樹海

うちの会社は山の中の小さなリフォーム会社。


あたいは何故か、今月から会社の経理や事務も担当することになってしまっていた。
なんで？

あーあ。簿記、真面目にやっとくんだったな。
未だに勘定科目とかすらも、わからん。

まぁ、小さな会社なんで、家計簿のようにつけてしまっているが。
（って、家では家計簿なんざ、つけてないが。。）
Ａ型の分際で、おおざっぱなあたい。
帳簿をちまちまつけるなんて、あたいにゃムリだ。。


まぁ、経理になったお陰で、あまりパートのオバハンらと
ダイレクトに絡むことはなくなったので、まぁヨシする。


まぁ、経理になったお陰で週休１日になってしまった。
元々ここのバイトを始めたキッカケは旦那の誕生日プレゼントを買う為だったのだが
ふと気が付けば、ここの会社の主の如く居座ることになってしまっていた。
こんなハズじゃなかったのに。。


朝は会社に棲みついているおじーちゃんやオッサン達に新聞を持っていくことから始まる。
初めこそ、恥ずかしがっていたおじーちゃんやオッサン達も
今じゃ、パンツ一丁で会社内をウロウロしている。
あたいも、もうこの光景に、慣れた。慣れたくねーんだけど。


んで、事務所やトイレを掃除したり、
おじーちゃん達が使ったタオルを洗濯機にかける。
一度パンツや服の洗濯も頼まれたのだが、お断りした。
家政婦じゃねーっつーの。

が、本日タオルと一緒におじーちゃんのランニングシャツが入っており
一緒に洗ってしまった。ちと、ショック。不覚だよ。


んで、事務所で見積書作ったり、営業さんの営業経費の精算やなんやらを、やる。
てか、コンビニで買ったであろうお菓子は経費で落ちません。。orz
最近は無言で突き返す。あたいも強く、なった。

帳簿の計算が合わなくて、アワアワしている時に限って、
話し好きなオッサン達が世間話をしにやってくる。
。。この状況、見ててわかんないのか。。
あたいの頭から湯気が出てるかと思うのだが。


そんなこんなで、めんどくさい人達の相手をしているようだが、
あたいはなんだかこの人達を憎めない。


おじーちゃんやオッサン達は広島の人ではない。
うちのバカ社長がさんざん借金をして、挙句に病気をしたため
わざわざ名古屋から社長を助けに広島までやってきたのだ。


影のドン、おじーちゃんは
未だにあたいの名前を間違えるわ、物忘れがひどいわ。。な人なのだが
現役時代は全国に何十と支店を出しているような会社で会長をしていた人だ。

何度も何度も借金を繰り返し、仕事は適当やからお客さんや業者からクレームの嵐だったのを、
その度に何度も何度も尻拭いをして
（って、社長は昔おじーちゃんの会社の社員だったそうな）
血も繋がってないのに、仏さんのような人だ。

まぁ、未だにおじいに内緒の借金があるみたいで
たまに借金取りから電話があるのだが。。


こんなペーペーなあたいにも気を使ってくれ（まぁ、あたいの名前を正しく呼んでくれないのだが）
娘のように（？）可愛がってくれる。
器のでけぇおじーちゃんだ。





この会社に入った当初は樹海にでも迷い込んだか？と錯覚したもんだが、
最近このおじいちゃん達と一緒に仕事をするのが楽しく、なった。

結婚式

そういや誕生日と同じくして、結婚して１年が経った。
図々しくも、自分の誕生日に籍を入れちゃったのだ。
月日が経つのはホントに早いもんだ。

その時は、帰国してまもなくだったので金がなく、
１年後、つまり今月には式を挙げる予定だった。


が、３月に旦那が仕事中に怪我し（現在も自宅療養中。。）
なんの用意もしないまま、６月を迎えてしまった。


だもんでようやく重い腰を上げ、ゼ○シィを買ってみたり、
神社へ行ってみたり、貸衣装屋さんへ行ってみたりしてみた。



チャペルの結婚式なんてこっ恥ずかしくてできないし、（誓いのチューとか）
まぁ日本人なんで白無垢と紋付で、と軽～く考えていたのだが
夏の白無垢なんて、さながら布団をかぶっているようだと巫女さんに言われ、
レンタル衣装屋へ行けば、白無垢のレンタル料の高さにビックリした。


