はじめに(これまでの記事のおさらい)
5月3日の記事、オープンスパイクを打つ(その4・・・衝突の確率)では、二つの運動する物体が遭遇しぶつかる可能性に関する話をしました。
同記事では異なる方向から転がって来るボールが遭遇しぶつかりやすい進行方向はどういう場合かということについてお話したわけです。
左下図のとおり直角に交わる場合はその確率が低く、
右下図のとおりほぼ正面から来る場合は確率が高いということでした。
これは、●と●のボールを床にころがしたお話をしたわけですが、この二つのボールを
●についてトスの移動方向
●についてアタッカーの助走方向
と同じように運動すると考えますと、アタッカーがトスボールを捕らえやすい助走方向とトスの方向の関係が分かります。
アタッカーがオープントスをより正確にとらえるということを考えると、トスに対して直角に走り込むより、ボールに対して真っ正面から向かっていくように接したほうがよいということがお分かりいただけるかと思います。
実際にはオープントスの場合トスの軌道が山形なので、ボールを捕らえられる場所はそんなに広くはないのですけど、これが、Bクイックのようなトスや平行トスということで考えていくと分かりやすいと思います。
もちろん、前回もお話したとおり、慣れて来るとどのような方向のトスにどのような方向から走り込んでもスパイクできるようになっていきますが、最初にスパイクを習得する上では、捕らえやすい方向を知った上でスパイク技術を習得し、そこから少しずつ対応の幅を広げていくことが大事だと思います。
また、実際のスパイクでは、打たれたスパイクがネットを越えて相手コートに飛ぶようにしなければならないのと、本日お話予定のボールの位置を把握しやすい目線の関係から、トスに対して45度の角度で走り込むのがよいと言われています。
(ここ重要です。)
それでは本日のお話に入ります。
次の記事にお進みください。
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オープンスパイク以外は、真っ直ぐに入って打ってました(・・;)
アタッカーのときもそうだったし・・・
セッターもこういうことを認識しておく必要がありますね。
各アタッカーのクセかと思ってました。
そうかあ~
始めて聞きました。
もちろん、慣れてきたら、まっすぐや逆方向にトスを追いかけるように(ブロードですね。)走って打つのもできるようになります。
ただ、それでうまくボールを捕らえられないという選手は、最初、斜めに走り込む、あるいはセッターに向かって、つまりトスが飛んで来る方向に向かって走り込ませたほうが、より簡単にスパイクできるようになります。
この方法で、私のチームでは初心者であってもそのほとんどが、スパイク練習初日にセミのスパイクを打てるまでになりました。
アタック指導ではこのこと知っておくと便利だと思います。