はじめに
しんひろさんから、中衛ラインのサーブレシーブの方法について質問が寄せられ、これまで、ツラツラと思うところをお話させていただきました。
いよいよ、技術的な話は今日で最後になりますので、どうぞ、お付き合い方よろしくお願いします。
今日は、アタックに意識が行きがちなアタッカーのための練習方法です。
他のことをしてからスパイクを打つ練習をする
スパイクを打つ時に、他の人にパスをしてもらってスパイク練習をすることがあります。
中衛センターなどがパスを行い、他のアタッカーは最初から助走開始のポジションにいて、そこからトスに合わせて走り込みスパイクするのです。
もちろん、これはこれで、立派なスパイク練習になるのですが、この方法でスパイクが打てるようになったら、もう少し実戦的なスパイクにするべく、他のことをしながら、スパイクを打つ練習をするのです。
簡単な方法としては
1・・・助走開始のポジションにボールを持って立ち、
自分でパスを出してからスパイクする。
2・・・相手コート、あるいはセッターからアタッカーに
チャンスボールを投げてもらい、これをレシーブし
そこから自分でスパイクする。
以上のような方法があります。さらに発展させ、ブロックから下がってスパイクに走り込むとか簡単なサーブを打ってもらって、レシーブしてから走り込むというものです。
この練習によって、アタッカーと言えども最初からスパイクのことだけ考えることはできません。
で、この練習をするうちに、アタッカーとしては
スパイクを意識しながらパスをするよりも、
1・・・まず、自分が走り込めるだけのしっかり安定したパスを
送ることに集中してプレーし
2・・・その直後、サッと頭を切り替えて、まず助走開始ポジションに移動し
3・・・そこから、思い切って助走をし、スパイクのためのジャンプをする。
という具合に意識を切り替えながらプレーすることがミスが少なくなるという感覚を理解し、1、2、3の動きが一連のプレーとして流れるようにできるようになります。
動画は、チャンスボールを入れてもらい、これをパスしてからスパイクしているものですが、しんひろさんから御相談のあった中衛ラインで守備しながらセミやクイックを打つ選手にはこういう練習を施すと自然にレシーブとスパイクを一連の動きとして捉えられるようになると思います。
パスとスパイクを組み合わせた練習
中衛の両サイドオープンに対しては、セッターから簡単なスパイクボールをスタンディングで打ってやり、これをレシーブしてセッターに返球した後、オープンや平行のスパイクを打つ練習をしていくと良いかと思います。
最初からスパイクだけに集中させずに、他のことを考えてからスパイクするという練習ですから、そんなに難しいボールを出す必要はありません。簡単なボール出しから、これをパスしてそこからスパイクを打つ練習をする・・・。これだけで、アタッカーの意識の切り替えの練習にはかなりの効果を発揮します。
頭のトレーニングのようなものです。
頑張ってください。
サーブレシーブのミスを少なくするためのメンタルの話を2回ほど行いまして、今回のサーブレシーブのミスを少なくするための話をいったん終わらせていただきます。
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いつも同じ練習で、たまにレベルを上がってきたな~と思うんですけど、ただその練習に慣れてきただけって感じる時あるんですよね。
こうやって監督がいない時ぐらい、他の練習してみてもいいですね。
今まで私の質問に丁寧にお答えいただいて、ありがとうございました。
早くアドバイス実行したいと思ってるんですが、如何せん試合が10日で、そのあと14日に前回4戦全敗のチームとの練習試合と、なかなか新フォーメーションの練習ができないので、ウズウズしています。
今はアドバイスをどうやって伝えるかを考え中です。
色々と思いつくところを列記させていただきましたが、いっぺんにやって混乱してはいけません。中衛ラインの選手のハートにも配慮しながら、無理のないところで、挑戦してみてください。
急がず、ひとつひとつ自分たちのものにしていけたら、私も嬉しく思います。
応援しておりますので、頑張ってください。