにまた熱い思いを込めて投票シールを貼ってくださいました。

エントリーは全部で7ヶ所。1人3ヶ所まで、計454票150人以上の方に参加いただけました。集計の結果、輝く1位はどこだったでしょうか?

パンパカパーン。
第1位にはちょっと想定外でしたが、交通手段のLRT(路面電車)が選ばれました。
スタッフのお姉さんの話では、男の子の投票がここに集中したそうです。やっぱり男の子は乗り物好きなんですね!?でもその子達が大人になった時、人にも環境にも優しいLRTが走っていたら嬉しいですよね。
(関連記事:人にやさしい交通ネットワーク

そして、第2位はこちらは想定内というか、三番瀬や公園と一体になった超広域住宅開発が選ばれました。
シドニーのような海からみても緑に映える美しい住宅というのは多くの人の心を引き付けるようです。ここは今URの方々にこのような開発ができないか検討をお願いしているところです。
(関連記事:緑の丘陵にたつ三番瀬住宅)

この2つが100人以上の支持を集めましたが、第3位はシンボルロード突端の開発です。ショッピングセンターや美術館など賑わいと文化的な環境、そして災害時に備えて陸路以外の交通手段なども求められているのでしょう。

以下、魚市場地区、日本一長いボードウォーク。健康ゾーン、境川定期船の順でした。

さあ、あなたならどこに投票を?コメントでどうぞ。

新浦安文化村とまちづくりカフェ

2008年05月17日 | 報告・レポート
5/17(土)は新浦安文化村とまちづくりカフェ(元84Cafe)に
お立ち寄りいただきありがとうございます!

また、新浦安文化村の主催者の皆様、
われわれの急な展示依頼にも関わらず、地域振興ということで
快く展示場所を提供していただき感謝いたします。たいへんお世話になりました。





■ステージから海・まち・デザインとアオギス保存会(元町での桜祭りでの展示をきっかけに船頭さん達と一緒に発足!)を紹介させていただきました。

■また、アオギスくんを展示し、その前で「実現したい浦安夢の投票」を実施しました。
大人から子供達まで大勢の皆さんからこんなにたくさん投票をいただきました。




■同時に、始めての試みとして、「まちづくりカフェ」を一日オープンしました。
場所をご提供いただいた84Cafeさん感謝いたします。



5/17日(土)新浦安文化村でアオギスをみよう

2008年05月14日 | お知らせ
5月17日の新浦安文化村イベントで、新町の小学生達も一緒に作ったアオギスの張り子の展示や活動の紹介をします。皆様のお越しをお待ちしています!!!

①アオギス展示@7-11前
   場所 イトーヨーカド南東の7-11前
   時間 5月17日(土)12:00-15:00
   5.3mのアオギス展示
    「海・まち・デザイン」パネル展示
   紙芝居 
   浦安をこんな街に投票ボード 他

②「海・まち・デザイン」展示@84Cafe
    場所 84Cafe (パークシティ東京ベイCoco1階)
    時間  5月17日(土)12:00-17:00
   「海・まち・デザイン」パネル展示やビデオを放映
   *15:00からは皆でわいわいと夢を話しあう、ディスカッションタイムも予定    しています
    お茶をどうぞ!(日本茶、和菓子もあります



会場に行って最初に実現したい夢に投票しよう!

「海・まち・デザイン」の活動が朝日新聞に掲載されました

2008年04月16日 | アオギス・プロジェクト
新町のバー「PJ」で13日夜、「海・まち・デザイン 市民のまちづくりの会」のパーティーが開かれた。店の外に飾られた全長5メートルを超えるアオギスの張りぼてに会員の思いが込められていた。。

「ディズニーの贈り物~TDR25周年の浦安で」と題した朝日新聞京葉版の連続記事に私たち「海・まち・デザイン」とアオギスが紹介されました。

TDRの繁栄とともに、マリナーゼと揶揄される「千葉都民」の増加や、ホテルの名称が「東京」とつくものばかりになってゆくなかで、地元と一緒に、浦安をそこ住む様々な人々の息吹が感じられる街にしてゆく活動として紹介されています。

【下】魔法のキーワード
【中】魔法と現実の境界
【上】魔法の富裕都市

アオギスパーティ盛り上がりました

2008年04月14日 | 報告・レポート
昨夜はアオギスパーティにご参加ありがとうございました!

