はじめに
9人制バレーボールのポジションが固定されていない点を利用して様々なコンビネーションを組むことができます。
で、今回は、中衛のセンターが攻撃参加するパターンをひとつ御紹介し、昨日までの記事
サインプレーを使おう(その3・・・複雑そうに見えて以外と簡単なサインプレー)
サインプレーを使おう(その4・・・・22パターンの攻撃を簡単に使い分ける裏ワザ)
と合わせて6種類のサインプレーをご紹介することとなります。
4番
4番というのは3番の攻撃をライト側に変更したものです。
前衛ライトがCクイックに入り、前衛レフトが回り込んでライト側のセミを打ちます。この赤線で示したトスのみが「4番」のサインで指示される入り方ですね。
中衛両サイドが「平行」又は「オープン」のいずれかを要求してスパイクするというのはこれまで紹介してきましたサインプレーと同じです。
5番
これがですね、中衛センターがライト側に時間差に入る攻撃で「1番」のサインプレーのライト側バージョンということになりますね。
中衛センター(5番)の選手が入るので5番と表示しました。
実際のプレー中に声で伝えるサインは中衛のセンターの選手の名前で「磯野~」と呼ぶことにしていて、この声が掛ったら、5番のサインプレーを使っていました。
前衛レフトの動き
また、この5番のサインプレーのもう一つの特徴は前衛レフトのトスは前衛レフトが選択できるようにしていて、AでもBでもセミでも自分の好きなスパイクを打たせるようになっているということです。
これは、前衛レフトはかなり速いタイミングで打つAクイックとBクイックを打っていたので、体力温存の意味もあり、セミトスの選択もできるようにしていたものです。
セミトスの場合、トスが来なければジャンプまでしなくていいからですね、ちょっと体力を温存できます。
前衛ライトは・・・
Cクイックの場合、やや遅めのものを使っていたのと、チームの攻撃パターンが、前衛ライトにはレフトにまわり込ませて時間差のセミを打つという「3番」のサインプレーを多用していたので、前衛レフトに比べると前衛ライトの選手はセミのトスが多く、体力的にやや温存できるという事情があり、前衛ライトにはサインどおりに入らせるパターンとしていたものです。
この辺はチーム事情によって、使い分ければ何ら問題ないのです。
以上です。
昨日の記事のコメントで、ポン監督がこのサインプレーの習得要領や使い方については理解できたようで、コメントを残しておいてくれました。
明日は、その話をさせていただきます。
実戦で十分に使ってきた戦術ですので、年中練習されている皆さんであれば十分習得できると思います。
また、一度習得しますとね、絶対忘れません。
20年ぶりに再開しても、このサインでいきなりプレーすることができるのです。
ぶつからないよう、スッと走り込むことができますよ。
「三つ子の魂百まで」とは、よく言ったものです。
ただ、当時とするとお互いに動きが悪くなったり、パワーが落ち、ジャンプ力もかなり落ちているという誤算は生じるのですが…。
blogramランキング参加中! ←応援(クリック)していただくと嬉しいのですが・・・。頑張って、記事をアップしていきますので・・・どうかよろしくお願いします。
こちら↓では当ブログの見どころやバレーボールの人気ブログを紹介中です。どうぞ、ご覧ください。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます