ワタシ 「エスティマ君、伊香保温泉まで案内よろしくっ!」
エスティマ君 「オーケー! 僕にまかせてっ!」
今までのお話:『命の洗濯、イチゴ狩り編』 をご覧下さい。
女四人(うち子供二人)を乗せたエスティマ君は、日本のヘソ、渋川の渋い町並みを眺めながら山へと走ったのであった。
途中、やたらと美術館の看板が立ってんのよ。
自称美術館関係者(※1)のぽいこも、渋川にこんなに美術館・博物館が多いとは知りませんでした。
その中で一際興味を惹いた看板。
それはいくつかの美術館が併記された看板。
『おもちゃと人形 自動車博物館』
『テディベア美術館』
おもちゃと人形はいい、テディベアも人形だしね。そんで大人のおもちゃと考えれば、自動車が付属しても百歩譲ってまぁ許そう。
きっとお金持ちの道楽コレクションなんだな。
『ワインとチョコレートの美術館』
た、多趣味でいらっしゃいますのね。
そしてその看板に小さな看板が付け足されている。
『リス園』
リスゥ!?
案外どんぐり好きのねずみかもしれないよ。(声:糸井重里)
メイ、リスがいい!!
の、リスです。
この取り留めのない組み合わせ、一体どう展示してるの?
久々に学芸員魂(※2)に火がついたぽいこ、
ワタシ 「かのこ、おもちゃと人形が沢山あるところに行ってみようか」
かのこ 「おもちゃのところ、いくーーーーッ!」
びっみょ~にあざとい表現でかのこの許可を取り(ゆいこはお昼寝中)、「エスティマ君、ごめん、行き先変えるよ」と謝って、看板を頼りに博物館(兼美術館、兼リス園)に到着したのでした。
※1 自分でも忘れていたけれど、実は某美術館の主任学芸員(肩書きのみ)
※2 美術にはあまり興味がないが、展示方法には多大なる興味あり
命の洗濯、ごっちゃ混ぜ博物館 【後編】に続く