4月とは思えない肌寒い夜でしたが、集まった皆さん約40名の熱気とパワーに圧倒されました。
一人ずついただいた一言スピーチ、みなさんの浦安への想いほんと熱かったですね。



会場のBar&Cuisine「PJ」さんの前にドーンと置かれた巨大アオギス張子、
その確かな存在感と、このアオギスによって出会うことができた人たちがいること。

それらを確認しながら飲み、笑い、語り合うひと時は格別でした。
途中、紙芝居でひととき童心に帰り、その後はジャズの生演奏で
大人の夜は更けて行きました。

遅くまで本当にお疲れ様でした。
これからもどうぞ「海・まち・デザイン」をご支援ください。できればぜひご一緒に!



写真提供「朝日新聞千葉版より」


アオギス君、マスコミに大人気!

2008年04月12日 | 報告・レポート
昨夜のアオギスパーティには朝日新聞も取材にこられました。明日15日火曜朝刊の地方面「TDR25周年と浦安」という連載にアオギスのことや我々の活動が写真つきで掲載されます。

さらに、4月12日の市川よみうりに「”アオギス泳ぐ浦安 特大張子で訴え”海・まち・デザイン」というタイトルで、カフェテラスin境川(3/29、30開催)での我々の活動が紹介されました。

さらにさらに、JCOMでは市の広報番組で取り上げられます。
 JCOM「こちら浦安情報局」(15分番組)
 4月24日(木曜)から 8:15-、12:15-、21:15-

ちょっと売れっ子じゃないですか?、アオギス君(笑)
是非新聞読んで、テレビ見てくださいねー。

「アオギスパーティ」のご案内

2008年04月04日 | お知らせ
みなさま、今日は。
3月29日、30日のカフェテラス境川では、「アオギス展示」テントにお越しいただきありがとうございました。たくさんの子供たちにアオギスを楽しんでもらい覚えてもらいました。そして、多くの元町の方々と交流することができ、新しく生まれ変わった「海・まち・デザイン」の船出としてとても意義あるイベントでした。

つきましては、今回作成したアオギスの雄姿をできるだけ多くの方に見ていただきたく、下記「アオギスパーティ」を開くことにしました。軽くビールやつまみを食べながら、浦安の海・まち・デザインについて歓談できればすごく嬉しいです。元町の方もたくさん参加されます。是非、お友達にも声をかけていらしてください!

日時 4月13日日曜 19:00-
場所 浦安市明海 パークシティグランデトレードポート2階
    Bar&Cuisine 「PJ」 TEL 047 (381) 7171 
    (新浦安駅より、了徳寺大学行きバス三井ガーデンホテル前下車)
費用 2500円
展示 アオギス張り子実物展示、パネル、紙芝居、ビデオ等

カフェテラス境川での展示レポート

2008年04月03日 | 報告・レポート
3月29日、30日のカフェテラス境川、
この日のために皆で協力して作ったアオギスは、展示したり舟に乗せて境川を遊泳したりして大変好評でした。
「僕も作るの手伝ったんだよ」と誇らしげに何度も見に来た小学生や、「絶対一緒に乗りたい!」と舟を30分も待ってくれた小学生もいて、がんばった甲斐がありました。
 舟に乗ったアオギスの遊泳の動画はこちら→動画

また、アオギス展示や紙芝居のほかに、
アオギスがいた頃の浦安や、三番瀬の自然と干潟の大切さ、そして浦安のまちに対する「海・まち・デザイン」の提案などをパネルにして展示しました。



展示を見てもらった人には、用意した大きな浦安の地図のパネルに、
「こんなまちになったらいいな」と思うことを自由にポストイットに書いて貼ってもらいました。(写真)



