
はじめに
ブロックされないスパイクを打ちたい、レシーブされないスパイクを打ちたいという攻撃陣に対し、守備側としてはレシーブで上達したい、オーバーカット上達したいという思いで対抗していくわけです。
で、今回は守備に関して話をしていくわけですが、この辺りから少しずつゆうこさんのオーバーカット習得や中衛センターの守備に関する話をしながら、ブロックとレシーブの連携に関する御質問をいただいた風眠さんのテーマについても関連付けて話をしていくことになります。
まずは、個人のレシーブ力をアップするということでお読みいただくといいかと思います。
オーバーパスの基本について
オーバーパスの基本ということになると、記事トップの図面のように親指と人さし指が三角形になるような形を額の前に構えてパスするとか、ハの字に手を構えてパスするなどという指導がなされていて、これを元にパス練習を積んで行くのですね。
しかし、オーバーパスもセッターが行う場合のトスになりますと、ポンさんが推奨するような腕を比較的伸ばした状態からパスを繰り出すとか、ボールを捕らえる位置を敢えて基本とは少し違う場所にすることでフェイクを掛けたりといった工夫をします。
同様にオーバーカットをするということになりますと、通常のオーバーパスと似てるようで若干違う感覚を持って取り組むほうが、スムーズに習得できる場合があります。
オーバーパスのイメージを掴むための自宅練習
もちろんボールを使って、直上トスなどを練習すればいいわけですが、突き指などの事故防止を図り、指の形や指や手首に力を入れる感覚を習得するために、次のような練習方法があります。
原理は指立て伏せと同じですが少し工夫します。
黄色シャツの選手のとおり、柱の角等に向かいオーバーパスの形を作って、柱の角から約50cm離れて立ちます。
そこからピンクシャツのとおり、体を前傾させます。
前傾したところで、ピンクシャツのとおり直角に曲がった柱の両面に手を着き、指で支えます。
その時の指の状態はおよそ下図のとおりです。
で、そこからオーバーパスをするような感覚で柱をポーン手と指で押し、今度はピンクシャツから黄色シャツの選手のとおり、体を起こすのです。
これを繰り返します。
何回行うかは、個人のレベルで、5回でもいいですし、10回でも、いいでしょう。他の筋トレと合わせて行うといいかと思います。あるいは、炊事の合間にちょっと、柱に向かって指に感覚を覚え込ませるイメージでやってもらうといいかと思います。
本日はここまでです。
明日はオーバーカットに使う指や手の形を習得するためのトレーニングを紹介します。
ありがとうございました。少しずつレベルを上げていきますので頑張ってください。
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宮崎県出身の転勤族です。鹿児島県、熊本県、福岡県、大分県、沖縄県、高知県等を転々としながら、今年宮崎県に戻ってまいりましたが、各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等をご紹介しています。
カラーシャツ(白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ)の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することを心がけています。
いいスパイクを打ちたい、変化球サーブを打ちたい、ブロック上達したい、レシーブ上達したい、とにかくバレーボールで上達したいという方のために、色々な情報交換の場にしたいのです。
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ポン監督やせれママさんといった、現役ママさん監督や選手のアドバイスもありますから、ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ。
では、今後ともよろしくお願いします。
オーバーパス修得のために指立て伏せをさせようとしたのですが、それも最初は難しいという人のために考えた練習なのです。
しかし、やってみるとこの練習、結構いいので、初心者やママさんにはこの方法による指立て伏せを奨励している次第です。
ポン監督にお墨付きをいただきましたので、皆さん挑戦してみてください。