三々九度でお神酒が飲めるのが、めっちゃ楽しみだったんだけど、
白無垢諦めるべきか、時期改めるべきか。。
う～ん。。




軽く考えていたあたいらが悪いんだが、
結構決めることが多くて、大変だ。

そういや

そういや先週末、無事三十路に片足つっこんでみた。
嗚呼、あたしももうガラスの20代の時代は、あと１年間しかねぇのか。。orz


そういや結婚記念日も誕生日と一緒だったんで、
旦那と一緒に山陰地方へ１泊旅行に行ってきた。
嗚呼、あたしももう結婚２年目に突入したんやな。月日が経つのは早ぇーな。


だもんで、島根→鳥取へ行ってきた。
雪国育ちのあたいにとって、山陰地方は全くの未知の世界だった。
特に鳥取のコナンくん博物館はおもしろかった。

おいしいお魚を喰ひ、おいしい地酒を飲み
とっても有意義な２日間だった。


なんか、島根は雰囲気がうちの地元と似ている。
同じ日本海の地域やからかな。




一気に山陰地方が好きになった。

オバハン化

自分が『あたいも、オバハンになったなぁ』と思ふ時。


・安達●実を見た時。（あたいの中では永遠の具が大きい子なイメージorz）
・美容院のシャンプーの時『カユイ所はございませんか？』と聞かれ、
　普通にカユイ所を伝えてしまった時。
・全力疾走した後、咳き込む。
・昼ドラ、大好き。（実は華麗なる鬼、録画してまでチェック。。）





。。もう、ダメ？
気付いたものの、もうオバハン化は始まっていた。

何がなんやら

懲りもせず、また求人を出した。
前回は、ヘンなオバハン達しか来なかったため（もちろん不採用）
今回の求人に期待した。

が。
おとつい面接した人は47歳のオバハン。
面接を約束した時間にも来なかった為『ひやかしか？』と思っていた矢先、電話が鳴った。


47歳のオバハン『あの～、今日の15時から面接するものなんですが～』
あたい『（。。まず、名乗れよ。。）。。はい。●●さんでしょうか？』
47歳のオバハン『道が混んでて遅れますぅ～』
あたい『どれくらい（遅れますか？）。。』ツーツーツー。。会話、強制終了。。

話の途中で電話切るなよ。。orz



結局、20分近く遅れてやってきた。

椅子に腰掛けながら、目線は椅子で、片手で履歴書を渡してくる。
こいつ、絶対不採用だ。。

面接を手短に済ませようと思った、その瞬間、
おばちゃんの自己PRタイムが一方的に始まった。


47歳のオバハン『あたしはぁ～、料理が得意でぇ～』

うちは料理関係の仕事じゃありません。。あしからず。。

47歳のオバハン『友達からはぁ～、よく気が利くね、と言われるのぉ～』

あたいの人を見る目がないためか？到底気が利きそうには見えないのだが・・。

47歳のオバハン『友達にはこんな仕事、大卒の私にはもったいないってたくさん言
　　　　　　　　　　　　われたんですけどぉ～、やってみないと分からないしぃ～』

。。こんな仕事で悪かったな。




そんなこんなで延々45分、喋り倒されました。。
勇気をもって途中会話をさえぎっても、ダメですた。。




それにしても、
このオバハンを始め、何人か面接をしたのだが
なぜだか来るのは40代。。
しかも、そろいに揃ってヘンな人ばかり。


40代、つーたら世間サマではまだまだ若いハズなのだが、
面接に来るのは図々しい女性（＝オバハン？）ばかり。
ヒトは若くても、オンナを捨てた瞬間からオバハンへと変身を遂げる。。
青田典子や飯島愛を、見習ってくれ。。このヒト達は、オバハンじゃない。




それにしても、人様の履歴書って初めて見たのだが、
こちらもそろいに揃って、個性的。

・鉛筆書き　（ありえん。。）
・写真貼り付けて、ない　（スピード写真の600円が惜しかったのか？）
・写真が、スナップ写真　（しかも飲み会の写真みたいで、顔、真っ赤）
・殴り書き、訂正の仕方が、雑。（つーか、書き損じた時点で普通書き直すハズ）
・履歴書右半分、意図的に引きちぎっている　
　（右半分は、志望動機とか趣味とか書く欄やし、面倒だったのか？）
　　　↑しかも、手でちぎってあったし。。orz




そんなこんなで、不採用しまくっていたのだが、
どこかで妥協しなきゃいけないのかな。。



土曜も面接が入った。
今度も47歳のヒトだけど、電話で話した感じはオバハン系ではない。


期待、しよう♪