ハート型のポストイットが気に入ったのか、小さな子供達がいっぱい書いてくれました。
「うみのちかくにすいぞくかん」
「うみがきれいになりますように」
「うらやすタワーがあるといいな」
「まちのゴミがへりますように」
「花が一杯なまち」
「まつりを多くして」
「安全で安心な町で、たいほされる人がいなくなるまち」(笑)

大人の人も
「せっかく海と川があるので、それをいかした町づくりができるようになるといいな。ハーバーは夢」
「緑とキレイな海、キレイな川がある町にしよう!」

思いはいっしょですね。

この展示をきっかけに新たに多くの元町の方々とも交流でき、新しく生まれ変わった「海・まち・デザイン」にとってもとても意義あるイベントでした。

アオギスお披露目

2008年03月29日 | アオギス・プロジェクト
いよいよ、さくら祭り「カフェテラス in 境川」当日。

完成したアオギスをどうやって小学校から会場まで運ぼうか?
みんなであれこれ悩んだけれど、結局、会場までの3.5kmを
神輿のように担いでワッショイワッショイと運搬しました。

大変だったけれど、宣伝効果は絶大。
初めて見る5.4mの巨大なアオギスに、道行く人々は誰もがビックリ。

会場では、展示用のテントの横に吊るして存在をアピール。

そして、定期的に漁船に乗せて会場の境川を周遊したり
(子供たちにも一緒に船に乗ってもらい楽しんでもらいました)


紙芝居「アオギス物語」を上演して、きれいな海を取り戻す大切さをアピールしました。


”よみがえれ、アオギス”というキャッチフレーズのもと
アオギス張り子くんは大活躍してくれました。

会の名前が 「海・まち・デザイン」 に!

2008年03月25日 | お知らせ
「新町の街づくりを考える会」は、これまで新町地区の再開発への提言活動を中心に行ってきましたが、このたび

海・まち・デザイン 市民のまちづくりの会」
(略称 「海・まち・デザイン」)

として新たに生まれ変わります。

「海.まち.デザイン」では、これまでの新町を中心とした視野から、浦安全体のまちや文化づくりを目指してさらに活動の輪をひろげていきます。

これからも、皆様とご一緒に活動を続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

お披露目を3月29日、30日、境川での桜まつりで行ないます。 ぜひ、桜見物をかねてお誘いあわせのうえ、お越しください。

■「海・まち・デザイン」出展内容■

日時 3月29日(土曜)、30日(日曜) 10:00-16:00
場所 リバーウォークin境川 江川橋そば掘江側
内容 アオギス(5m超)の展示や境川での回遊(乗船できます)
      市内の小学生も一緒に作ったアオギスを見よう
    「アオギスものがたり」 紙芝居
    「アオギス」、「海.まち.デザイン」パネル
    「みんなで書こう浦安の夢」書き込みパネル


お待ちしています!

アオギス色塗り作業

2008年03月21日 | アオギス・プロジェクト
現在のアオギスの様子です。

小学校の子供たちと進めているアオギス張子製作も、
新聞紙を幾重にも貼る作業を終えて、
いよいよ最終段階の色塗り作業に入っています。

光るウロコが描かれて、今にも泳ぎだしそう。

アオギス・プロジェクトは、
元町・中町・新町をひとつにつなぐアオギス祭りの実現を目指しての活動です。

都市再生機構との対話のご報告

2008年03月11日 | 報告・レポート
3月11日19:00、明海の都市再生機構事務所にて
市民と都市再生機構(UR)とのミーティングが実現しました。

こんな形で直接対話ができるのは一歩前進と言えそうです。

今回、こちらの街づくりへの熱い想いと勢いに、
URの方は多少びっくりされたかも知れません(笑)。

会話の中で、<三番瀬側の住宅エリアについては、
”切り売りではなくて、4区画を包含した超広域開発のプロポーザルをデベロッパーに提出してもらう”ことをお願いしました。

そして、そういった検討を浦安市や県企業庁とも歩調をあわせて欲しいということ、合わせてお願いさせてもらいました。

今回URの方からは大変誠意のある受け答えをしていただき、継続的な対話も出来そうで今後がとても楽しみです。